中国国防省 ミサイル駆逐艦で米艦に警告
NHK NEWS WEB 10月27日 22時42分
中国が南シナ海で造成している人工島から12海里以内の海域を、アメリカ軍のイージス艦「ラッセン」が航行したことについて、中国国防省の楊宇軍報道官が27日夜、談話を発表し、ミサイル駆逐艦などで「ラッセン」に警告を与えたことを明らかにしたうえで、アメリカ軍のやり方は「航行の自由の乱用だ」と非難しました。
この中で、楊報道官は「ラッセン」の航行に対し、「中国海軍のミサイル駆逐艦『蘭州』など2隻が法に基づいて警告を与えた」と明らかにしました。
そして、「アメリカの軍艦が広々とした国際航路を通らず、わざわざ中国が駐屯する島に近い水域に回り込んで武力をひけらかしたのは、国際法の航行の自由に対する一種の乱用だ」と非難しました。
そのうえで、「国家の主権と安全を守る中国の軍隊の意志は揺るがない。われわれは一切の必要な措置をとって自身の安全を守る」としています。
◎上記事は[NHK NEWS WEB]からの転載・引用です
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
首相「国際法のっとった行動」…南シナ海に米艦
2015年10月27日 22時03分
【アスタナ=寺口亮一】カザフスタン訪問中の安倍首相は27日、アスタナのホテルで同行記者団と懇談し、米海軍が南シナ海・スプラトリー(南沙)諸島の人工島12カイリ内で巡視活動を行ったことについて、「国際法にのっとった行動だと理解している」と述べ、支持する考えを示した。
首相は「南シナ海における大規模な埋め立て、拠点構築、現状を変更し緊張を高める一方的な行動は国際社会共通の懸念」と指摘。その上で、「開かれた自由で平和な海を守るため、米国はじめ国際社会と連携していく」と強調した。
沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古沿岸部への移設問題を巡り、政府が代執行の手続き着手を決めたことに関しては、「埋め立て承認を取り消す翁長(雄志)知事の処分は違法だ。最終的に司法の判断を仰ぐ必要がある」と説明した。
2015年10月27日 22時03分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
◎上記事は[讀賣新聞]からの転載・引用です
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
◇ 米海軍、南沙諸島 中国人工島に駆逐艦派遣…人工島と周辺海域を中国の領土・領海とは認めない米国の姿勢
..............