「安倍総理は″証人喚問になってよかったよ″と言った」「100万円は森友学園内の処理だったのでは」山口敬之氏が激白 2017/3/17

2017-03-18 | 政治

「安倍総理は″証人喚問になってよかったよ″と言った」「100万円は森友学園内の処理だったのでは」ジャーナリスト山口敬之氏が激白
2017年3月17日 23時15分 AbemaTIMES   
 「安倍さん、さっき言ってたけど、"証人喚問になってよかったよ"と。ここまで来たら公明正大に、お互い正直に言うからと。(19日からの訪欧で)非常に難しい交渉があるから、頭の中はそれでいっぱいで、あんまり興味がないようだった。籠池さんとは全く面識がないので、よく知らなかったらしい」。
 17日夜、元TBSワシントン支局長で、昨年出版した『総理』がベストセラーになった山口敬之氏が『AbemaPrime』に出演、直前に森友学園問題について安倍総理と電話で話した内容を明らかにした。
 きのう、森友学園の籠池理事長が明かしたこの爆弾発言。午後の衆院外務委員会で安倍総理は「一方的に名前が出され、私は大変当惑をいたしております。私自身、かねてから国会で答弁をしている通り、籠池氏とはですね、一対一などでお目にかかったことはなく、これは、何回も答弁をしている通りでありまして、個人的な関係はないわけでございます。そうした方に、これだけ価格の寄付を私自身が行うということは、これ、あり得ない話でございまして。また妻や事務所など、第三者を通じても行ってはおりません」と反論した。
 山口氏は「普通の口利きや贈収賄事件は、政治家がお金を取るもの。今回のように、"もらった"という人が安倍さんを貶めようとしているのは珍しい構造だ。もし寄付したとしても選挙区外であれば構わないし、"あげました"と言えば済む話。土地取引に介入したとしたら総理も議員も辞めると言ったが、寄付については言及していない。それに、なんで籠池さんがこのタイミングで言うのかもピンとこない。不思議な事案だ」と首をかしげる。
 「安倍さんという人は、大盤振る舞いはせず、基本的には"割り勘"の人。一緒に食事に行ってもゴルフに行っても完全に割り勘だし、ポンとお金を出す人ではない。特に総理になってからはそういうことはされていないはず。昭恵さんも総理夫人になってからはポケットマネーを出すことには慎重。海外で学校を建てる時も、少しずつみんなで浄財あつめよう、とか」と証言。「籠池さんは、安倍さんの許可なく寄付金を集めたり学校を建設していたようだ。推測でしかないが、籠池さんがもしウソをついていると仮定したら、"安倍さんから寄付金もらったんだ"という話は、他での寄付金集めや行政への働きかけの際にメリットがある」と指摘した。
 同じく今日の衆院外務委員会で民進党の福島伸享議員は「先ほどYahoo!ニュースで、最近話題が沸騰している著述家の菅野さんという人が、物証の現物を入手したという報道が流れています。昭恵さんが講演した2日後に、淀川新北の郵便局から100万円を学校法人森友学園に振り込んでいて、その森友学園の入金元のところは修正液で消されていて、そこには"安倍晋三"って書かれてるっていうのが載ってるんですよ」と畳み掛けた。
 福島議員の言う「菅野」氏とは、おととい籠池氏を匿い、報道陣の前に出てきた人物だ。この菅野氏が「安倍晋三」の文字が見える修正済みの振替払込み用紙を籠池氏本人から入手、その写真を アップした のだ。激しいヤジの中、安倍総理は「すみません、私自身もですね、それは承知をしておりませんので、お答えのしようがないということでございますが、ないものはないと、こう答弁をさせていただいている通りです」と訴えた。
 この振替用紙の問題についても山口氏は「書いたのは森友学園側。だから安倍事務所からの振込があったとか、その証拠にはなりにくいのではないか」とし、「今、森友学園側が昭恵さんの講演料として100万円現金で用意したが、昭恵さんはそれを受け取りませんから、それを寄付という処理にしたんではないかという憶測が流れている。昭恵さんが100万円を用意して大阪に行ったというのは無く、籠池さんが用意したものではないかと言う推測があって、それ以外考えられないのではないか、というのが僕の受け止め。森友学園内の処理だったということではないか」と推測した。
 さらに国会での野党からの追及は、昭恵夫人と籠池夫人の関係にまで及んでいる。福島議員によると、籠池夫人は今回の問題が発覚した後の先月28日と今月8日昭恵夫人からメールを受け取ったと主張しているというのだ。安倍総理は答弁でメールのやりとりがあったことを認め、「先方もよければ、詳細について公開させていただいてもいいと思います。全文をですね。これは全く問題のない中身だと思っております」と答えた。
 「このメールのやりとりも知っている」という山口氏。「昭恵さんが、私は頂いてないですよねと再確認する意味で、籠池さんの奥さんにメールをした、そのやりとり」と明かした。
 山口氏は「注目したいのは、参院予算委員会のメンバーで、籠池さんが自宅に向かい入れたのは野党の4人だけ。籠池さんと5人でぶら下がり取材に応じていた中には、教育勅語はやるべきではないといった共産党の小池晃議員と社民党の福島瑞穂議員がいた。4人は籠池さんの教育方針についても、骨太な話をきちんとしたのだろうか。それとも"寄付金をもらってたんですか"という政権批判のための道具についてのやりとりしてただけなのか。"与党を排除したのは倒閣運動なんでしょ"という見方をされてもしかたない。国会でダメージを与えたいという意思があるようだから、自民党も"いい加減なことを言われても困る"と、出席に強制力があって、偽証罪が問われる証人喚問にしたのではないか」と話し、「安倍さんが怒ったから証人喚問ということではない。安倍さんは今もピンときてない感じだ」と明かした。(AbemaTV/AbemaPrimeより)

