産経WEST 2017.10.27 15:10更新
【元名大生殺人公判】「人殺したい考え浮かぶ」 元名大生、控訴審質問で
名古屋大在学中に高齢女性を殺害、高校時代にも仙台市で同級生ら2人に劇物を飲ませたとして殺人や殺人未遂などの罪に問われ、1審で無期懲役の判決を受けた元女子学生(22)の控訴審公判が27日、名古屋高裁(高橋徹裁判長)であり、元女子学生は被告人質問で「一審判決後も人を殺したいという考えが浮かんだ」と述べた。
一連の事件に対する責任能力の有無が最大の争点。弁護側は一審同様、元女子学生には重い精神障害があり、責任能力を問えないと主張。被告人質問の実施を請求し、高裁が認めていた。
名古屋地裁判決などによると、元女子学生は19歳だった平成26年12月、知人女性=当時(77)=を名古屋市の自宅で殺害。12年5~7月には、仙台市で同級生ら男女2人に飲み物に混ぜた硫酸タリウムを飲ませ、殺害しようとした。また仙台市の民家に放火し、住民を殺害しようとした。
◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です *強調(太字)・着色は来栖
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「殺意和らぎ、減った」=被告人質問で元名大生-名古屋高裁
2017年10月27日 17時22分 時事通信社
名古屋市で知人女性を殺害し、仙台市で高校の同級生ら2人に劇物の硫酸タリウムを飲ませたとして、殺人罪などに問われた名古屋大の元女子学生(22)の控訴審第2回公判が27日、名古屋高裁(高橋徹裁判長)であり、被告人質問が行われた。
元学生は継続した投薬治療で、「殺意が和らぎ、殺意が浮かぶ時間や頻度が減った」と話した。
元学生は今年3月、一審名古屋地裁で無期懲役の判決を受け、控訴した。
被告人質問で元学生は、一審判決について「筋が通っていると思ったが、タリウム没収は嫌だった」と不満を述べた。
弁護士の差し入れた書籍を参考に、毎日浮かぶ殺意の感情を制御しようと試みているといい、「人の手を借りながらでも、人を殺さない自分になる方法を探していきたい」と淡々と語った。
◎上記事は[livedoor NEWS]からの転載・引用です *強調(太字)・着色は来栖
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最高裁人事(30日付)
朝日新聞デジタル 2017年9月30日05時00分
最高裁人事(30日付) 大阪高裁部総括判事(名古屋高裁部総括判事)村山浩昭 ▽名古屋高裁部総括判事(札幌高裁部総括判事)高橋徹 ▽札幌高裁部総括判事(釧路地家裁所長)登石郁朗 ▽釧路地家裁所長(横浜地裁部総括判事)本多知成
(29日)定年退官(大阪高裁部総括判事)笹野明義
◎上記事は[朝日新聞]からの転載・引用です *強調(太字)・着色は来栖
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東海 NEWS WEB
元女子大生 殺したい考え浮かぶ
10月27日 19時09分
3年前、名古屋市で知り合いの女性を殺害した罪や仙台市で同級生2人に劇物のタリウムを飲ませて殺害しようとした罪などに問われ1審で無期懲役の判決を受けた元女子大学生の2審で、元女子大学生は、27日の被告人質問で「1審の判決後も人を殺したいという考えが1日に5、6回浮かぶ」と述べました。
22歳の元女子大学生は平成26年、大学1年生のとき、名古屋市の自宅アパートを訪ねてきた知り合いの77歳の女性を殺害した罪や、その2年前の高校2年生のとき、仙台市で高校と中学時代の同級生2人に劇物のタリウムを飲ませて殺害しようとした罪などに問われています。
1審で、被告の弁護士は「複雑な精神障害の影響で、当時、刑事責任能力はなかった」と無罪を主張しましたが、名古屋地方裁判所は無期懲役の判決を言い渡し、元女子大学生が控訴していました。
27日、2審の被告人質問で、元女子大学生は弁護士から判決後の殺意の有無について聞かれると、「人を殺したいという考えが1日に5、6回、多いときで10回以上浮かぶ」と述べました。
さらに、「判決のとき、タリウムの没収が嫌だなと思いました」と答えました。
また、検察からの質問で、化学薬品への興味について聞かれると、「人に飲ませたいという気持ちはあまりありません」と答えましたが、焼死体については「まったく興味がないと言えばうそになる」と述べました。
そして、検察からどのような判決を望むかと尋ねられると、「量刑というより、刑務所の中で治療が出来て人を殺さない自分になれる根拠があれば受け入れられる」と述べました。
◎上記事は[NHK NEWS WEB]からの転載・引用です
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元名大生「今も人殺したい」
2017年10月28日
■殺人・タリウム事件 控訴審の被告人質問で
知人女性を殺害し、同級生らを劇物の硫酸タリウムで殺害しようとしたなどとして殺人や殺人未遂などの罪に問われ、1審・名古屋地裁で無期懲役の判決を受けた名古屋大の元女子学生(22)の控訴審第2回公判が27日、名古屋高裁で開かれた。この日は被告人質問が行われ、元女子学生は「今も人を殺したい気持ちが浮かぶが、以前より殺意の持続時間が短くなった」などと、1審判決後の精神状態について語った。
弁護側は、精神障害を理由に無罪を主張している。マスクを着け、白色シャツに黒色ズボン姿で入廷した元女子学生は、はっきりとした声で質問に答えた。
殺人の欲求について、元女子学生は「あまり変わらない。弁護人を殺したいと思ったりする」「1審後も人を殺したい気持ちが1日5~6回、多い時で10回以上浮かぶ」などと説明。一方、投薬治療で気分の波が穏やかになり、弁護人が差し入れた書籍に記載された瞑想めいそうなどを実践したことで「以前は2~3時間続いた殺意が数分間になった」と述べた。
また、元女子学生は「人を殺さない自分になりたい」と繰り返し強調。控訴した理由は、そのための治療が刑務所でできるという根拠がないためだとし、「人を殺さない自分になるための治療や療育が刑務所で行われる根拠があれば、1審判決の通りでも構わない」とも語った。
無期懲役とした1審判決については「特に何も思わなかった」と淡々と振り返ったものの、「(裁判長から)あなたは更生できると言われてうれしかった」とも語り、「人の手を借りながらでも、人を殺さない自分になりたい」と述べた。
次回公判は11月9日。弁護側が証人申請した精神科医の尋問が行われる。
2017年10月28日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
◎上記事は[読売新聞]からの転載・引用です *強調(太字)は来栖
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◇ 元名大生出廷 女性殺害・タリウム事件 名高裁(村山浩昭裁判長)初公判2017/8/24
◇ 「殺人・タリウム事件」元名大生側が控訴 2017/4/5付け 「控訴の理由はコメントを控えたい」主任弁護人
◇ 元名大女子学生「高齢女性殺害・硫酸タリウム混入・放火事件」に無期懲役の判決 名古屋地裁2017/3/24
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◇ 名大女子学生 いびつな願望 「佐世保事件が影響」か 殺人事件・タリウム事件・放火容疑(焼死体に興味)・・・
◇ 「タリウム女子」は法廷で「検事も弁護人も殺したい」 「19歳殺人鬼」顔・実名隠しに何の意味があるのか 『週刊新潮』2017/3/2号
◇ 「酒鬼薔薇君、大好き♪ 少年法マンセー!」心に魔物を育てた名大女子学生の履歴書 『週刊新潮』 2015年2月12日号
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