政府、『日本の領土を守るため行動する議員連盟』の尖閣上陸認めず/野田総理、島に行って守ってほしい

2012-08-14 | 政治〈領土/防衛/安全保障/憲法/歴史認識〉

領土議連の尖閣上陸認めず=政府
2012年8月14日0:06 JST
 超党派の国会議員でつくる「日本の領土を守るため行動する議員連盟」(山谷えり子会長)が許可を求めていた尖閣諸島(沖縄県石垣市)魚釣島への上陸について、政府は13日、認められないと同議連側に伝えた。理由については「尖閣は平穏かつ安定的な維持管理に努めており、政府機関を除く上陸を認めていない」としている。
 同議連は、戦時中に遭難した疎開船の犠牲者の慰霊祭を19日に開催する目的で上陸許可を申請していた。今後、洋上で慰霊祭を行う予定。[時事通信社]
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「野田総理、国民を代表してあの島〈尖閣〉に行って見てほしい」石原慎太郎 2012-08-13 | 政治〈領土/防衛/安全保障〉 
  石原慎太郎 総理は尖閣に行ってほしい
産経ニュース2012.8.13 03:08[日本よ]
 最近の国政に関して笑止千万なことは、韓国の大統領が人気稼ぎに竹島に上陸視察してみせたことに政府筋は大使を呼び戻したりして怒ってみせているが、そんなことは外交手続きのただの形式であって何になるものでもない。ということを政府、特に外務省は知り尽くした上でのただ無難なジェスチュアで、これで政府が何の責任を果たしたことにもなりはしない。相手にしても痛くも痒くもない話だ。
 現今の外務省なる役所には国家を代表して自らの国の利益を守るという気概が一向に感じられない。来日した小平に尖閣問題は後世の者たちの知恵にゆだねようといわれて狂喜したのは外務省であり、自民党政府もそれに引きずられて今日の体たらくとなったのだ。
 日本の今日の国の役所というのはどう眺めても強固な利益集団で、その基盤には役人個々の保身があり、それが引き金となってやっかいな問題を身を挺(てい)してでも解決するという姿勢が欠落してしまった。その一つの証左に、かつて日米大戦の火蓋が切られた際在アメリカの日本大使館の手違いで開戦の通告が遅れ、真珠湾攻撃は卑劣な行為と見なされる恥をこうむったが、その責任者はなんら咎(とが)められることなく出世のレールに乗って行った。
 もっとも戦後にも気骨のある役人はいて、田中角栄総理が強引に日中国交回復を行い、幾つかの実務協定を約束した際、ソヴィエトロシアの空が一切閉ざされていた当時、シナの上空を通過すればヨーロッパ行きのフライトの時間が大きく短縮される筈の航空協定に関してシナ側が一歩も譲らず、日本にとって一番利益の多いはずの航空協定が田中総理の一存で座礁してしまい、これに激昂した外務省の志のある役人たちは、この一方的な協定に反対していた青嵐会の仲間に田中総理と周恩来の間の密電をすっぱぬいて悔し泣きしていたものだったが。
 その後外務次官のある発言についてシナ側が反発し、そのために彼の当然の再任が閉ざされてしまい、あれを契機にことシナに関する外務省の姿勢はアメリカに対する以上に卑屈なものになってしまった。
 日本の政治団体「青年社」が現地の過酷な条件の中で死者まで出して建設してくれた、あの危険な水域の安全保持のための灯台を、海上保安庁の指導も得て二、三改修の後正式な灯台として海図に記載させようとしたら、外務省の「時期尚早」という横槍で、後々二十年近く登録されずにきた。正規な発光物が正規に登録されていないと、荒天の際にはむしろ危険なものとなりことは人命にも関わるのに、そう説明しても日本の政府を代表する外務省はシナに気がねしてそれを無視した。さらに国会で有志議員たちが超党派で尖閣の視察を委員会で正式に議決しても政府の横槍で保安庁の船を出させない。
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 そして先般のシナの特殊船による保安庁の監視船への意識的な衝突があり、その犯人を政府は一地方検事の裁断として責任転嫁し一夜にして釈放してしまい、犯人の船長はシナでは英雄として迎えられた。
 今年の春先「人民日報」は、尖閣はシナにとって核心的国益でありそれを守るために我々はさらに果敢な行動に出る。そのために必要な機材も準備すると発表した。それを見て私は、政府に代わってでもあの島々を守るために取得し、いくつかのインフラも整備してあの島々を守らねばと決心したのだが。
 それに呼応して多大な数の国民からの献金があり、国土の防衛に関する国民の意識の高さをようやく認識したのか政府は突然尖閣諸島は国が購入する意思があると表明しだした。そして政府の走り使い程度の政治家が何の具体策も持たず、持ち主と国との過去の経緯も知らずに電話程度で接触してもどうなるものでもあるまい。
 東京都としてもあの島々をただいたずらに抱え込むつもりなど毛頭ない。しかしもし 今回の竹島への韓国大統領の視察に政府として危機感を感じているなら、なぜ総理自身が現実にシナに脅かされている尖閣諸島に上陸視察し国家としての領土に関する意思表示をしないのか。
 それもせずにただ国家の権威をかざして島は国が買ってやるというのでは。まず総理自らが現地に赴いて、石垣の零細な漁民たちのために現地で嵐を避ける漁港を南小島に作ったり、本島ともいうべき魚釣島に有人の、周囲の海の監視施設等を作り、最小限いかなる施設を島に造成し国土を守るかの意思を示すべきだろうに。
 私が国に代わってでもあの島々を買い取って守りたいと表明した後、知己のあるアメリカ政府のかつての高官二人が同じコメントを述べている。元米国防総省日本部長のジム・アワーと元米国務副長官のリチャード・アミテイジだが、先般訪日したヒラリー国務長官も尖閣諸島は日米安保の対象になると明言してはいるが、しかし要は日本の政府自身が本気で国土を守る意思があるのか、ことがさらに白熱化した際、国民の財産を守るために本気で、つまり犠牲を払ってでも国土を守る決意があるのかどうかということだ。
 尖閣におけるホットフラッシュが今後どのような形で高まるのかはまだ分からぬが、その抑制のためにも、本当にその気があるなら、一国の最高指導者たる総理大臣が、敗戦後のどさくさに奪われて残念ながら半ば規定化しつつある竹島もさることながら、現に犯されようとしている国土を国民の意思を背負うて、彼の好きな言葉を借りれば、生命を賭してでも守るために、まず彼自身が尖閣の島々を訪れ、あれらの島々を具体的にどうやって守り抜くかを表明すべきではないか。
 野田総理、国民を代表してあの島に行って見てほしい。 *強調(太字・着色)は来栖