 ◎上記事は[livedoor NEWS]からの転載・引用です
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* 「だから私はTBSを退社し、この一冊を著した」永田町を震撼させたエース記者の回想~山口敬之著 『総理』2016/6/9 幻冬舎刊
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安倍政権が「爆弾発言」に反撃 籠池氏、カネ狙い自滅か…保守のはずが共産、民進と連携
zakzak 2017.03.18 
 安倍晋三政権が大反撃を決断した。学校法人「森友学園」の籠池(かごいけ)泰典理事長が、安倍首相側から100万円の寄付を受け取ったとする「爆弾発言」を放ったため、23日の証人喚問を要求したのだ。北朝鮮情勢が緊迫化するなか、レックス・ティラーソン米国務長官来日や、危機対応を優先させてきたが、籠池氏側が「一線を越えた」と判断した。「平和ボケ」の国会審議を続ける一部野党や、偽メール事件の教訓が生かされていないマスコミを沈静化させる意図もありそうだ。
 「(寄付金発言は)首相に対する侮辱だから、しっかり受け止めなければいけない」
 自民党の竹下亘国対委員長は16日、国会内で記者団にこう語った。その後、証人喚問に応じる意向を民進党側に伝えた。証人喚問は、正当な理由がない限り出頭を拒否できず、虚偽の発言をすれば偽証罪に問われる。衆参両院の予算委員会は17日午後、籠池氏の証人喚問を正式決定した。
 与党幹部は「これ以上、籠池氏に虚偽発言を繰り返されたら困る」と強調したが、それほど、籠池氏の16日の発言は衝撃的だった。
 参院予算委員会の山本一太委員長と与野党理事が、大阪府豊中市の小学校用地を視察に訪れた際、テレビの生中継が入るなか、案内役の籠池氏はわざわざ大きな声で、以下のように語ったのだ。
 「学園を作り上げようとしていたのは、みなさん方のご意思があったから。ご意思のなかには安倍首相の寄付金が入っていることを伝達します」
籠池氏は2015年9月に講演で訪れた安倍首相の昭恵夫人から「安倍晋三からです」「どうぞお使い下さい」と100万円を渡されたと説明したという。
 さらに、籠池氏は豊中市の自宅に、民進、共産、自由、社民の4野党の国会議員を招き、寄付金授受の経緯を説明した。ただ、領収書など寄付金の授受に関する物証は示されず、「話をうかがっただけ」(民進党の今井雅人衆院議員)で終わったという。籠池氏は「(学園を)公的資金で助けてほしい」とも語ったという。
 思わぬ「爆弾発言」を受けて、官邸は即座に対応した。これまで安倍首相は「私や妻、事務所が関わっていれば首相も国会議員も辞める」と明言していたからだ。
 菅義偉官房長官は16日午後の記者会見で、「首相に直接確認したところ『自分では寄付はしていない。昭恵夫人、事務所など第三者を通じても寄付していない』ということだ」と語った。安倍首相も記者団に「官房長官から話があった通り」と語った。
 昭恵夫人の個人的寄付の可能性についても、夕刊フジで「ドキュメント永田町」を連載するジャーナリストの山口敬之氏は「籠池氏の発言を受けて、万が一を考えて、官邸と安倍夫妻は徹底的に調べた。昭恵夫人は寄付した記憶はまったくなく、領収書を調べても事実はなく、同行した政府職員にも確認した。『あり得ない』という結論に達した」という。
 これまで政府・与党は、「森友学園」問題について、台風一過を待つ作戦だった。
 北朝鮮が6日、弾道ミサイル4発を同時発射して、うち3発が日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下した。朝鮮半島有事に備えた米韓合同軍事演習が行われるなど、日本周辺の安全保障情勢は緊迫している。北朝鮮は、日本全土を射程圏内に入れるノドンミサイルを200~300基、実戦配備している。ティラーソン米国務長官が15日来日するなど、危機対応を優先させていたのだ。
 ところが、国会審議では、野党中心に「森友学園」問題ばかりが取り上げられた。一部マスコミは、籠池氏側の発信を事実確認もせずに垂れ流した。自殺者を出した「偽メール事件」(06年)の教訓は忘れられていた。
 加えて、保守だったはずの籠池氏が、綱領に「日米安保条約の廃棄」「米軍基地撤退」を掲げる共産党や、蓮舫代表が「二重国籍」問題を抱える民進党などと並んで安倍首相批判を始めたことに、「完全に倒閣運動に加担している。保守の人物とは思えない。黙っていられない。ここは証人喚問で突破するしかない」(官邸周辺)と覚悟を決めたようだ。
 偽メール事件を思い出したのか、蓮舫氏は17日の参院議員総会で、安倍首相から寄付を受けたとの発言は「慎重に取り扱わなければならない」と語った。
 注目の証人喚問はどうなりそうか。
 前出の山口氏は「自民党としては、事実関係を詰めていくしかない。ただ、官邸では『籠池氏は不気味で、何を狙っているのか分からない』という雰囲気だ」という。

 ◎上記事は[zakzak]からの転載・引用です
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中国、尖閣強奪の危機 「森友学園国会」の空費、現実逃避策では許されない ★(4)八木秀次
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