産経WEST 2016.3.15 11:00更新
【衝撃事件の核心】「裸の女性にベッドに押し倒された」舞鶴事件無罪・中被告のトンデモ供述 司法一蹴、長期刑で断罪
「無言のまま相手が突然服を脱ぎ、裸になった」「ベッドに押し倒された」-。襲われたからやむを得ず反撃した、と正当防衛を主張したのは、か弱き女性ではない。平成20年5月に京都府舞鶴市で起きた女子高生殺害事件で逮捕、起訴され、後に無罪が確定した中勝美被告(67)だ。雇用主だった女性に対する殺人未遂や強制わいせつ致傷などの罪に問われ、2~3月に大阪地裁で開かれた裁判員裁判で声高に無罪を訴えた。ナイフでめった刺しにされたという被害女性の証言とは180度食い違う内容だったが、判決は「不自然かつ不合理」と一蹴して有罪を認定し、懲役16年(求刑懲役25年)を言い渡した。いくら聞いても「?」しか浮かばなかった法廷での珍妙な言い分を振り返る。
■「お前が好きや、服を脱げ」
平成26年11月5日午前8時ごろ、大阪市北区兎我野町。大阪・キタの繁華街の中でもラブホテルや風俗店が集中する猥雑(わいざつ)な地区だ。とある雑居ビルの前に中被告の姿があった。
ビルの2階はホテルの客室になっている。従業員として、中被告が数日前まで働いていた場所だ。雇用主だった女性(39)はその一室に泊まっていた。
ここから後の場面は、検察、弁護側双方の主張が対立している。まずは判決で「信用できる」と認定された被害女性の証言ベースで事件の顛末(てんまつ)を見ていく。
女性は廊下の足音で目を覚ました。顔見知りのスタッフかと思い、部屋のドアをわずかに開けた。その瞬間、強い力でドアが押し開けられ、男が侵入してきた。中被告だった。
「金庫を開けろ。俺の名前と住所を書いたものを出せ」
マスクに帽子、軍手をはめた右手には果物ナイフが握られていた。
「どうしたの?」
「うるさい! ごちゃごちゃ言うな、静かにしろ。はよせえ!」
女性が従わない素振りを見せると、中被告は思いきり女性の頬を平手打ちした。そして後ろから抱きついた。 「お前が好きや」
そう言って無理やりキスをし、胸をもんだ。さらにナイフを首元に突きつけ、こうすごんだ。
「服を脱げ。脱がないと殺すぞ」
女性が拒否するや、中被告はいきなり、女性の首にナイフを振り下ろした。女性は殺されると思い、ポロシャツのすそに手をかけた。すると中被告はシャツを無理やりめくりあげ、上半身裸の状態にして、軍手をはめた手で女性の胸をもんだ。さらにキスをした。しかしその後はひたすら、女性の身体にナイフを突き立てた。
■血だらけで脱出
女性もいったんはナイフを奪い、中被告に馬乗りになって電話の子機で殴るなど応戦した。しかし、中被告はすぐにナイフを取り返すと、女性の右頬を横から突き刺した。ナイフは頬を貫通し舌をも切り裂いた。
しかし、女性はここでひるむどころか「痛くて、すごい腹が立った」ため、口の中にたまった大量の血を中被告の顔に向けて吐き出したという。そして一瞬の隙をついて部屋を飛び出した。
「警察! 警察!」
血だらけで叫び、廊下を挟んで向かいのヘルス店に駆け込んだ。驚いた店員の顔が見えた。中被告はナイフを持って追いかけてきたが、もう何もしなかった。女性は冷静になると、急に裸でいることが恥ずかしくなったという。ふらふらと自室に戻ると、床に倒れて意識を失った。
まもなく、店員の110番を受けた大阪府警の警察官が現場に駆けつけた。中被告は女性の部屋に閉じこもったが、警察官に「出てきなさい」と説得され、ドアの鍵を開けた。中被告は殺人未遂容疑で現行犯逮捕された。
■「女性を逮捕すべき」
奇跡的に一命を取り留めた女性の身体には、顔や首、胸や背中など十数カ所の刺し傷があった。深さ約10センチに及ぶ傷や、あと2ミリずれていたら頸動脈を損傷していたものもあった。
一方の中被告には両手の指に切り傷が、顔には殴られたような痕と、小さな傷があったという。
どちらが激しい攻撃を受けたかは一目瞭然だが、中被告や弁護人は女性の話を真っ向から否定し、驚くべき主張を展開した。中被告の言い分はこうだ。
事件当日の朝、中被告は女性の部屋を訪ね、「未払い分の給料と身分証明書のコピーを返してほしい」と懇願した。だが女性はいいとも嫌とも言わず、無言のまま突然服を脱いで上半身裸になった。さらに棚に置いてあったナイフを手に取ると、中被告の腹をいきなり刺そうとした-。
両手を前に出して攻撃を防ごうとしたが、女性はナイフを振り回し、中被告の指を切った。さらには中被告をベッドに押し倒し、電話の子機で100回くらい殴ったという。
「助けて! やめてくれ!」
中被告はそう叫びながら必死に抵抗。ナイフを奪うと、自分の身を守るために女性を刺した。刺されながらも女性は中被告への攻撃をやめなかったが、30分ほど経ったところで不意に部屋を出ていったという。
