マイクロソフト減収減益続く 

2009-07-25 | 国際

マイクロソフト減収減益続く 2四半期連続、ウィンドウズ不振
 【シリコンバレー=村山恵一】米マイクロソフト(MS)が23日発表した4~6月期決算は、売上高が前年同期比17%減の130億9900万ドル(約1兆2400億円)、純利益が29%減の30億4500万ドルだった。パソコン需要の低迷などで主力品の販売が振るわず、2四半期連続の減収減益となった。IT(情報技術)市場の構造変化が進むなか、ネット事業のテコ入れなど新たな収益源の確立が課題となる。
 2009年6月期の売上高はその前の期に比べ3%減の584億3700万ドル、純利益は18%減の145億6900万ドル。通期でも1986年の上場以来初めて減収減益となった。業績悪化を受け、米株式市場の時間外取引でMSの株価は23日終値比で一時8%超下落した。
 不振が目立つのはパソコン用基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」部門。4~6月期の同部門の売上高は29%減の31億800万ドル、営業利益は33%減の21億6700万ドル。世界パソコン出荷台数が5~7%減ったうえ、高機能OSを必要としない低価格ノートパソコンに需要が移り収益の足を引っ張った。(日経新聞夕刊2009/7/24)

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新S 「くらべる一面」日本経済新聞7/25
 金融危機に目を奪われている間に、IT(情報技術)産業で大きな地殻変動が起きています。4−6月決算では「ウィンテル」といわれるマイクロソフトとインテルの業績が伸び悩み、グーグルやアップルが2ケタ増益を記録しました。重装備のパソコンから、安くてもネットをフル活用できる端末へのシフトが進んでいます。IT産業の回復は世界各国の株式相場の復調にも一役買っています。読み解きを3面に大きく展開しました。(田)


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