和田アキ子 島田紳助さん/うらぶれて袖に涙のかかるとき人の心の奥ぞ知らるる/士は己を知る者の為に死す

2011-09-01 | 社会

和田アキ子、内田裕也 成田で“紳助さん”“幸子婚”語る
中日スポーツ2011年9月1日
〈前段、後段略〉
 暴力団関係者との交際から芸能界を引退したタレントの島田紳助さん(55)と親交が深く、“芸能界のご意見番”で知られる歌手の和田アキ子(61)が31日、休暇先の米国から成田空港着の航空機で帰国した。(略)早速島田さんの引退について問われると「残念です」と、やるせなさをにじませた。
 1987年から3年間、島田さんとともに日本テレビ系「歌のトップテン」の司会を務め、最近では「リーブ21」のCMで共演。島田さんを弟のようにかわいがってきた“ゴッド姉ちゃん”は、最初に島田さん引退のニュースを聞いたときの気持ちを問われると「信じられなかったです。あまりにも急すぎて…」とうつむいた。
 島田さんから8月23日の会見前に電話があったが、休暇中で出られなかったという。普段からメールのやりとりもしていたが、引退をほのめかす内容はなかったとも。「島田さんと連絡は?」との問いかけには「彼が連絡してくるだろうから…」としばらく様子を見る考えを明かした。
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〈来栖の独白 2011/09/01〉
 「うらぶれて袖に涙のかかるとき、人の心の奥ぞ知らるる(朝日拝む人あれど、夕日を拝む人はない)」とは、よく聞くフレーズだ。
 報道陣からマイクを向けられた和田さんは怯えていた。「ちょっと前までの、昇る朝日のような紳助ではない、黒い紳助」と関連付けられ、累の及ぶことを心底恐れている風に見えた。移ろいやすい「人気」をアテにする浮草稼業。“ご意見番”と呼称されるに相応しい「一家言」など、持ち合わせてもいない。NHK大晦日の「紅白」への出場、それだけが金科玉条だろう。
 「士は己を知る者の為に死す」という中国、春秋戦国時代の言葉がある。おのが能力をこの上なく評価し屋敷まで与えてくれた主人 智伯に、命懸けで忠義を貫いた予譲の話だ。
 紳助さんは8月23日の会見直前に和田さんに電話をしたという。切迫した状況のなか、紳助さんが和田さんに語りかけたいことがあった、よほどのことがあった、それほどの仲だったということだろう。その紳助さんの心に対し、和田さんは「休暇中で出られなかった」と言い、「島田さんと連絡は?」との問いかけには「彼が連絡してくるだろうから…」としばらく様子を見る、という。
 自分を慕って「最後の」電話をしてきた人に、あまりにつれない。彼のための危機感というものがまるで感じられない。自分を慕ってくれた、そんな紳助さんのためなら、何をおいても駆けつけて心配してやったらどうか。守ってやったらどうか。
 同じ人気稼業でも、松山千春さんは腹が据わっていた。鈴木宗男さんとのことだ。

ムネオ日記「それでは行って参ります。私は元気です。私はへこたれません」2010-12-08 | 政治/検察/メディア/小沢一郎
 ムネオ日記2010年12月6日(月) 鈴 木 宗 男
 
昨夜は鈴木家全員で家内の手作りの夕食。何とも言えぬ格別な味がした。
 孫の元気な姿が神々しく見える。
 いよいよ収監の日、家内は私の大好物をしっかり用意してくれる。
 娘とたわいのない会話をしながら一緒に明治神宮に向かう。厳粛な気持で「真実が明らかにならなかった悔しさ無念さを正直に思いながら、国家の安泰と世界平和」を祈念する。見事な天気のもとで参拝し心洗われる思いである。
 多くの人から「身体に気をつけて」と、電話・FAXが入る。かけがえのない素晴らしい凄い後援者にめぐまれ感謝の気持で一杯だ。
 松山千春さんから「ムネオさん胸を張って堂々と行って下さい。足寄が故郷の我々はどこまでも一緒です。居ない間のことは心配しないで任せて下さい」と励ましを受ける。私にとって一番の「お告げ」であり、精神安定剤である。
 松山千春さんはじめ北海道・全国の後援会、新党大地の皆さんしばらく留守をしますがどうぞ宜しくお願い致します。
 それでは行って参ります。私は元気です。私はへこたれません。私には心ある人が付いています。お目にかかれる日を楽しみにしています。ごきげんよう。
 また、モトケンの田中森一氏は『反転 闇社会の守護神と呼ばれて』(幻冬舎)のあとがきで、次のように書く。
“石橋産業事件で逮捕・起訴されたときには、元の同僚検事や弁護士がえらく心配してくれた。
「おまえは利用されただけなのだから、許永中と分かれて公判に臨むべきだ。こっちで弁護団を組むからな」(略)
 だが、私は許永中に詐欺行為はない、という立証方針で公判を闘った。その結果、懲役3年の実刑判決を受けた。それは甘んじて受け入れなければならない。
 なぜそうまでして彼をかばおうとしたのか。よくそう聞かれる。
 その理由は私にもわからない。あえて言えば、
「田中森一はあれだけ親密にしていた永中を裏切った」
 世間からそう云われるのが嫌だった。彼からもそう思われるのが我慢ならなかった。それは、私の弱さでもあり、限界なのだろう。そういう生き方を選択してしまった代償が、懲役3年の実刑である。いまはそう自分を納得させている。”

