尖閣接続水域に入った潜水艦 政府が中国側に抗議 海自が追尾 中国旗掲げる 2018/1/12

2018-01-12 | 政治〈領土/防衛/安全保障/憲法/歴史認識〉

産経ニュース 2018.1.12 19:03更新
尖閣接続水域の潜没潜水艦は中国籍 政府が正式確認、駐日大使に抗議 海自が追尾、中国旗掲げる
 画像;東シナ海公海上で中国国旗を掲げて航行する潜水艦=12日午後(防衛省提供)
 政府は12日、10~11日に尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の接続水域を潜没航行した潜水艦について、中国海軍所属であることを確認したと発表した。海上自衛隊の護衛艦が追尾していた潜水艦が12日、東シナ海の公海上で海面に浮上した際に中国国旗を掲げた。潜水艦が護衛艦を挑発する意図があった可能性もある
 これを受け、外務省の杉山晋輔事務次官は12日、程永華駐日大使に電話で「新たな形での一方的な現状変更で、事態の重大なエスカレーションだ」と抗議した。杉山氏は11日も程氏を外務省に呼んで抗議しており、2日連続の抗議は異例だ。
 政府は11日の時点で潜水艦の国籍を公表していなかった。自衛隊は通常、潜水艦のスクリュー音などで国籍を特定するが、防衛省は「情報収集能力が特定される」として公表を見送っていた。
 しかし、海上自衛隊の護衛艦「おおなみ」と「おおよど」は、潜水艦が11日に接続水域を出た後も追跡。12日午後になって尖閣諸島北西の公海上で潜水艦が浮上した際に公然と国旗を掲げたため、防衛省は公表に踏み切った。

 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です *強調(太字)は来栖
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接続水域に入った潜水艦 中国所属と確認 政府が中国側に抗議
NHK NEWS WEB 2018/1月12日 20時36分
 11日、沖縄県の尖閣諸島沖の接続水域に入った潜水艦が、12日午後になって、東シナ海の公海上に浮上し、中国国旗を掲げたことがわかりました。これを受けて政府は、潜水艦が中国海軍のものだったと確認できたとして、改めて中国側に抗議しました。
 11日、沖縄県の尖閣諸島周辺の接続水域で、浮上しないまま航行する外国の潜水艦が初めて確認され、同時に同じ海域を中国海軍のフリゲート艦が航行していたことなどから、防衛省は、潜水艦は中国海軍の所属と見て分析を進め、追尾も続けました。
 そして、潜水艦は12日午後になって東シナ海の公海上に浮上し、中国国旗を掲げたということです。潜水艦は、追尾していた海上自衛隊の護衛艦の呼びかけには応じず、中国方面に向けて航行していったということです。
 政府は、潜水艦が中国海軍のものだったと確認できたとして、外務省の杉山事務次官が、中国の程永華駐日大使に対し「中国による新たな形での一方的な現状変更であり、事態をエスカレートさせるものだ」として、厳重に抗議するとともに、再発防止を強く求めました。
 また小野寺防衛大臣は記者団に対し、「中国が尖閣諸島に関する独自の主張を行ってきた中で、今回、中国の潜水艦が、初めて尖閣諸島の接続水域を航行し、さらにフリゲート艦も同時に航行したことは、緊張を一方的に高める行為であり、深刻に懸念している」と述べました。
 そのうえで、中国との間で協議が続いている偶発的な衝突を避けるための「連絡メカニズム」について、「あくまでもこの問題と協議は別だが、信頼関係が前提であり、中国側が、その努力をすることは重要だ」と述べました。
*防衛省 目的を分析
 防衛省によりますと、10日から11日にかけて沖縄県の宮古島や尖閣諸島の大正島の沖合の接続水域を航行した外国の潜水艦が、12日午後になって尖閣諸島北西の東シナ海の公海上で浮上し、中国国旗を掲げたのを監視を続けていた海上自衛隊の護衛艦が確認しました。
 護衛艦は航行の目的などを確認するため無線で呼びかけましたが、応答はなく、その後、潜水艦は中国の方向に向けて航行していったということで、防衛省は、潜水艦が中国海軍のものだったとしています。
 中国海軍の潜水艦が尖閣諸島沖の接続水域を航行したのが確認されたのは今回が初めてだということです。
 防衛省は、引き続き尖閣諸島周辺での警戒監視を続けるとともに、目的を分析しています。
 潜水艦がほかの国の沖合を航行する場合、国際法上、領海では浮上して国旗を掲げる必要がありますが、接続水域では浮上しないままの航行が許されています。
*外務省 中国の意図 説明求める考え
 外務省は、中国政府が「海上自衛隊の艦船に対し中国海軍が監視を行った」と主張していることについて、「今回の事態は、中国海軍の潜水艦が、沖縄県の尖閣諸島沖の接続水域に入ったことが引き金となった」と反論しています。
そのうえで、自衛隊が、日本の領土である尖閣諸島周辺の海域で浮上しないまま航行している潜水艦に対する警戒監視や情報収集活動を行うのは当然だとしています。
 外務省は、中国海軍の潜水艦とフリゲート艦が連動したものかどうか、さらに分析を進めるほか、今回の事態は中国による新たな形での一方的な現状変更の試みだとして、中国側に、接続水域に入った意図などについて詳しい説明を求める考えです。
 そのうえで、外務省は「日中関係を改善させていくという立場に変わりはないが、今回のような事態が二度と起きないよう再発防止を強く要請したい」としています。

 ◎上記事は[NHK NEWS WEB]からの転載・引用です
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石平太郎‏ @liyonyon · 14時間14時間前
中国潜水艦と軍艦が尖閣接続水域に侵入した一件、中国国防省は「自衛隊艦船に対する追跡と監視だ」と明言し正当化した。つまり中国軍は今後、この海域で日本の自衛隊を相手に軍事行動を展開していくつもりだ。尖閣を巡る日中争いはこれで、海上保安庁Vs中国海警との対峙から軍事的対峙の段階に入った。
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