野田総理、竹島を訪問せよ/「遺憾である」との文言は封印し、行為(かの地を踏むこと)によって領土を守れ 2012-08-10 | 政治〈領土/防衛/安全保障〉
 〈来栖の独白2012/8/10 Fri.〉
 野田総理は竹島を訪問せよ。早急に訪問せよ。韓国が本日為した事と同等のことを為せ。併せて尖閣へも上陸せよ。
 北方領土は、メドベージェフ首相がこれを訪問している。野田首相も、北方領土訪問すべきだ。
 向後、「遺憾である」との文言は封印せよ。口で言うな。態度(かの地を踏むこと)で領土を守れ。二度と虚しいこと(「遺憾である」)を言うな。
 国内(閣僚議員の言葉)の問責ごっこは、ほどほどにせよ。森本防衛相の発言ばかりが視野のうちで拡大し、李明博大統領の影が薄くなってゆく。問題が対森本防衛相という構図(政局)に矮小化され、李明博の訪問が忘れられる。
 ちっぽけな政治屋たち、今わが領土が未曽有の国難にあることを自覚せよ。沖縄の基地移転、オスプレイ配備の問題、李明博の竹島訪問・・・これらを中国が小躍りしながら見ている。
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命懸けて守ると韓国大統領 竹島訪問で、首相は「遺憾」
 【ソウル共同】韓国の李明博大統領は10日午後(日本時間同)、日韓両国が領有権を主張し韓国が実効支配する島根県の竹島(韓国名・独島)に上陸、約1時間10分滞在した後、空路ソウルに戻った。
 同行した韓国の代表取材団によると、大統領は竹島滞在中、警備隊員に「独島は間違いなくわが国領土で、命を懸けて守らねばならない価値がある。誇りを持って守っていこう」などと話した。
 野田佳彦首相は10日午後の記者会見で「到底受け入れることはできず、極めて遺憾だ」と述べ、強い不快感を表明した。日韓関係がさらに緊張するのは不可避の情勢だ。
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森本防衛相発言要旨
 森本敏防衛相の10日午前の閣議後の記者会見と、午後の臨時会見での発言要旨は次の通り。
 【閣議後の会見】
 -李明博韓国大統領がきょうにも竹島を訪問する。防衛省としての対応は。
 情報収集に努めている。関係省庁と連携をして、われわれの対応を今後決めていきたい。
 -この時期に大統領が竹島訪問することをどう考えるか。
 日本の防衛政策と少し次元の違う話なので、個人的な印象を言うことは控えたい。防衛省・自衛隊がこの問題にすぐに何か対応するということではない。これは韓国の内政上からくる要請によるものだという印象を私個人としては持っている。韓国が内政上の判断でお決めになったことだと考える。
 -内政上の要請と言ったが、防衛相としてどう考えるか。
 それは全ての国に内政があって、日本にも日本の内政がある。他の国の内政にほかの国がとやかくコメントするのは控えるべきだ。
 【臨時会見】
 -防衛相の発言に野党が反発しているが真意は。
 本日、韓国大統領が竹島を訪問した。これはわが国の竹島に関する基本的な立場と全く相いれず、決して受け入れられないという趣旨だ。他方、どうしてこの時期に韓国大統領が訪問したのかということは、私は多分、内政上の要請があったのだろうという推測を申し上げた。竹島問題が韓国の内政問題だと言った覚えはない。そもそも竹島問題は、日本にとって北方領土と並んで重大な領有権問題であるので、これは外交交渉によって解決されるべきだ。
 -野党は問責決議案を出す構えも見せているが。
 正しく説明する必要があるので、要請があれば行って説明したい。(時事通信2012/08/10-16:31)
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