女性がなぜ自発的に服を脱ぎ、なぜいきなり襲撃してきたかは判然としないが、中被告は被告人質問で「自分の方が傷を負って顔全体から出血していた」と訴え、「女性を殺人未遂で逮捕すべきだ」ともうそぶいた。
■出所者を「スカウト」
実は女性と中被告との出会いは、「普通」ではなかった。女性は意外な手法で中被告をスカウトしていたのだ。
「仕事をしませんか」
事件のおよそ1カ月前、女性はJR堺市駅(堺市)のホームで中被告に声をかけた。誰なのかを知っていたわけではない。女性は近くにある大阪刑務所の出所者を探していたのだ。見た目で、中被告がそれだと分かった。
女性は従業員不足に悩み、「刑務所を出てきた人なら仕事がないから無条件で働いてくれる」と、風俗店のキャッチをしていた知人からアドバイスをもらったのだという。
一方の中被告はこの日、25年に起こした窃盗事件での服役を終え、出所したところだった。行く当てもなく、更生保護施設を頼ろうと堺市駅で電車を待っていた。
「どうせ仕事も住むとこも決まってへんし」
誘われるまま、女性が経営するホテルへ。女性は中被告に住む場所と食事を提供するという条件付きで、月給6万円で働くことを提案。了承を得たという。
■いさかい絶えず…すぐにクビ
女性の証言では、中被告は客を部屋に案内したり、電話対応をしたりといった簡単な仕事もできず、そのうえ客と何度もトラブルを起こした。女性は2日後には「もう休んでください」と事実上のクビを言い渡したが、中被告は「ボランティア(無償)で働く。たまにおいしい食事を食べさせてくれればいいから」と食い下がった。
女性は渋々承諾したが、その後も客とのいさかいが絶えず、10月10日、今度ははっきりと「辞めてください」と告げた。それでもまだ中被告は小遣いをせびりに来たり、洗濯機を使わせてほしいと頼みに来たりした。
中被告が勤務したといえるのは数日程度だ。女性はこの分の給料を支払っていないが、「食事を提供し、生活支援もした」と釈明した。
■被害女性、悪夢にうなされる日々
「服役して反省したことはないのですか」
出所後まもなくの事件だったため、被告人質問で裁判官がただした。中被告は少し考え、こう答えた。
「(刑務所に)入っとってつらいなと思って。苦しいさかい、もう二度としないように考えていました」
一方、検察側は論告で「平然と嘘をつく無反省の態度」と指弾。同様の犯行を繰り返す可能性が高いとして、この種の殺人未遂事件としては異例の懲役25年を求刑した。
3月4日、大阪地裁の長瀬敬昭裁判長は判決で「被告の供述は不自然、不合理で信用できない」と指摘。被害者が一命を取り留めたことなどを考慮し、懲役16年を言い渡した。動機については「性欲を満たす目的だった」と認定した。
女性は現在、右頬にまざまざと残る傷跡に苦しみ、ナイフで刺される悪夢にうなされる日々を送っているという。傷ついた舌のせいで、しゃべることや食べることにも不自由し、神経を切断された2本の指はまひしたままだ。
女性は証人尋問で、強い処罰感情を語っていた。
「中被告には刑務所の中で死んでほしい。出所したら、またこんな被害が起きる」
◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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⇒ 舞鶴事件無罪の中勝美受刑者 医療刑務所内で病死 大阪の殺人未遂事件で服役中に 2016/7/11
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産経WEST 2016.3.4 18:49更新
舞鶴事件無罪の中被告 女性殺人未遂罪で懲役16年判決 大阪地裁
大阪市内で平成26年、勤務先だったホテルの女性経営者にわいせつな行為をし、ナイフで刺殺しようとしたとして、殺人未遂や強制わいせつ致傷などの罪に問われた無職、中勝美被告(67)の裁判員裁判の判決公判が4日、大阪地裁で開かれた。長瀬敬昭裁判長は「凶悪で残忍な犯行だ」として懲役16年(求刑懲役25年)を言い渡した。
公判で中被告はわいせつ行為を否認し、ナイフで攻撃してきたのは女性の方だと正当防衛を主張したが、長瀬裁判長は被害女性の証言などを踏まえ「被告の方が先に攻撃を加えた。女性がいきなり刺してきたとか、女性が自ら服を脱いで裸になったという被告の供述は、不自然かつ不合理で信用できない」と指摘。性欲を満たす動機でわいせつ行為に及んだと認定した。
量刑については「ナイフでめった刺しにし、女性に瀕死(ひんし)の重傷を負わせた。犯行の結果は殺人未遂の中でもかなり重い」とする一方、女性が一命を取り留めたことなどから懲役16年が相当とした。
