栃ノ心の故郷ジョージアの村歓喜 母と妻、涙浮かべて祝福
2018年1月27日 21時44分 土曜日
【ムツヘタ(ジョージア中部)共同】大相撲初場所で初優勝した西前頭3枚目の栃ノ心関(30)=本名レバニ・ゴルガゼ=の故郷ジョージア(グルジア)の実家では27日、母ヌヌさん(51)や妻ニノさん(30)、近所の住民らがインターネットの動画中継で観戦し、涙を浮かべて勝利を祝った。
優勝が懸かった大一番。心配そうな表情の家族らは勝利の瞬間、拍手や万歳のポーズで喜びを爆発させた。時折途切れるネット環境の中で優勝を見守ったヌヌさんは「教会に通い、勝利を祈っていた。不断の努力の結果だと思う」と十字を切り感謝した。
医師のニノさんは現在、育児の傍ら日本語を勉強中という。
◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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〈来栖の独白 2018.1.28 Sun〉
公園を散歩する私の日常。猫ちゃんに会う。奇数月の前半は、相撲中継がある。今月は、散歩から帰宅すると、丁度、幕内力士の取り組み。
昨日は、テレビのチャンネルを入れた途端、栃ノ心の顔。取り組み直前。
たった一人の横綱・鶴竜が急に調子を落として連敗。栃ノ心の活躍が、今場所を面白くしてくれた。
おめでとう、栃ノ心。
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春日野親方「お前はまだこれから」栃ノ心へ大関託す
[2018年1月28日8時48分 紙面から]
<大相撲初場所>◇14日目◇27日◇東京・両国国技館
西前頭3枚目栃ノ心(30=春日野)が念願の初優勝を飾った。勝てば優勝の一番で東前頭9枚目松鳳山を寄り切り、13勝1敗とした。13年名古屋場所の右膝前十字、内側側副靱帯(じんたい)断裂から4年半。東欧のジョージアからやって来て12年。12年夏場所の旭天鵬以来となる平幕優勝を果たした。
鬼の目にも涙-。そんな言葉で形容されようとも、慶事だから大目に見てくれるだろう。栃ノ心の師匠、春日野親方(55=元関脇栃乃和歌)は“日本の父”として感慨にふけった。約46年ぶりに部屋から優勝力士を輩出した。「自分の時にこんなことができるなんて思わなかった。やんちゃ坊主だったのがね…。よくやってくれた」。愛弟子の快挙は協会事務所のテレビで見届けた。その瞬間、おえつを漏らし号泣した-。その姿を協会関係者は遠めで見守り、喜びを共有した。
場所中に元弟子の暴行事件が発覚し、その対応に追われた。「(自分を)反面教師によく頑張った」と自虐の苦笑いもあったが、思い出すのは栃ノ心の苦労した姿。「ケガをして正直、ダメかなと。頑張れ、の言葉も度を越すと本人の苦痛になる。『もうやめる』と言ってくるかなと思った時もあったけど自分でも闘っていたろう」。
ケガで幕下まで転落。悔しくて泣いていた栃ノ心の姿が思い浮かぶ。「三段目まで落ちたらモチベーションが…と思って出した」。復帰し幕下で2場所連続、関取に戻り2場所連続で十両優勝。42勝2敗で返り咲いた幕内復帰場所で敢闘賞を受賞した。取組で足の親指が外れ、花道で自らはめ直す栃ノ心の根性に「あのファイティングスピリットはすごい。うちの力士みんなが尊敬し慕っている」と褒めちぎった。
望外の優勝を足がかりに今度は、部屋として栃光以来、約52年ぶりの大関誕生に期待したい。「自分の経験上、まだ力は出る。『お前はまだ、これからだぞ』と言い続けてきたからね」と師匠。さらなる夢の実現を、愛弟子に託す。【渡辺佳彦】
*春日野部屋 名門出羽海部屋から独立。1925年に引退した横綱栃木山が部屋の礎をつくった。厳しい稽古で知られ栃錦、栃ノ海の両横綱、大関栃光らを輩出した。35年夏場所から関取が途絶えておらず、現在の全45部屋で最も長い。現在の師匠、元関脇栃乃和歌は2003年2月に部屋を継承した。初場所の番付では幕内栃ノ心、栃煌山、十両碧山、栃飛龍の4人の関取を含め、21人の力士が所属する。所在地は東京都墨田区両国。
◎上記事は[日刊スポーツ]からの転載・引用です
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外国人力士の中では、栃ノ心が一番大好きです。
それだけに、今場所の優勝は、私も本当に嬉しく思います。
ところで、栃ノ心の故国のジョ-ジア(グルジア)は、小さい国ですけど、たいへん古い国らしいです。
アッシリアの古代外交文書のなかにも出てくるそうです。つまり、旧約聖書のヒゼキアとかヨシアとかいう王様の時代には
既にジョ-ジア王国は存在していたそうです。しかも、今のドイツ人とかイギリス人の先祖が北ヨ-ロッパの森の中で猪や熊を追いかけてたころ、ジョ-ジア王国では既に都市文明が発達し、貨幣も発行していたらしいです。
また、キリスト教を受け入れたのも、この地域では一番早かったんですね。(確か三世紀か四世紀です)
そういう国の力士が日本で活躍してくれて、なお嬉しいことです。
もっと、頑張って、大関・横綱を目指していただきたいです。
私は、今場所、栃ノ心に魅せられちゃいましたぁ。輝いている人の顔って、すばらしいです。栃関は、日増しにすばらしい顔になっていきました。イケメンだし!来場所が楽しみ。(長く贔屓にしていた照ノ富士が、サッパリですが)