碧南夫婦強殺事件 証人尋問…馬氷一樹さん「倒れた父、馬乗りの男」 名古屋地裁 2015/11/4

2015-11-05 | 死刑/重刑/生命犯

倒れた父、馬乗りの男…8歳が見たもの 碧南・夫婦殺害
 朝日新聞デジタル 2015年11月5日00時43分
 愛知県碧南市で1998年6月、馬氷一男(まごおりいちお)さん(当時45)夫妻が殺害され、現金が奪われた事件の裁判員裁判が4日、名古屋地裁であり、犯行を目撃した馬氷さんの長男一樹(かずき)さん(25)が「大柄の男が父に馬乗りになった。母親は、和室で倒れていた」と証言した。
 強盗殺人や住居侵入などの罪に問われているのは無職堀慶末(よしとも)被告(40)。事件当時、一樹さんは8歳で、馬氷さん宅に夕方、男3人組が訪れた際、母親の里美さん(当時36)と次男(同6)と一緒にいたという。
 証人尋問で一樹さんは、大柄な体格の1人がピンク色のゴム手袋をしていたことや、男とテレビを見たり、食事をしたりしたと振り返った。午後9~10時ごろ、2階で就寝したが、「父の車が帰ってきて目が覚めた。父が起こしに来て『110番』という話が出て、父が1階に行き、僕がおりたと思う」と証言。その後、馬氷さんが3人組に羽交い締めにされ、馬乗りにされているのを目撃したという。
 公判では、事件直後の一樹さんの供述調書も明らかになった。馬氷さんは午前1時ごろに帰宅し、一樹さんに「お母さんが死んでるかも知れない。110番する」と伝えて階下へ行った。後ろをついて行った一樹さんは里美さんが和室で倒れているのを目撃した。
 「男3人が後ろから押し倒してお父さんは壁で頭を打った。1人が乗りかかり、2人は手を持っていた。お父さんは『この野郎』と叫んでバタバタしていた」「死んじゃうと思って怖かった。上に乗っていた男が『寝ていいよ』と言うので2階へ戻った。朝起きると誰もいなかった」
 法廷で、一樹さんは「記憶がはっきりしないところがある」と述べ、「当時の(調書の)方が正しいと思う」と語った。5日は共犯の佐藤浩被告(39)の証人尋問が予定されている。
 起訴状によると、堀被告は98年6月28日夕、佐藤、葉山輝雄(46)の両被告と馬氷さん宅を訪れ、里美さんを絞殺。翌29日未明に帰宅したパチンコ店運営会社営業部長の馬氷さんも絞殺し、現金6万円などを奪ったとされる。

 ◎上記事は[朝日新聞デジタル]からの転載・引用です

 * 碧南強殺公判 11/5 佐藤浩被告証言「堀慶末被告に頼まれ」/里美さん「子どもは殺さないで」と言い残して… 
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当時6歳の次男「普通に生きたかった」 夫婦殺害初公判
 朝日新聞デジタル 斉藤佑介 大野晴香 2015年10月29日01時27分
 愛知県碧南市で1998年6月に住宅で夫婦を殺害したとして、強盗殺人などの罪に問われた無職、堀慶末(よしとも)被告(40)の裁判員裁判が29日から名古屋地裁で始まる。2007年に起きた闇サイト殺人事件で無期懲役が確定している堀被告。6歳で両親を殺害された次男は、17年間にわたって抱き続けてきた怒りと悲しみを法廷で訴えたいと言う。
 「小学1年の自分が男のひざの上に抱かれている。見上げると、その顔はぼやけて真っ黒なんです」
 事件が起きた1998年6月28日、馬氷(まごおり)貴成さん(24)は母里美さんと2歳年上の兄と自宅にいた。夕方、インターホンが鳴り、貴成さんが扉を開け、男3人を迎えた。柄のシャツ、ピンク色のゴム手袋……。遊んでもらったと思うが、その先のことは覚えていない。夢の原形は、あの日のおぼろげな記憶だ。この夢を毎日毎日、10年以上も見続けてきた。

 ◎上記事は[朝日新聞デジタル]からの転載・引用です 
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碧南夫婦強殺事件 堀慶末被告「妻殺害 一切関与していない」 名古屋地裁 初公判 2015/10/29 
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愛知・碧南の夫婦殺害 堀慶末被告 死刑確定へ 上告棄却 2019/7/19


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