「兄貴はしょっちゅう、おっかさんとこ行って、子分に配る金が必要だとお金を貰っていた」

2010-02-12 | 政治

「母に資金無心」で応酬=与謝野氏追及、首相は全否定-予算委
 12日の衆院予算委員会の集中審議で、自民党は、小沢一郎民主党幹事長に加えて鳩山由紀夫首相の「政治とカネ」の問題を徹底追及した。与謝野馨元財務相は「兄が母親から、子分に配る金をもらっていた」とする首相の弟の鳩山邦夫元総務相の「証言」を基に、偽装献金事件の幕引きを目指す首相を執拗(しつよう)に攻め立てた。
 「母親と政治資金の話はしてないような答弁をしているが、実際はしているのではないか」。与謝野氏は、首相側が母親に資金提供を求めていたとする邦夫氏の話を紹介。首相に贈与税逃れの疑いがあるとして、「『平成の脱税王』だ。首相をやる資格はない」と辞任を迫った。
 これに対し、日ごろは温厚な首相は激高。「全くの作り話だ」と完全否定した上で、「母に尋ねていただいても結構。子分に配る金をくれなんて言うわけない」と声を荒らげた。首相のあまりの興奮ぶりに、与党委員から「冷静に、冷静に」との声が上がる場面もあった。
 首相は一貫して、母親からの資金提供を「知らなかった」と説明。先月21日の衆院予算委では「違う事実が出てきたら、バッジを付けている資格はない」と、議員辞職にも言及した。それだけに自民党としては、邦夫氏の証言を持ち出して首相答弁との整合性を突き、「民間人だったら逮捕、起訴だ。首相だけ特別扱いでいいのか」と世論に訴える狙いがある。
 ただ、与謝野氏の質問終了後、邦夫氏は記者団の取材に応じ「母から電話で『お兄さんは子分を養うためにお金が大変要ると言っている』と言われた」と述べる一方、「(母に)兄が言ったか、秘書が言ったのかは知らない」とも指摘。首相自身が母親に資金提供を要請したかどうかは承知していないことを明らかにした。
 予算委の質疑を聞いた民主党幹部は「与謝野氏の質問はえげつない」(党幹部)と反発した。しかし、首相と小沢氏の政治資金問題が響いて内閣支持率の下落に歯止めが掛からない状況に、同党内からは「夏の参院選で惨敗しかねない」(中堅)と危惧(きぐ)する声が漏れる。
 首相は12日夜、記者団に「子分を養うために金が要るみたいなことを考えたこともないし、言うはずもない」と重ねて強調。一方、自民党の谷垣禎一総裁は記者会見で「首相として(疑惑を)払しょくする行動を起こさなければならないのは当然だ。それがなければ心証は限りなくクロに近づく」と、追及の手を緩めない考えを示した。(時事通信2010/02/12-21:26)
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<鳩山首相>母に金無心? 本人は「作り話」と強く否定
(毎日新聞 - 02月12日 12:54)
衆院予算委で自民・与謝野馨元財務・金融担当相による自らの政治資金についての質問に答える鳩山由紀夫首相=国会内で2010年2月12日午前10時25分、藤井太郎撮影
 自民党の与謝野馨元財務相は12日の衆院予算委員会で、鳩山由紀夫首相の弟の鳩山邦夫元総務相から聞いた話として、鳩山首相が実母にお金を無心していたとする「秘話」を明らかにした。首相は全面否定した。
 与謝野氏は約1年前、邦夫氏から「兄貴はしょっちゅう、おっかさんとこ行って、子分に配る金が必要だとお金をもらっていた」と聞いたと披露し、「首相は母と政治資金の話をしていないと答弁しているが、実際はしているのでは」とただした。首相は「まったくの作り話だ。兄弟として信じられない」と強く否定。「議員の中でも私からもらった人は誰もいません」と答えた。これに関連し、邦夫氏は同日、記者団に「母と電話した時、『お兄さんは子分を養うためにお金が大変いるということだけど、あなたは子分いないからいらないわけ』と聞かれた」と述べた。【鈴木直】

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