ノムさん大人気、グッズ・本の売れ行き絶好調

2009-11-01 | 相撲・野球・・・など
 惜しくも日本シリーズ進出は逃したが、最下位だったチームを4年間でパ・リーグ2位に押し上げた、野村克也監督(74)の関連グッズや著書などの売れ行きが好調だ。
 野村監督の著作や楽天の関連本は約25冊。そのうち、選手の管理や采配(さいはい)などを記した代表作「野村ノート」(2005年)は、CS進出争いが白熱した9月には、発行元の小学館に前月の約4倍の注文が舞い込んだ。同社では「エースの品格」(08年)、「野村主義」(09年)も、予想以上の売れ行きという。
 仙台市内の書店は、特に売り上げを伸ばしている。野村監督の関連本を約15種類扱うジュンク堂仙台ロフト店では、すでに4月から「楽天・応援フェア」と題した特設コーナーを設けていた。楽天のCS第2ステージ進出後には、さらに話題書コーナーにまで、監督本が並ぶようになった。
 同店によると、人材育成に関心が高い20~50歳代のビジネスマンらが主な購読層で、「CS進出が見えてきた8月下旬から売り上げが伸び始めた」という。
 関連グッズの人気も高い。退任が決まると、その「雄姿」を手元に残そうと、売り上げに拍車がかかった。オフィシャルストア仙台駅構内店ではすでに品薄状態。渡辺義人店長(33)は、「今買わないと手に入らないと思うファンが多い」と分析する。
 楽天の本拠地・クリネックススタジアム宮城内のショップでは、野村監督のぼやきが入った語録集CD(2000円)や似顔絵Tシャツ(3000円)など数点が残るだけ。
 球団広報によると、昨年まで7、8位の売れ筋だった野村監督関連グッズは、今年は岩隈久志、田中将大両投手に続く3位と人気が急上昇。それに伴い、球団グッズ全体の年間売り上げ高も、前年比2割増となった。
 1番人気のレプリカユニホームは既に売り切れ。ショップにはファンからの問い合わせが相次いでいるが、残念ながら球団広報によると「再生産、再入荷の予定はない」という。(2009年11月1日10時54分  読売新聞)

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。