刑務所での自殺は国の過失 2090万円の賠償命令
産経ニュース2009.10.6 13:34
北九州医療刑務所(北九州市)で平成17年に服役中の長男=当時(25)=が首つり自殺をしたのは、室内にタオルとふきんを放置していた刑務所側の過失として、母親(54)が国に約4500万円の賠償を求めた訴訟の判決で、福岡地裁小倉支部(青木亮裁判長)は6日、約2090万円の支払いを命じた。
訴訟で母親は「タオルとふきんを結んだ長さは96センチで首をつるのに十分な長さだった。本人は、以前にも自殺未遂を起こしたと職員に話していた」と主張。国側は「当時、様子は落ち着いていた。通常では考えにくい特異な姿勢で自殺しており、予見可能性はなかった」と反論していた。
訴状や母親の代理人弁護士によると、長男は16年4月に覚せい剤取締法違反の罪で実刑判決を受け、佐世保刑務所(長崎県)に収容されたが、その後北九州医療刑務所に移され、17年9月、1人部屋のタオル掛けに、つないでひも状にしたタオルとふきんを掛け、首をつって自殺した。
産経ニュース2009.10.6 13:34
北九州医療刑務所(北九州市)で平成17年に服役中の長男=当時(25)=が首つり自殺をしたのは、室内にタオルとふきんを放置していた刑務所側の過失として、母親(54)が国に約4500万円の賠償を求めた訴訟の判決で、福岡地裁小倉支部(青木亮裁判長)は6日、約2090万円の支払いを命じた。
訴訟で母親は「タオルとふきんを結んだ長さは96センチで首をつるのに十分な長さだった。本人は、以前にも自殺未遂を起こしたと職員に話していた」と主張。国側は「当時、様子は落ち着いていた。通常では考えにくい特異な姿勢で自殺しており、予見可能性はなかった」と反論していた。
訴状や母親の代理人弁護士によると、長男は16年4月に覚せい剤取締法違反の罪で実刑判決を受け、佐世保刑務所(長崎県)に収容されたが、その後北九州医療刑務所に移され、17年9月、1人部屋のタオル掛けに、つないでひも状にしたタオルとふきんを掛け、首をつって自殺した。