加山雄三、愛した「光進丸」のため前を向く 涙こらえ「海に対する感謝の心と希望は持っている」2018.4.2

2018-04-02 | 社会

産経ニュース2018.4.2 13:28更新
加山雄三さんの愛船「光進丸」炎上 静岡県警「放火考えづらい」
 1日午後9時25分ごろ、静岡県西伊豆町の安良里漁港で「船が燃えている」と男性から119番通報があった。船は俳優で歌手の加山雄三さんが事実上のオーナーとして知られるプレジャーボート「光進丸」(104トン)で、消防などが消火に当たり、下田海上保安部が2日午前8時25分ごろに鎮火を確認した。付近に他の船はなく、けが人はいなかった。
 県警下田署によると、光進丸は同漁港から20~30メートルの沖合に係留されていた。同署は「船などで乗り付けて光進丸に火をつけたとは考えづらい」としており、放火の可能性は低いとみている。
 1日午後1時ごろには船を所有する造船会社がエアコンを動かし、船内の空気を入れ替えるなどの保守作業を1時間ほど行っていたという。
 加山さんの所属事務所は2日、公式ホームページで「近隣の皆様、ファンの皆様にご心配ご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます」と謝罪した。加山さんは1日夜に沖縄県宜野湾市で行われたコンサートに出演しており、無事だった。

 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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2018-04-02 20:15
加山雄三、愛した「光進丸」のため前を向く 涙こらえ「海に対する感謝の心と希望は持っている」
 歌手の加山雄三(80)が2日、東京・羽田空港で、きのう1日に静岡・西伊豆町の港で自身が事実上のオーナーの船「光進丸」が炎上したことを受け、緊急会見を行い、謝罪した。加山は涙を必死にこらえながら、愛した光進丸のために前を向いた。
 加山は1日夜に沖縄県内でコンサートを開催。この日、帰京し、会見を行った。愛着のある「光進丸」が炎上したことにショックを受けた加山は、憔悴した様子で登場。前夜の打ち上げ中に知ったと明かし、絞り出すように「相棒が消えていくということは本当につらい」と胸中を明かした。
  昨年11月に行われたORICON NEWSのインタビューで加山は休みが3日以上あれば船の上で過ごし、多いときで月に10日ほども乗ると明かし「最近では、南こうせつくんや竹中直人くんも来たし、奥田民生くんも来た。斉藤和義くんや氣志團とか一緒にステージをやってくれた人を呼ぶんだよ」と愛する光進丸について語っていた。
  この5月にも知人を招く予定があった。夏以降も計画を立てていたという。「航海の思い出はすごくある。特に夏はいろんな海に行った。乗っているみんなで過ごす楽しい時間が多かった」と振り返り「もう、それができなくなった」と寂しそうに語った。
  設計から携わり、光進丸の全てを知っている。「私の分身みたな存在。全て隅々まで知りつくしている」と話し「だから、なぜ…。思い出いっぱいでね…」と突然の別れに言葉を詰まらせた。炎上している光進丸の映像を見たときは「ショックで……。夢であってほしい。うそだろうと」とぽつり。修復できる可能性は「まず不可能だと思います」と永遠の別れとなることを覚悟した。
  光進丸へ思うことを聞かれると「申し訳ないと同時に感謝の気持ち。心で手を合わせた。よく今ままで頑張って我々に幸せを与えてくれたなと。そんな気持ちでいっぱいです」と胸中を語った。かけたい言葉は「ありがとう、よく頑張ったな」とした。
  今後については「それどころじゃない」と話した。それでも海への思いを問われると「まだ生きています。海への愛と海に対する感謝の心と希望は持っています」ときっぱり。「光進丸」を歌った船と同名の「光進丸」という歌については「僕は歌います。『光進丸』のためにも心から見送ってやりたいと思っている。『光進丸よ、ありがとう』と。もらった幸せを生涯持って、感謝しながら、まだ歩いていくぞ、という気持ちで歌いたいですね」と悲しみを振り切るように語っていた。
  そして加山は「とにかく前を向いて。人生には試練がいろいろある。こんなことでめげないでお詫びしながら前を向いて頑張っていきたい。夢は捨てていません。一歩一歩、地に足をつけて歩いて行こうと思っている」と涙をこらえて、前だけを見据えた。
  炎上した光進丸は3代目で、初代は映画『海の若大将』にも登場。西伊豆の「加山雄三ミュージアム」には操舵室の再現コーナーや、歴代の光進丸を再現した模型が展示されている。
*三代目 光進丸
全長(OA):30.56メートル
船幅(OA):6.61メートル
喫水(MLD):BL1.4メートル
総トン数:104トン
巡航速力:12.4ノット
最高速力:15ノット
エンジン:ディーゼル910馬力×2基
定員:18人

 ◎上記事は[ORICON NEWS]からの転載・引用です
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〈来栖の独白〉
 加山さん、如何ばかりお辛いことだろう。愛着のある「光進丸」、相棒である。しかし、もっと相応しいのは、「わが子」であり、「分身」といった言葉ではないだろうか。
 すてきな加山さんだが、もう80歳でいらっしゃる。こういった衝撃は、年齢を直撃する。
 祈っています。光進丸さん、加山さんの為よく頑張りましたね。
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