ダン・タイ・ソンのショパン

2007-06-18 | 日録
 ショパンのノクターン№20。ダン・タイ・ソンを真似て優しくやさしく弾いてみたところ、びっくるするほど私自身の気持ちが優しく柔和になった。夢中で何度も繰り返した。昨日のダン・タイ・ソンの演奏が私のなかに消えずにあって、胸がときめいてならない。偉大な演奏家の演奏というものは、言葉なくして奏法を教えてくれる。こういうふうに弾けば良いんだよ、と明らかにしてくれた。弾きながら、自分の手であって、そうでないような戦慄を覚えた。一気に一皮剥けたような感じ。やはり、「心で」弾くものだ。

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