<市橋容疑者>関与ほのめかす 英女性殺害容疑、追起訴へ
(毎日新聞 - 12月23日 02:33)
千葉県市川市で07年3月、英国人女性リンゼイ・アン・ホーカーさん(当時22歳)の他殺体が見つかった事件で、殺人容疑などで再逮捕された市橋達也容疑者(30)が捜査当局の調べに、リンゼイさんが死亡した経緯について関与をほのめかす内容の供述を始めたことが、捜査関係者への取材で分かった。千葉地検は拘置期限の23日に市橋容疑者を殺人と強姦(ごうかん)致死罪で追起訴する方針。
県警によると、市橋容疑者は11月10日、逃走先の大阪市内で死体遺棄容疑で逮捕されて以降、これまで取り調べに対して黙秘を貫いてきた。捜査関係者によると、リンゼイさんの遺体から検出された体液と市橋容疑者のDNA型が一致しているという。
市橋容疑者は事件発生後の07年3月26日に逃走し、2年7カ月の逃走期間中に整形手術を繰り返し、大阪府内の建設会社で働いていたことが分かっている。千葉地検は12月2日死体遺棄罪で起訴し、同日、殺人と強姦致死の疑いで県警が再逮捕していた。【神足俊輔、中川聡子、斎藤有香】
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【市橋容疑者逮捕】「騒がれ首絞めた」弁護団に説明
産経ニュース2009.12.23 01:48
千葉県市川市のマンションで平成19年3月、英国人の英会話講師、リンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=が他殺体で発見された事件で、殺人と強姦(ごうかん)致死の容疑で再逮捕されている市橋達也容疑者(30)が弁護団に、「(リンゼイさんに)騒がれたので首を絞めた」という内容の説明をしていることが22日、分かった。弁護側関係者によると、市橋容疑者は殺意については否認し、謝罪の意思を示しているという。
千葉県警行徳署捜査本部のこれまでの調べでは、市橋容疑者は、19年3月25日から26日の間、マンションの自室で、リンゼイさんを乱暴したうえ、殺意を持って首を絞め、殺害した疑いが持たれている。
市橋容疑者は、これまでの捜査本部の調べには供述を拒み続けてきたというが、弁護団に対しては「リンゼイさんを暴行しようとして連れてきた。騒がれたので首を絞めた」などと説明。「その後、動かなくなったので人工呼吸をした」とも話したという。
市橋容疑者は死体遺棄容疑で指名手配され、11月10日に大阪市内で逮捕された。その後、殺人と強姦致死の容疑で再逮捕され、勾留(こうりゅう)満期となる23日にも起訴される見通し。
弁護団は近く会見を開き、市橋容疑者とのこれまでの接見でのやり取りについて説明する方針。
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