金正恩氏のIQは「人並み以上」 「暴走する性格」 排除恐れ異母兄暗殺 iZa 2017.9.8

2018-04-29 | 国際/中国/アジア

金正恩氏のIQは「人並み以上」 「暴走する性格」 排除恐れ異母兄暗殺
  iZa 2017.9.8 09:17
北朝鮮危機・金正恩の選択 「知能指数(IQ)は人並み以上だった」
 かつて韓国の研究機関、国家安保戦略研究所で所長を務めた南成旭(ナム・ソンウク)氏は7日、独自に得た会話内容を基に分析した北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長のIQについて、産経新聞の取材にこう指摘した。
 金委員長がスイス留学中、年上の交際相手から電話で「たばこをやめたら」と告げられ、口汚い言葉で罵り返したとの逸話も紹介。性格は「普通」ではなく、指導者に就けば「こじれるだろうと予測したが、現実になっている」と語った。
 核実験など軍事的挑発の「原因の半分が暴走する性格から来ており、金正恩氏が除去されない限り、問題は続く」とも警告した。
 米紙ウォールストリート・ジャーナルは5日、「金正恩氏を除去できる方法」と題した社説で、「北朝鮮の体制をできるだけ早く終わらせることが最も人道的な道だ」と論じた。
 米政府は、北朝鮮の政権交代を追求するとは表明していない。ただ、米中央情報局(CIA)のポンペオ長官は7月、フォーラムで「重要なのは核の能力と核を使う人物を切り離すことだ」と述べ、金委員長の追放を示唆。「秘密工作は、トランプ大統領が外交では解決できないと判断した瞬間、提示されるだろう」とも語っている。
 米韓で金委員長の排除による政権交代が公然と語られ始めた。ポンペオ氏の発言に、北朝鮮は報復を警告。最高指導者の“除去”にいかに神経をとがらせているかをうかがわせた。
 韓国の情報機関、国家情報院は、金委員長の家族の動静を国会で報告した。次兄の金正哲(ジョンチョル)氏は、権力から完全に排除され、個人の楽団活動に専念。常に監視下に置かれ、泥酔して酒瓶を割って暴れるなど不安定な精神状態も見せている。

  