中被告は20年5月に京都府舞鶴市で起きた女子高生殺害事件で逮捕、起訴されたが、26年7月に無罪が確定した。
判決によると、中被告は26年11月、大阪市北区のホテルで女性(39)を刺し、わいせつ行為に及ぶなどして約1カ月のけがを負わせた。
◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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産経WEST 2014.11.17 11:00更新
【衝撃事件の核心】誰もが恐れていた「再犯」…メッタ刺しの凶行に蘇った「舞鶴女子高生殺害」の記憶
世間を震撼(しんかん)させた6年前の京都・舞鶴女子高生殺害事件で逆転無罪を勝ち取った男が今、留置場の中にいる。大阪・キタの歓楽街の雑居ビルで今月、女性(38)が刃物で刺される事件が発生し、殺人未遂容疑で逮捕されたのが無職、中勝美容疑者(66)=大阪市西成区=だった。「一番恐れていたことが現実となった」。逮捕を受け、舞鶴事件の関係者は悔しさをにじませた。窃盗事件で服役していた刑務所を9月に出所したばかりでもあった。周辺では金の無心を繰り返しており、生活は困窮していたとみられる。事件は金絡みだったとみられるが、女性に瀕死(ひんし)の重傷を負わせるほどの凶行に及んだ動機は何だったのか。
■血まみれの刃物握りしめ
「血だらけの男女が駆け込んできました」
5日午前8時40分ごろ、大阪市北区兎我野(とがの)町の雑居ビル。自分のいた部屋に突然、飛び込んできた2人の様子に驚いた男性は、とっさに廊下に出て110番した。間もなく大阪府警曽根崎署員が駆けつけたが、部屋に男女の姿はない。
「ここにいるんだと思います」
男性が指し示したのは、自分がいた部屋の向かいにあるレンタルルーム。署員は中に入ろうとしたが、施錠されているためドアは開かない。ノックを繰り返すと内側から鍵が外れ、ドアが開いた。
室内から作業服を着た初老の男が顔を出した。手に刃物を持っており、隣には血を流した女性が倒れていた。 「刃物を捨てろ!」
叫んだが、男は応じない。署員は刃物をはたき落とし、廊下に引っ張り出し、男を取り押さえた。激しく暴れるようなことはなく、女性を刃物で刺したことをその場で認めた。
署に連行された男は「中勝美」と名乗った。午後、同署が逮捕を発表。「あの中勝美容疑者か」。詰めかけていた十数人の報道陣は一気に色めき立った。
■「再犯強く懸念される」
逮捕されたのは、6年前の京都・舞鶴女子高生殺害事件で逮捕・起訴され、すでに無罪が確定している元被告だった。
《平成20年5月8日、京都府舞鶴市の雑木林で、行方不明となっていた府立高校1年の女子生徒=当時(15)=が遺体で見つかり、頭部には鈍器で繰り返し殴られた痕があった》
直接証拠がなく、京都府警の捜査は難航したが、21年4月、別事件で服役中の中容疑者を殺人と死体遺棄容疑で逮捕。京都地検は殺人と強制わいせつ致死罪で起訴した。
「でたらめだ」。中容疑者は捜査段階から一貫して無罪を主張したが、1審京都地裁は23年5月、無期懲役を宣告。判決は検察側の証拠の信用性を認め、「犯人と強く推認される」とした。
だが2審大阪高裁では評価が一転した。高裁は24年12月の控訴審判決公判で、有罪の根拠となった状況証拠の一部を「不合理」と指摘。「犯行現場付近で中容疑者と女子生徒らしき2人を見た」との複数の目撃証言のうち1人の証言も「内容が変遷している」と信用性を否定し、「被告を犯人とするには合理的な疑いが残る」と判断、1審の無期懲役を破棄して逆転無罪を言い渡した。
「誠にありがとうございます」
大阪拘置所から釈放された中容疑者はこう話し、娑婆へと戻った。だが、平穏な暮らしは半年も続かなかった。
25年5月、大阪市西成区のコンビニで、雑誌1冊を万引したとして、窃盗容疑で現行犯逮捕。窃盗罪で起訴され、同年8月、懲役1年2月の実刑判決を受け、服役することに。
判決理由で裁判官は「社会生活を送るようになり半年もしないうちに犯行に及んでおり、今後の再犯が強く懸念される」と指弾していた。今回の女性刺傷事件はこの1年3カ月後に起きた。裁判官の懸念は現実のものとなった。
■ほんの数ミリで致命傷に
曽根崎署によると、女性は胸や顔など11カ所を刺されていた。一命は取り留めたが、瀕死の重傷だった。特に首に2カ所あった傷は、数ミリずれていれば頸動脈(けいどうみゃく)を損傷していたという。
強固な殺意がうかがえそうだが、中容疑者は調べに対し「女性に殴られた」と正当防衛を主張しているという。
事件の背景については「女性との間に金銭トラブルがあった」と供述。一方、中容疑者の周辺を取材すると、事件直前は金銭的に困窮していた状況が浮かび上がる。
