興正寺前住職退去で合意 高野山、訴え取り下げへ 2018/5/21

2018-05-21 | 社会

前住職側が名古屋の寺を退去  土地売却を巡る対立が収束へ
2018年5月21日 午後1時55分

  
  記者会見する高野山側の添田隆昭特任住職=21日午後、名古屋市の八事山興正寺
 高野山真言宗の別格本山・八事山興正寺(名古屋市昭和区)が所有していた土地売却に絡み、高野山側と罷免された前住職が対立していた問題で、寺に残っていた前住職が21日、寺を退去した。高野山側が明らかにした。
 前住職側は地位確認を求めた民事訴訟を起こし、高野山側は土地の売却代の大半を不正に支出したとして前住職を刑事告訴しているが、それぞれが訴えを取り下げることで合意し、対立は収束した。
 高野山側の添田隆昭特任住職は21日午後、興正寺で記者会見し、前住職から「これ以上檀信徒に迷惑を掛けることは本意ではないので退去したい」と申し出があったことを明らかにした。

 ◎上記事は[福井新聞]からの転載・引用です
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2018年5月21日 14時05分
興正寺前住職退去で合意 高野山、訴え取り下げへ
 高野山真言宗の別格本山、八事山興正寺(名古屋市昭和区)を巡り、高野山側が罷免した前住職(70)に寺の明け渡しを求めている訴訟で21日、前住職が同日中に寺から退去し、高野山側が訴えを取り下げることで合意した。訴訟は25日に名古屋地裁で判決が言い渡される予定。高野山側は取り下げ手続きが間に合わない場合、判決の延期を地裁側に申し入れる。
 高野山の添田隆昭(りゅうしょう)宗務総長と前住職が21日午前、興正寺で面談し、裁判外の和解に向けて協議。寺の住職に関しては前住職も罷免無効を求めて高野山側を提訴しているが、取り下げることで合意した。この訴え取り下げと前住職、その息子の前副住職の退去が確認されれば、高野山側も前住職への明け渡し訴訟を取り下げる。
 また、高野山側は寺所有地の売却代を不正流用した疑いがあるとして、前住職らに対する背任容疑などの告訴状を名古屋地検に提出しているが、売却代の使途に関する訴訟の取り下げが確認されれば告訴を取り下げる方針。名地検特捜部の捜査に大きく影響するとみられる。
 この問題では、前住職が住職在任中の2012年3月、寺の土地6万6千平方メートルを中京大に138億円で売却。高野山側が「無断で売却した」などとして前住職を14年1月に罷免すると、前住職は「罷免の無効」を訴えて提訴。高野山側も15年5月、寺の明け渡しを求めて名地裁に提訴していた。16年9月には、高野山側が、前住職らが土地売却代の不正流用で損害を与えたなどとして、背任容疑などで名地検に告訴状を提出していた。

 ◎上記事は[中日新聞]からの転載・引用です
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八事山興正寺 寺の正面にプレハブ「本堂」…罷免前住職に実効支配されているため 2015/11/25 落慶法要 
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八事山興正寺 梅村正昭住職 総本山金剛峯寺に「住職罷免 取り消し」求める 2014/1/17
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