相模原殺傷事件から1年半 NHKが元職員植松聖被告と接見(NHK NEWS WEB 2018/1/25)

2018-01-25 | 相模原事件 優生思想

相模原殺傷事件から1年半 元職員の被告 自己正当化続ける
 NHK NEWS WEB 2018/1月25日 5時42分
 相模原市の知的障害者施設で46人が殺傷された事件から、26日で1年半です。殺人などの罪で起訴された元職員の植松聖被告は今週、NHKが行った接見を通じた取材に対し、今もゆがんだ差別的な考えを持ち、殺害しか方法がなかったとみずからを正当化する主張を続けていました。一方で、犠牲者や遺族への明確な謝罪はありませんでした。
 この事件は、おととし7月26日未明、相模原市緑区の知的障害者の入所施設「津久井やまゆり園」で、入所していた障害のある人たちが次々に刃物で刺されて19人が殺害され、27人が重軽傷を負ったもので、元職員の植松聖被告(28)が殺人などの罪で起訴されています。
 NHKは、障害があるという理由で、大勢が殺害された事件の深層に迫ろうと、植松被告と去年6月から手紙のやり取りを続け、今週、勾留されている横浜拘置支所で初めて接見しました。
 植松被告は、逮捕された当時のような金髪ではなく、髪を伸ばして後ろに束ね、黒のダウンジャケットを着て面会室に現れました。
 事件を起こした理由を改めて聞くと「重度の障害者は意思疎通が取れないので、存在自体が不幸を作る」と、差別的な考えが理由だったと一方的な主張を繰り返しました。
 こうした考えを持ったきっかけの1つとして、10通にのぼる手紙や接見の中で、施設で働いていた当時、風呂場で発作を起こして溺れそうになった入所者を助けたものの、家族からお礼を言われることもなく、障害者は家族にとって望まれている存在なのか疑問に感じたと身勝手な考えを示しました。
 そのうえで接見で「なぜ殺害という方法を選んだのか」と問いただすと、「どうしたらよかったと思うか。殺害以外にほかに方法はなかった」と、今もゆがんだ差別的な考えを持ちみずからを正当化する主張を続けていました。しかし、犠牲者や遺族への明確な謝罪はありませんでした。

 ◎上記事は[NHK NEWS WEB]からの転載・引用です *強調(太字)は来栖
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〈来栖の独白〉
 NHKは、何故にこれほど一方的、感情的な記述をするのか。
>みずからを正当化する主張を続けて
>差別的な考えが理由だったと一方的な主張を繰り返しました。
>身勝手な考えを示しました。
>今もゆがんだ差別的な考えを持ちみずからを正当化する主張を続けて
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