2018年01月20日 10時31分 JST | 更新 2018年01月20日 10時31分 JST
徴兵制、フランスも復活へ マクロン大統領が表明 18~21歳の男女対象 ヨーロッパ各国に軍事強化の波。スウェーデンでも7年ぶりに復活
ヨーロッパに軍事強化の波が訪れている。スウェーデンに続いて、フランスも徴兵制を復活だ。
AP通信によると、フランスのマクロン大統領は1月19日、海軍基地がある南部のトゥーロンで、軍の幹部や兵士を前に年頭の演説をした。その中で、2001年に廃止されていた徴兵制度を復活させる考えを示した。
相次ぐテロの脅威に備えるため、18歳から21歳の男女(約60万人)が対象だ。1カ月の兵役に参加する。
マクロン大統領は、2017年の大統領選で18歳以上の男女を対象に約1カ月の兵役を課すことなどを公約に掲げていた。
■スウェーデンでも復活
ヨーロッパでは徴兵制が一旦は廃れたものの、再び導入する国が増えている。
スウェーデンでは1月から徴兵制を7年ぶりに復活させる。兵士に志願する若者が減るなか、近隣の軍事大国であるロシアの武力外交をにらみ軍事力を強化するためだ。
5月には、戦争を含む有事の対応マニュアルを記したパンフレットを約470万の全世帯に配布する予定だ。
◎上記事は[HUFFPOST]からの転載・引用です
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産経ニュース 2018.1.22 10:01更新
マクロン仏大統領、徴兵復活へ意欲 若者に1カ月義務付けか
フランスのマクロン大統領は同国南部の軍港都市トゥーロンで19日、約1500人の軍人を前に演説し、昨年の大統領選で公約の一つに掲げた「徴兵制度の復活」に関して「実現に向け、関係省庁と調整を重ねる」と述べ、意欲を示した。報道によると、18~21歳の男女に1カ月間、軍関連のボランティア活動などを義務付ける構想とされる。
フランスはシラク大統領時代の1997年から徴兵制度を段階的に廃止した。
2015年11月のパリ同時多発テロ後、約2年間続いた非常事態宣言の下で実施された昨年の大統領選では、治安回復が争点となった。「軍人が過酷な勤務シフトを強いられている」との批判が相次いだため、マクロン氏は「徴兵制度の復活」を公約していた。
19日の演説では「年18億ユーロ(約2400億円)規模の軍事予算拡大を続ける」とも述べ、軍からの信頼回復に努める姿勢を示した。(共同)
◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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◇ スウェーデン、徴兵制復活へ ロシア脅威で7年ぶり( AP通信 2017/3/2)
◇ スイスは徴兵制維持…集団的自衛権を否定しているからだ…一国だけで国を守るなら徴兵制が必要 2015-06-24
◇ スイス国民の圧倒的多数が徴兵制存続を望んだ/人口800万人のスイス、15万人という大規模な軍隊を持つ
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