オウム死刑執行2018.7.6 死刑囚、それぞれの思い抱え拘置生活 

2018-07-06 | オウム真理教事件

オウム死刑執行 
それぞれの思い抱え拘置生活
毎日新聞2018年7月6日 16時45分(最終更新 7月6日 22時45分)
 オウム真理教による一連の事件で死刑が確定した教団元代表、松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚(63)=東京拘置所=ら7人の刑が6日、執行された。今回死刑を執行された松本死刑囚以外の6人は、それぞれの思いを抱えて拘置生活を送っていた。
 教団の「建設省大臣」だった早川紀代秀死刑囚の弁護人を務めた黒田純吉弁護士は刑が執行された6日、収容先の福岡拘置所(福岡市)を訪れ、報道陣の取材に応じた。黒田弁護士によると、3月に面会した際は「私はいつ(死刑)執行されるのでしょうか」と覚悟した様子で語ったという。死刑確定後も後悔と反省の思いを深めていた早川死刑囚は事件当時の心境を「麻原を人間以上の存在と信じ、命じられたことをためらうのは修行が足りないからだと思い込んでいた」と振り返ることもあったという。
 最古参幹部の一人だった新実智光死刑囚は4月、面会の弁護士に7人が東京から移送されたことについて心細い心境を吐露。自身についても「いつ執行されるか分からず、精神的に不安になっている」と話していた。
 松本死刑囚の主治医だった中川智正死刑囚は広島拘置所へ移送された後も、毒物研究の権威とされる米コロラド州立大のアンソニー・トゥー名誉教授と面会し続け、連名で執筆した論文が5月に学術誌の電子版に掲載された。トゥー氏は「自身の刑の執行が近いことを悟っているようにみえた」と語った。
 「修行の天才」と言われ、教団の「諜報(ちょうほう)省」トップだった井上嘉浩死刑囚は再審請求中だった。担当する伊達俊二弁護士は「1審は無期懲役で、最も執行から遠いと思っていた。遺志を引き継いで、今後は両親を請求人に再審請求を続ける」と話した。
 サリン製造に関わった土谷正実死刑囚は刑確定前、毎日新聞に手記を寄せた。被害者や遺族に謝罪し、松本死刑囚を2度目以降で「A」と略し「(逮捕後は)事件の悲惨な被害に対する罪悪感と、Aへの帰依心との間で葛藤していた」と明かしていた。
 地下鉄・松本の両サリン事件に関わった遠藤誠一死刑囚は全13人の死刑囚で最後の確定者だった。【石山絵歩、岸達也、平川昌範】

 ◎上記事は[毎日新聞]からの転載・引用です *強調(=太字)は来栖
――――――――――――――――――――――――
麻原彰晃死刑囚の死刑執行 上川陽子法相命令 2018.7.6 早川紀代秀・井上嘉浩・新実智光・土谷正実・中川智正・遠藤誠一死刑囚も
.........


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。