「大相撲がある夏」 名古屋場所 2021.7.4 開始

2021-06-30 | 相撲・野球・・・など

大相撲がある夏 名古屋場所

 力湧くご当所場所

    幕内・志摩ノ海 
 中日新聞 2021年6月29日 火曜日
 名古屋場所の思い出をたどると、幼いころに一度か二度、家族と観戦に訪れたおぼろげな記憶に行き着く。志摩ノ海(31)=三重県志摩市出身、木瀬部屋=にとって、より鮮明な記憶は、この時期になるといつも通っていた地元の道場に力士が訪れ、一緒に汗を流したことだ。「親方が来ていると緊張したし、お相撲さんには胸を出してもらった」。元幕内燁司(ようつかさ=同県松阪市出身)の大きな胸に飛び込んだことを覚えている。名古屋場所の原点だ。 
 新型コロナウイルスの感染拡大以降、地方場所は昨年春場所を最後に開催されておらず名古屋が初。志摩ノ海は、手洗い消毒はもろろん、外出先から部屋に帰ってきたら必ず風呂に入り、自らが感染しないよう細心の注意を払っているという。 
 東京を離れるのは、コロナ禍では自身初めて。感染症への油断はできないが、「やっと地方に行ける。地方場所に踏み切れたことは相撲界にとっても良いこと。白星を重ねて見ている人が少しでも元気になってくれれば」と語る。 
 2年ぶりのご当所場所。番付に初めて名前が載ったのが2012年の名古屋なら、翌年、左膝靱帯(じんたい)断裂の大けがをしたのも、リハビリを経て1年後に復帰したのも名古屋。「悪いことも良いこともあったのがここ」。8日目は32歳の誕生日。自然と力も湧いてくる。 
 自己最高位の西前頭3枚目で迎えた今年春場所で上位総当たりを経験した。4勝11敗と星こそ挙がらなかったが、優勝した大関照ノ富士に土をつけた。「しっかり自分の相撲を取れば大関にも善戦できる」。手応えをつかんだ。
 出稽古ができず調整に苦しむ力士がいる中、追手風部屋に次いで2番目に多い5人の関取を擁すのが木瀬部屋。「この部屋は何でもそろっている」。稽古に熱がこもる。当面の目標は三役昇進。「見えるところにある。力を出せば届くんじゃないか」。西前頭9枚目で臨む名古屋を、その足掛かりとする。
  (禰冝田功)
         ◇

 2年ぶりの名古屋場所(中日新聞社共催)が7月4日、名古屋市中区のドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で始まる。昨年は新型コロナウイルス禍に見舞われ、東京・両国国技館で7月場所として開かれた。地方場所の再開を待ち望んでいたのはファンだけでなく、力士ら関係者も同じ。感染症対策に気を配りながら準備を進めてきた人々を紹介する。

 ◎上記事は[中日新聞]からの書き写し(=来栖)
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大相撲がある夏 名古屋場所 ② 呼び出し 照矢 2021.6.30 「中日新聞」
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〈来栖の独白 2021.6.30 Wednes〉
 先ずびっくりしたのは、名古屋場所があるということと、7月4日からということ。コロナ感染が収まっておらず、昨年のように名古屋での開催は、まず無理だろうと思っていた。また、始まりは奇数月の第2日曜日からと思っていたので、7月4日開幕にもびっくり。関係者の皆さんには、一方ならぬご苦労と思うけれど、どうか無事に「場所」が行えますよう、祈っている。


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