宇都宮連続爆発事件2016/10/23 自爆した栗原敏勝容疑者「命と引き換えに冤罪を証明する」宇都宮家裁ー敗訴 最高裁ー棄却

2016-10-25 | Life 死と隣合わせ

宇都宮で自爆した72歳のSNS 半年前「命と引き換えに冤罪を証明する」
2016年10月24日 20時15分 J-CASTニュース  
 宇都宮市内で相次いで爆発があった事件で、自殺した栗原敏勝容疑者(72)は、家庭内トラブルでの立場が社会に受け入れられないことの不当性をSNS上で訴え続けていた。一体何があったのか。

「冤罪DVを晴らす道は自力救済しかありません」「命と引き換えに冤罪DVを証明するしかありません」

■「離婚の慰謝料で預貯金、車、自宅も差し押さえ」
 これは栗原容疑者が事件の半年前、自ら投稿した3分強のユーチューブ動画に映し出した最後の書き込みだ。とすると、少なくともこのときぐらいから爆発物を準備していた可能性があることになる。
 この事件では、栗原容疑者は2016年10月23日昼前、自宅のほか、自らの車、そして最後には、自身の体を爆破したとされており、自爆では、中学生を含む3人が重軽傷を負う惨事になった。報道によると、金属片が40メートル先まで飛散し、付近からビー玉も見つかったという。無差別殺傷を狙った可能性もあり、栃木県警では、殺人未遂事件として動機の解明を進めている。
 栗原容疑者は、1999年に陸上自衛隊を定年退官したが、そのころから家庭内トラブルに悩まされていたようだ。自らのブログやフェイスブックなどによると、娘の1人が精神的な病と診断され、妻は宗教に救いを求めるようになって、次第に険悪な関係になったとしている。
 真偽はよく分からないままだが、栗原容疑者は、妻が退職金など数千万円を治療だとして宗教に注ぎ込み、それを巡って口論になったと主張する。一方、妻らとは、5年前に別居して一人暮らしになり、DV被害も受けたと民事訴訟まで起こされた。栗原容疑者は、娘の妄想行為を止めるためなどだったと主張し、妻からも暴力を受けそうになったと訴えた。しかし、宇都宮家裁で敗訴し、最高裁でも訴えが棄却された。そのうえ、離婚の慰謝料などとして、預貯金や自宅、車まで差し押さえられてしまったと訴えている。
■事件の数日前「自暴自棄に陥っている」
 栗原敏勝容疑者は、こうした境遇は不当だとして、いくつものSNSを使って訴え続けた。特に、裁判所への不満は強く、「DVは、男性の意見は聞きません」「宇都宮家裁は、老後は刑務所に入って生活しろと言わんばかりである」と書き込んだ。ネット上で炎上して注目してもらおうと考えたが、アクセスする人さえ少なかったといい、事件の数日前には、自ら「自暴自棄に陥っている」とSNSで漏らしていた。
 一方、報道によると、妻が栗原容疑者からのDVを栃木県警に訴え、栗原容疑者は、12年2月にDV防止法に基づいて裁判所から半年間の接見禁止命令を受けていたという。
 ニュースのコメント欄では、「痴漢の冤罪と同じだな」「何とか社会の目を向けさせたかったんだろうな」と栗原容疑者の境遇については同情の声もある。しかし、事件に対しては、「無関係の市民巻き込むな」との批判が多くの支持を集めている。
 宇都宮家裁では、J-CASTニュースの取材に対し、「こちらからは、何か説明する予定はございません」とコメントしている。
 高齢者による事件としては、15年6月に東海道新幹線の車内で男(71)が焼身自殺し、女性客が巻き添え死した。16年8月には夏祭り会場に男(68)が火炎瓶を投げ込んで首吊り自殺し、15人がけがをしており、「これから増えそうないやな予感」がするとネット上で不安も広がっている。

 ◎上記事は[livedoor・NEWS]からの転載・引用です
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〈来栖の独白 2016.10.25 Tue 〉
 爆発事件であるから、報道が派手を極める。これまでこの種の記事は弊ブログで取り上げずに来たが、「冤罪」「裁判所」といった語が目につき、詳細に読んでみた。
 裁判所、延いては「役所」とは誰のためにあるのだろう、と私が考えるようになって久しい。
 裁判官になった以上、上(最高裁)に行くことが究極の目標であろうし、そんなもの、家裁にいては、生涯、望めぬ。
 例えば原発の案件でも、国を敗けさせれば、家裁へ飛ばされる。己が出世を断念して初めて、自己の信念(思想)を反映させた判決文が書ける。
 沖縄の翁長知事は国を相手に訴訟を起こしたが、こういった司法の内部の事情(出世と判決の関係)を全く知らぬはずはないだろう。それでも提訴する。自分を知事に選んでくれた県民への一種の「パフォーマンス」に過ぎないことが、透けて見える。知事などはこれで気が済むが、哀れなのは、当該容疑者のような人たちだ。冤罪であっても、自己の正当性を訴えたり、気持ちを浄化させる術を持たぬ。
 裁判所(裁判官、書記官)も役所(官僚、官吏)も、畢竟、そんな彼らを国民の税金で養ってやっているにすぎぬ、と捻くれて考えたりもする私である。