 妹の金与正(ヨジョン)氏は、金委員長を補佐する政権の実力者として活発に活動。男系継承が伝統の北朝鮮では、与正氏は金委員長に取って代わる存在とはみなされず、金委員長にとって最も心を許せる肉親なのだろう。
 それに対し、金正日(ジョンイル)総書記の長男であり、後継候補との見方が消えなかったのが異母兄の金正男(ジョンナム)氏だった。実際、海外亡命政府の「首班」に担ぎ出そうと模索する英脱北者団体幹部との接触が判明している。正男氏は2月にマレーシアで暗殺された。次兄も権力から遠ざけ、金委員長の後釜に座る兄弟はいなくなったことになる。
 米韓で金委員長の排除による政権交代が公然と語られ始めた。ポンペオ氏の発言に、北朝鮮は報復を警告。最高指導者の“除去”にいかに神経をとがらせているかをうかがわせた。
 韓国の情報機関、国家情報院は、金委員長の家族の動静を国会で報告した。次兄の金正哲(ジョンチョル)氏は、権力から完全に排除され、個人の楽団活動に専念。常に監視下に置かれ、泥酔して酒瓶を割って暴れるなど不安定な精神状態も見せている。
 妹の金与正(ヨジョン)氏は、金委員長を補佐する政権の実力者として活発に活動。男系継承が伝統の北朝鮮では、与正氏は金委員長に取って代わる存在とはみなされず、金委員長にとって最も心を許せる肉親なのだろう。
 それに対し、金正日(ジョンイル)総書記の長男であり、後継候補との見方が消えなかったのが異母兄の金正男(ジョンナム)氏だった。実際、海外亡命政府の「首班」に担ぎ出そうと模索する英脱北者団体幹部との接触が判明している。正男氏は2月にマレーシアで暗殺された。次兄も権力から遠ざけ、金委員長の後釜に座る兄弟はいなくなったことになる。
 しばらくミサイル発射を控えていた北朝鮮は、正男氏暗殺前日の2月12日に中距離弾道ミサイルを発射。暗殺と軌を一にするように3月以降、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を含む連続発射に踏み出す。
 ICBM発射に踏み込めば「米国が本気で自身の排除に乗り出す」と金委員長が恐れ、先手を打って自分に取って代わり得る最有力候補を消したとみても不自然ではない。
 「兄殺し」-。それは後顧の憂いを断ち、「米国がどんな妨害に出ようが、ICBM完成にこぎ着ける道」を選択した金委員長の“覚悟”を物語っている。
  ■  ■
 北朝鮮の平壌で6日、6回目の核実験「成功」を祝う10万人集会が開かれた。
 「核保有国としてわが国の戦略的地位はもはや逆戻りさせられなくなった」
 朝鮮労働党機関紙、労働新聞は7日、朴奉珠(パク・ポンジュ)首相が集会でこう演説したと伝えた。9日の建国記念日を前に「わが軍と人民に勇気を与えた」と強調。核保有への道は“国民総意の選択”だとアピールする大掛かりな演出だ。
 核実験翌日の4日には、同紙1面に金正恩党委員長が朴氏や黄炳瑞(ファン・ビョンソ)朝鮮人民軍総政治局長ら最高幹部4人と討議する写真を掲載。党最高意思決定機関、政治局常務委員会会議で「国家核戦力完成」という党の目標達成に向け、核実験の決定書を採択したと報じた。金委員長の独断ではなく「手続きを踏んだ決定」だと強調するのが狙いのようだ。
 同時に金委員長が実験「断行」の命令書に署名する写真を大きく載せ、金委員長だけに最終決定権があることも印象づけた。
 政権発足当初、金正日総書記が後見を託した側近らによって共同統治が行われるとの観測があった。だが、金総書記の葬儀で霊柩車を囲んだ側近7人は、李英浩(リ・ヨンホ)軍総参謀長の更迭を皮切りに大半が姿を消した。
 2013年末には叔父の張成沢(チャン・ソンテク)氏も処刑。罪状で、中国を後ろ盾に金正男氏を庇護し、核開発に反対したことが原因だと示唆した。韓国情報機関、国家情報院の報告では、金総書記の妹で張氏の妻、金敬姫(ギョンヒ)氏も平壌近郊で療養中で、政治の場から完全に隠遁している。
 現在は、黄氏ら新たな側近らに支えられている。ひざまずき、手で口を隠しながら金委員長に報告する黄氏の姿が北朝鮮メディアに映し出された。側近との間にさえ、「最高尊厳」金委員長との間に隔絶があることを示す。大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射による米国との対決という選択も最終的には、金委員長の「孤独」な決断だった実態が浮かぶ。
 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「核実験をすれば、引き返せない橋を渡ることになる」と警告し、対話を求めてきた。金委員長は、果たして対話を放棄し、“ルビコン川”を渡ったのか。
 コーツ米国家情報長官は「とても普通ではないタイプだが、狂ってはいない」との金委員長への評価を米メディアに示している。
 金委員長は2012年4月、海外メディアも招待し「衛星」と称する長距離弾道ミサイルを打ち上げ、党トップ就任直後の功績として宣伝しようとした。だが、発射直後に爆発すると、即座に失敗を認めた。
 15年8月には、北朝鮮が南北軍事境界線の韓国側に仕掛けた地雷が爆発。韓国軍の2人が負傷し、砲撃の応酬に発展した。北朝鮮は48時間以内に韓国が軍事境界線で実施している対北非難放送をやめなければ「軍事的行動に移る」と通告。南北間で緊張が高まった。
 現在は、黄氏ら新たな側近らに支えられている。ひざまずき、手で口を隠しながら金委員長に報告する黄氏の姿が北朝鮮メディアに映し出された。側近との間にさえ、「最高尊厳」金委員長との間に隔絶があることを示す。大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射による米国との対決という選択も最終的には、金委員長の「孤独」な決断だった実態が浮かぶ。
 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「核実験をすれば、引き返せない橋を渡ることになる」と警告し、対話を求めてきた。金委員長は、果たして対話を放棄し、“ルビコン川”を渡ったのか。
 コーツ米国家情報長官は「とても普通ではないタイプだが、狂ってはいない」との金委員長への評価を米メディアに示している。
 金委員長は2012年4月、海外メディアも招待し「衛星」と称する長距離弾道ミサイルを打ち上げ、党トップ就任直後の功績として宣伝しようとした。だが、発射直後に爆発すると、即座に失敗を認めた。
 15年8月には、北朝鮮が南北軍事境界線の韓国側に仕掛けた地雷が爆発。韓国軍の2人が負傷し、砲撃の応酬に発展した。北朝鮮は48時間以内に韓国が軍事境界線で実施している対北非難放送をやめなければ「軍事的行動に移る」と通告。南北間で緊張が高まった。

 ◎上記事は[iZa]からの転載・引用です
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