 
被疑事実ついて起訴されたなら、それを審理し判断するのは裁判所であり、有罪となった場合、それを償わせるのは刑務所においてである。
 裁いたり償わせたりは、友人の果たす役割ではないだろう。友なら、そういう境遇(うらぶれた 夕日)に置かれたときこそ、彼に変わらぬ心で寄り添ってあげたい。無論、これは生易しいことではない。世間を敵に回す覚悟が要る。しかし、紳助さんは、あの切迫した最後の時に和田を求めた。和田に対する最大限の評価が紳助さんにあった。それでなくてどうしてあんな差し迫った状況で電話するだろう。
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 “塀の中”鈴木宗男 前衆議「大地」例会盛況 佐藤優氏/松木けんこう衆議/石川知裕衆議/松山千春氏ら2011-09-19 | 政治/検察/メディア/小沢一郎
 北方ジャーナル2011年09月18日
“主不在”の大地例会に1500人。佐藤優氏らが注目発言

 新党大地(浅野貴博代表代行・衆議)の例会が17日昼、1500人の参加者を集めて札幌市内のホテルで開かれた。鈴木宗男前衆議が昨年暮れに収監され、党の代表者が不在の中での開催だったが、当日は立ち見が出るほどの盛況を見せていた。
 とまあニュース風に書くのはここまでにして、面白かったのは「とにかく役者が揃っていた」ということ。だいたい主人公が塀の中ということ自体、こういう類いのセミナーではまずあり得ない。来賓のメンバーもふるっている。民主党北海道代表の荒井聰衆議や徳永エリ参議はともかく、民主党を除籍された自称“はぐれ鳥”の松木けんこう衆議、刑事被告人として裁判闘争中の石川知裕衆議らが登場。「大地」とは縁が深い2人はユニークな挨拶をそれぞれ披露し、大きな拍手を贈られていた。
 続いてムネオ氏の親友であり党代表世話人の松山千春氏の爆笑挨拶、そしていわゆるムネオ事件に連座して有罪判決を受けた佐藤優氏が北方領土がらみのテーマで講演。まさに“お騒がせ男”たちの競演という例会だった。
 それぞれ注目すべき発言があった。松山氏が「解散になったら苫小牧、室蘭で立つかもしれません」と述べ、次期衆院選道9区(胆振、日高管内)から出馬する可能性に言及したこともそのひとつ。だが私にとって興味深かったのは、佐藤氏がこれまでのロシアとの外交交渉の内実を明かし「来年、プーチン首相が大統領に返り咲いたら北方領土は返ってくる可能性が大いに高まる」と断言したこと。「現在、ロシアが4島の開発を謳っているのは、(日本への)ひとつのサイン」とし、現在の政府や政治家に“外交リテラシー”が欠如していることに警鐘を鳴らした。
「だからこそ鈴木先生の力が必要なんです。私は毎日手紙を彼に書いています。これからも理論的に支えていきますが、政治家は情の面でも支えが必要。どうぞ、鈴木先生をよろしくお願いします」
 佐藤氏はこう言ってステージから観客席に降りて土下座し、深々と頭を下げた。
 例会の冒頭、服役中の鈴木代表からのメッセージが披露されたが、最近面会したという松木衆議や石川衆議の話によれば「涙もろくなったが極めて元気」とのこと。会の途中で、新党大地の公認や推薦を受けて当選した地方議員も紹介され、「主不在」でも党の勢いが衰えていないことを参加者に印象づけていた。 (く) *強調(太字・着色)は来栖
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