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スポニチアネックス
宇都宮連続爆発事件“道連れ”自殺か「秋葉原のような事件を…」
   宇都宮市中心部の宇都宮城址公園などで爆発があり、巻き込まれた男性3人が重軽傷を負った事件で、焼死した元自衛官栗原敏勝容疑者(72)がネットに「秋葉原無差別殺傷事件のような事件を起こしたい」との趣旨の書き込みをしていたことが24日、分かった。また、同容疑者が使用したとみられる爆発物は、手製だった可能性が高いことも判明。県警は、殺傷能力の高い手製の爆発物で自殺を図り、周囲の人を巻き込んだとみて殺人未遂容疑で捜査している。 
   栗原容疑者の妹の証言によると、同容疑者は今年3月ごろ、7人が死亡、10人が重軽傷を負った2008年の秋葉原無差別殺傷事件と類似する事件を起こしたいとフェイスブックに書き込んでいた。同容疑者が当時、妻との離婚などを巡る訴訟で自暴自棄になっていたため、妹はフェイスブック上で「罪のない人を道連れにするようなことは先祖が許さない」と忠告。しかし「先祖に許しを願った」と回答が来た。姉にも相談し、一緒にいさめると、その後は落ち着きを取り戻したようにみえたが、安心した頃に事件が起きた。
 事件当時、公園では「宇都宮城址まつり」が開かれており、爆発があった時間帯に子供たちによる江戸時代の日光社参を模した「社参行列」が現場近くを通る予定だった。進行が遅れたため、巻き込まれることはなかったが、さらに犠牲者が出る可能性もあった。
 一方、県警は24日、公園の爆発現場や近くのコインパーキングで発生した同容疑者名義の乗用車の火災現場、全焼した同容疑者宅などを現場検証した。
 捜査関係者によると、公園では、複数の焼け焦げた乾電池やリード線のようなもの、くぎ、ビー玉が見つかった。栗原容疑者が自作した爆発物の一部で、くぎやビー玉は殺傷力を高めるために混入させたとみられる。
 コインパーキングの車両火災現場近くでは、焦げた直径20センチほどの圧力鍋のふたのようなもの、栗原容疑者宅の焼け跡からは、複数の家庭用打ち上げ花火も見つかった。
 栗原容疑者は陸上自衛隊で長年、気象予報官を務め、所属していた航空学校宇都宮分校では地上訓練機班長として訓練に使うフライトシミュレーターの改修やパソコンのCPU(中央演算処理装置)の改良などを行っていた。元陸上自衛隊レンジャー部隊教育長で、総合セキュリティー会社「CMSS」のシニアコンサルタントを務める越智楢男氏は「陸自では、戦闘職種や土木部署以外は爆薬、爆弾について学ぶことはないが、通信機器に精通していれば、遠隔操作の起爆装置を簡単に作ることができる。爆発物はインターネットで調べ、材料を集めた可能性がある」と指摘した。
 また、司法解剖の結果、栗原容疑者の死因は、爆発で腹部に強い圧力を受けたための胸腹部挫滅と判明した。
 *秋葉原無差別殺傷事件
 2008年6月8日午後0時半ごろ、東京都千代田区外神田の歩行者天国で、加藤智大死刑囚がトラックで突っ込み、歩行者を次々とはねた後、ダガーナイフで無差別に切りつけた。加藤死刑囚は殺人などの罪で一、二審で死刑判決を受け、昨年2月に最高裁で上告を棄却されて刑が確定した。  
  [ 2016年10月25日 05:30 ]

栗原容疑者 SNSに書き込み「去るときは1人では寂しい」
 宇都宮連続爆発事件
 栗原容疑者が開設したとみられるブログや動画投稿サイトには「自暴自棄」「大げさにしないといけない」などと事件を示唆するような記述があった。
 ブログには、昨年末ごろから、妻との不仲が記載されるようになり、離婚訴訟で敗訴した経緯とともに、裁判官を何度も批判。「大きな事件にならなければ問題に見向きもしない、現代の風潮に不満を持っている」との音声もアップされた。
 別のサイトには「エンディングノートです」とした上で「地球を去る日が訪れるかもしれません」「去るときは1人では寂しいです」とも記されていた。  
  [ 2016年10月25日 05:30 ]

 ◎上記事は[スポニチアネックス]からの転載・引用です
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