紫式部の肖像画3点を特別公開…大津・石山寺 2017/3/31まで

2017-01-19 | 本/演劇…など

国内最古、紫式部の肖像画を特別公開…大津・石山寺

特別公開中の紫式部の肖像画3点

特別公開中の日本最古とされる室町時代の紫式部の肖像画=大津市の石山寺密蔵院 

特別公開中の紫式部の肖像画3点=大津市の石山寺密蔵院 

産経WEST 2017.1.19 06:34更新
国内最古、紫式部の肖像画を特別公開…大津・石山寺
特別公開中の紫式部の肖像画3点
 紫式部が「源氏物語」の着想を得た場所として知られる大津市の石山寺で、室町、桃山、江戸の3時代に描かれた紫式部の肖像画3点が特別公開されている。いずれも同寺が所蔵する作品で、同時公開は初めて。国内最古の紫式部の肖像画と伝わる「紫式部聖像」(室町時代)などを見学できる。3月31日まで。
 JR西日本が行う観光キャンペーンの一環で公開。普段は非公開の同寺・密蔵院を展示会場にしている。
 紫式部聖像は、黒地に顔料で紫式部の姿が描かれている。劣化が激しかったが、近年の調査で紫式部の家系や源氏物語執筆の経緯などが書かれた漢文、肖像の左側には「夕顔」や「玉(たま)鬘(かずら)」など源氏物語の6つの場面を描いた絵が確認された。常駐するスタッフの解説もある。
 会場では紫式部聖像のほか、桃山時代に狩野孝信が描いたと伝わる「紫式部図」、江戸時代に土佐光起が描いた「紫式部図」も並ぶ。寺は「3つの肖像画を見比べて楽しんでほしい」と話している。
 肖像画のほかには、「源氏物語図屏風(びょうぶ)」や「源氏物語絵巻」の複製も展示。また、十二単(じゅうにひとえ)の着装体験などのイベントも行っている。拝観300円。別途、石山寺の入山料(中学生以上600円、小学生250円)が必要。問い合わせは石山観光協会((電)077・537・1105)。

 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です


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