〈来栖の独白2017.9.4 Mon〉
北朝鮮が9月3日、核実験(6回目)を行ったことで、日米韓政界は怒りや抗議で沸騰している。為す術もなく、ただ「遺憾」「厳重制裁」などと意味のない自己満足恫喝を繰り返す。
もう10年余も前になるが、近くの修道女会のSr.が(彼女を修院へお送りする車の中で)云った。「核を持たせないなんて・・・、自分たちは持っている(核保有している)くせにね」と。随分あっけらかんと本当のことを言うなあ、と顔を見たかったが、彼女は後部座席にいて、叶わなかった。Sr.という種族は、謙遜・従順・清貧を美徳とし、控えめで無口な印象だが、実はそうではない。そのはずだ、一つの宗教・イエスという存在を選択し、それに一生を掛けているのだから、生なかの従順や無批判ではいないだろう。
Sr.の指摘したように、「非核」は日本の憲法9条と同じく、画に描いた餅である。強いと認められた国のみが核を保有することを許され、国連で発言力を持つ。
核のない平和など、存在しない。
日本の幾人かの人々よ。画餅(憲法)で平和が守れるなどという「ボケ」から、目覚めよ。日本の長きにわたる安穏は、アメリカの核の傘に守られてきた。
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◇ [原発保有国の語られざる本音/多くの国は本音の部分では核兵器を持ちたいと思っているようであり]川島博之 2011.5.10
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◇ 広島原爆ドーム「核保有国でないから、こんな悲惨な被害を受ける」を心に刻むインド国防相 WiLL2013/5月号
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◇ イランから見れば、米国が3万発を超える核爆弾を持ちながら、他国の核を認めないのは理不尽だろう
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◇ ファッションで行動する非核平和宣言 日本 米国から核恫喝を受けた中国と、中東で核恫喝を学んだ北朝鮮 2012.04.18
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