春から外山啓介さんのピアノリサイタルを心待ちにしていたのに、海の幸と温泉でゆっくりしようと、夫が同日の蒲郡のホテルを予約していた。7月25日、芸術劇場で外山さんの名古屋デビューの日ではないか。http://keisuke-toyama.com/
私は、新進の芸術家の演奏が好きである。原石のような才能を秘めていて、これから幾らでも巧くなることを予感させる、そんな演奏をしばしば聴きに行く。外山さんは、正にそういう人。特に25日の演奏曲目は、ショパンがずらり。ショパンは、細部の表現が問われる、と私は思っている。何でもないような見落としがちな、例えば「嘆きの」音符の僅かな連なりをどう弾くか、そういったことが、ワクワクするような楽しみである。
明日は聴きにいけなくて、残念。新しいCDを聴いて、埋め合わせしよう。