元名大生の母「違う接し方していれば…」 公判で後悔の言葉
2017/2/16 23:50
殺人や殺人未遂の罪に問われた名古屋大の元女子学生(21)の裁判員裁判で、名古屋地裁(山田耕司裁判長)での公判が16日開かれた。証人として出廷した元女子学生の母親は「事件を起こすような子供ではないと、決めつけてしまっていた」などと後悔を口にした。
母親の証言によると、元女子学生は小学生のころ、「気にくわない」との理由で、担任教諭にホウ酸を飲ませようとしたことがあったという。
中学時代には神戸の連続児童殺傷事件について「自分と同じ年でそんなことができるなんて、すごい」と話し、母親は「事件を美化したことにがくぜんとした」と話した。
高校入学後は硫酸銅などの薬品を買い集めるようになり、母親には「持っているだけで安心する」と説明。高校3年のころには、両親との会話もなくなったという。
元女子学生は大学入学後に帰省した際も、犯罪を肯定する発言を繰り返した。母親が注意すると「もっと早く、精神科に連れて行くべきだったね」と返されたという。
母親は「私たちが違う接し方をしていれば、(元女子学生は)この場にはいなかった」と述べ、「今後の人生で、被害者や家族への償いと娘の更生をしていきたい」と話した。
◎上記事は[日本経済新聞]からの転載・引用です
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元女子大生 中学時に殺人美化
NHK NEWS WEB 2017/2月16日 19時01分
名古屋市で、女性を殺害した罪や仙台市で同級生2人に劇物のタリウムを飲ませて殺害しようとした罪などに問われている元女子大学生の裁判で、元女子大学生の母親は「娘は中学生のとき、神戸の児童殺傷事件について、『同じくらいの年の人がそんなことが出来るのはすごい』と、美化するような言い方をして、がく然とした」と証言しました。
元女子大学生は平成26年、大学1年生のとき、名古屋市の自宅アパートで知り合いの77歳の女性を殺害したほか、その2年前の高校2年生のとき、仙台市で高校と中学時代の同級生2人に、劇物のタリウムを飲ませて殺害しようとしたなどとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われています。
16日の裁判では元女子大学生の母親の証人尋問が行われました。
検察と弁護側の双方から生い立ちについて質問された母親は、元女子大学生が小学6年生のとき「理科の実験で使うホウ酸を担任の教諭の給食に混ぜようとした」と聞き、「実際に入れたのか」と問いただすと、「集めたホウ酸を友達がなくしたので未遂に終わった。
代わりに消しゴムのカスやホチキスのハリを入れた」と話していたことを明らかにしました。
また、中学生のときには「2年生の終わりのころから3年生の初めのころ、神戸の児童殺傷事件について説明したが、『自分と同じくらいの年の人がそんなことが出来るのはすごい』と、美化するような言い方をして、がく然とした」と証言しました。
さらに、高校に入ってからは「娘は『頭が良くなりたい』と“頭が良くなるサプリ”を個人輸入するようになった。薬剤師会に聞くと、承認されてない認知症の治療薬と言われ、飲まないように言った。
2年生のときには覚えのない小包が届き、「何か」と聞くと突き飛ばされた。その後、娘から硫酸銅などを自慢げに見せられ、『何かあったら大変だ』と言ったが『持っているだけで楽しくて安心だ』と話していた」と述べました。
裁判の冒頭、母親は「被害者の方やご家族に深い悲しみや計り知れない苦しみを与えたことをおわび申し上げます」と謝罪した上で、「娘が私たち夫婦に育てられていなかったら、何の落ち度もない人が犠牲になることはなかったと確信している。私たちが娘にもっと違うように接していれば、この場にいなかったと思っている」と述べました。
裁判で弁護側は「被告は精神発達上の障害とそううつ病の影響で責任能力はなかった」として無罪を主張しています。
◎上記事は[NHK NEWS WEB]からの転載・引用です
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「人殺したかも」本気にせず=元名大生の母証言-名古屋地裁
殺人罪などに問われた名古屋大の元女子学生(21)の裁判員裁判の第13回公判が16日、名古屋地裁(山田耕司裁判長)であり、証人として出廷した元学生の母親が、2014年の森外茂子さん=当時(77)=殺害事件の翌日、元学生から「人を殺したかも」と関与を示唆する言葉を聞いていたと明らかにした。
元学生は同年12月7日の森さん殺害事件の翌日、名古屋市から仙台市の実家に帰省。母親はその日、元学生から「『夢か現実か分からないが人を殺したかも』と聞いた」と証言した。本気にはしなかったという。(2017/02/16-20:05)
◎上記事は[JIJI.COM]からの転載・引用です
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■ 元名大生公判 2017/2/16 母証人尋問「現役で大学にも合格するぐらいだから、うちは違うと思っていた」
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◇ 「酒鬼薔薇君、大好き♪ 少年法マンセー!」心に魔物を育てた名大女子学生の履歴書 『週刊新潮』 2015年2月12日号
◇ 名大女子学生 いびつな願望 「佐世保事件が影響」か 殺人事件・タリウム事件・放火容疑(焼死体に興味)・・・
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