猫寺に仲間入り キャリアチェンジ犬「アンディー」 越前市 御誕生寺 2018/5/20

2018-05-21 | 社会

「猫寺」に癒やし犬が仲間入り  越前市の御誕生寺
2018年5月20日 午前11時20分

  
  猪苗代昭順副住職に背中をなでてもらうアンディー。猫にも穏やかな性格という=2018年4月、福井県越前市の御誕生寺
 多数の捨て猫を保護し「猫寺」として親しまれる福井県越前市庄田町の御誕生寺(ごたんじょうじ)で、ゴールデンレトリバーのアンディーが人気を集めている。盲導犬となるための訓練を受け、参拝者にも猫にもほえない穏やかな性格。猪苗代昭順副住職(43)は「皆さんを癒やす存在でいてほしい」と優しいまなざしを向ける。
 アンディーは2歳のオスで、昨年11月末に同寺にやって来た。盲導犬候補として関西盲導犬協会(京都府)で訓練を受けていたが、体重が軽めで体力面に不安があったことなどから「ほかの生き方が幸せ」と判断されたという。
 子どものときから犬も好きだった猪苗代副住職。盲導犬訓練士だった同寺の僧侶から「キャリアチェンジ犬」について耳にし、同協会でアンディーを紹介してもらった。保護猫23匹が暮らし、年間3万人の参拝者が訪れる同寺に迎え入れるには、子どもやお年寄りに不安を与えない、人懐っこい犬が望ましかった。
 普段は事務所内でリードにつながれているアンディーが、散歩やブラッシングのため外に出ると「犬もいるんだ!」と周囲に人だかりができる。猫たちとほど良い距離を保ち、けんかしない様子を見て「お利口ね」と声を掛ける参拝者も。キャリアチェンジ犬としての背景を説明すると納得するという。
 福井県南越前町の的矢峰幸さん(47)は「犬と猫が仲良くしていて癒やされます」と笑顔。高齢者施設から慰問の“招待”を受けるなど、早くも人気者になっている。
 盲導犬の育成には、キャリアチェンジ犬の引き取りが欠かせないそうで、猪苗代副住職は「少しでも目の不自由な方への協力になれば」とアンディーの頭をなでていた。
■キャリアチェンジ犬 日本盲導犬協会のホームページによると「パピーウオーカー」と呼ばれる家庭で1年ほど過ごした後、盲導犬として適性評価・身体的な評価を経て、「訓練を継続しない」と判断された3歳未満の犬。活発すぎる、動物や人を怖がるなどの理由でキャリアチェンジすることが多いという。

 ◎上記事は[[福井新聞]からの転載・引用です
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1 コメント

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春の夜に (あやか)
2018-05-21 21:58:45
微笑ましい、お話しですね。
私は、こういう話しが大好きです。心が癒されます。
猫ちゃんやわんわんと一緒に暮らせること、、、、
ほのぼのとした幸せと生命の大切さを感じます。
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