無期懲役の母親、再審無罪判決 大阪・小6死亡火災、即日確定へ
2016/08/10 10:35 【共同通信】
大阪市で1995年に起きた小6女児死亡火災の再審で、大阪地裁(西野吾一裁判長)は10日午前、殺人罪などで無期懲役が確定していた母親青木恵子さん(52)に無罪判決を言い渡した。共犯として無期懲役が確定していた元同居相手の朴龍晧さん(50)も同日午後に判決。
検察側は無罪判決に対する上訴権を放棄する方針で、無罪が即日確定する見込み。最高裁によると、死刑か無期懲役となった事件の再審無罪確定は75年以降で10例目。
判決が無罪と結論付けるだけでなく、当時の捜査の違法性や誤判にどう言及するかが焦点。
◎上記事は[共同通信 47ニュース]からの転載・引用です
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少女死亡火事 再審で母親ら2人に無罪言い渡し 大阪地裁
NHK NEWS WEB 8月10日 13時54分
21年前、大阪市で、小学6年生だった女の子が死亡した火事で、殺人などの罪で無期懲役が確定した母親ら2人の再審=やり直しの裁判で、大阪地方裁判所は2人に無罪を言い渡しました。検察は控訴しない方針のため2人の無罪が確定することになります。
平成7年、大阪・東住吉区で小学6年生だった当時11歳の女の子が死亡した火事では、母親の青木惠子さん(52)と、内縁関係にあった朴龍晧さん(50)が、放火や殺人の罪で起訴され、無期懲役が確定しましたが、大阪高等裁判所は、去年、「自然発火の可能性が否定できない」として裁判のやり直しを認め、2人は逮捕から20年ぶりに釈放されました。2人はやり直しの裁判で改めて無実を訴え、検察は有罪の立証や求刑をしませんでした。
10日の判決で大阪地方裁判所の西野吾一裁判長は、青木さんと朴さんにいずれも無罪を言い渡しました。
このうち午前中の青木さんへの判決では、2人の無期懲役が確定する根拠になった朴さんの自白について、「『ガソリンをまいて火を付けた』という自白のとおりに放火するのは非常に困難で、自然発火の可能性を否定できない」と指摘しました。
そのうえで「逮捕当初、朴さんは警察官から首を絞められるなど恐怖心を抱くような取り調べを受けて虚偽の自白が誘発されたほか、青木さんも精神的圧迫を加える取り調べを受けて虚偽の自白をせざるをえない状況に陥ったと認められる」として当時の捜査の問題点を指摘しました。
検察は控訴しない方針のため、2人の無罪が確定することになります。
◎上記事は[NHK NEWS WEB]からの転載・引用です
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◇ 東住吉女児焼死冤罪 新聞は一切書かない「釈放男」朴龍晧元被告が女児に許されざる暴行
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