ホームレス宿泊施設パンク 名古屋市、新たに社員寮借り上げ

2009-01-07 | 社会

【雇用崩壊】
2009年1月7日
寝る場所や仕事の相談をする人たちで混雑する市保護課窓口=6日午後、名古屋市の中村区役所で
 住まいのない人たちを一時的に受け入れるために名古屋市が借り上げていた民間簡易宿泊施設に5、6日と入所希望者が殺到。同市は6日、市内の新たな民間施設を借り上げて無料で提供するなど、対応に追われた。
 新たな簡易宿泊所は、もともと派遣会社の社員寮だった施設。6日から13日まで最大1週間の利用となる。一日三食の食事と寝具の貸与があり、トイレとシャワーが共同で使用できる。対象は住居や仕事がなく、就労の意志や能力がある人で、数十人の受け入れが可能だという。
 同市では、これまで中村区に定員60人の民間施設を借り上げていたが、仕事始めの5日に入居希望が殺到しパンク状態に。13人を緊急的にカプセルホテルに宿泊させる措置を取った。6日は、中村区役所に107人が生活保護を求めて訪れ、希望者12人が新しい宿泊所に入居した。
 中村区役所の窓口に並んでいた元派遣労働者の男性(40)は1カ月半の路上生活を経て、ようやく市の簡易宿泊所を確保。「労働の意欲を見せろって言うが、やる気はある。でも、住まいが安定しないと、仕事なんて探せない」。6日は延泊手続きのため区役所と職業安定所を往復し、疲れきった様子だった。
 同市では、7日朝に港区の無料宿泊所の利用者約300人が退所期限を迎えるため、新たな対応を迫られる。

http://www.k4.dion.ne.jp/~yuko-k/adagio/haken-kiri.htm


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。