関係者によると、窃盗罪での服役を終え、刑務所を出所したのは今年9月末。10月から西成区内の家賃月額4万2千円のマンションで新生活を始めた。住人の大半は生活保護受給者で、中容疑者も入居に際し、受給を申請したという。
「飯を食う金もない。3千円でも5千円でもいいから、金を貸してくれ。(生活)保護が出たら返す」
同じマンションに住む男性(64)は、いきなり部屋を訪ねてきた中容疑者に、こう持ちかけられた。「相当切羽詰まった様子だった」が、「(もともと)取っつきにくく、一癖ありそうな印象で、かかわりたくないと思っていたので、断った」と明かす。
また、携帯電話を持っていなかったといい、電話の必要があるときに近所の公衆電話を使っている姿がよく見かけられたという。
「(逮捕時は)げっそりとやせていた。食べ物に困っていたのは事実だろう」とある捜査関係者。逮捕後はしっかりと食事、睡眠を取っているという。
■被害者母「鼓動激しく」
「驚きとともに憤りを感じた。一番恐れていたことが現実となってしまった。捜査機関は、真相解明に向けて全力をあげてほしい」
中容疑者の逮捕を受け、舞鶴事件の被害者の母親が代理人の細川治弁護士を通じ、コメントを出した。
大阪高裁の控訴審で、中容疑者に「母親が犯人」と発言され、深く傷つけられたこともあった。中容疑者に無罪判決が告げられた瞬間には、ショックのあまり検察官の隣で泣き崩れた。それだけに今回の事件はひどく心をかき乱したのだろう。細川弁護士によると、中容疑者の逮捕を電話で知らせた際、母親は「鼓動が激しくなった」という。
中容疑者の舞鶴事件での無罪は今年7月、最高裁が検察側の上告を棄却したことから確定した。「一事不再理の原則」。一つの事件で判決が確定すれば、再び裁判を起こすことはできないという憲法の規定。舞鶴事件で中容疑者が再び罪に問われることはない。
「今回の被害者の方は、回復したら、何があったのかを話してほしい」という母親。細川弁護士はその心中をこう察する。
「(事件で亡くなった)女子生徒は何があったのか話したくても、話すことができない。そんな思いがあったのではないか」
◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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〈来栖の独白〉
中氏についての記事を読む時、サポートの態勢が全くない気配にいつも驚かされる。居場所(人的拠り所)もなく、食べるにこと欠く苛酷な状況。胸が痛い。人は、独りでは生きてゆけない。一人では更生できない。
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◇ 中勝美容疑者「金銭トラブル。殴られたので刺した」/ 舞鶴・小杉美穂さんの母「恐れていたことが現実に」 2014-11-05
産経ニュース 2014.11.5 17:30
中勝美容疑者「金銭トラブル」と正当防衛主張…「女性との間に金銭トラブルがあった。殴られたので刺した」
大阪市北区のビル一室で女性(38)が刃物で刺された事件で、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕された同市西成区の無職、中勝美容疑者(66)が「女性との間に金銭トラブルがあった。殴られたので刺した」と供述し、正当防衛を主張していることが5日、曽根崎署への取材で分かった。
中容疑者は京都府舞鶴市の女子高生殺害事件で無罪が確定する前の昨年8月、窃盗事件で実刑判決を受けており、関係者によると、今年9月末ごろ出所したばかりだった。
曽根崎署によると、女性は顔や首、胸など11カ所に傷があり、殺意があったとみて調べている。一時意識不明になったが、病院で手当てを受けており、重傷とみられる。
中容疑者は「同じ職場で一緒に働いていたことがある」と話しているという。
署員が現場に到着した際、中容疑者は手に刃渡り約10センチのナイフを持っていた。手放さなかったため、署員がたたき落として取り押さえた。
◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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産経ニュース 014.11.5 19:28更新
「舞鶴高1年女子」の母「一番恐れていたことが現実になった」…被害者の代理人が会見
京都府舞鶴市で平成20年、府立高校1年の小杉美穂さん=当時(15)=が殺害された事件で、殺人罪などに問われ、無罪が確定した中勝美元被告(66)が5日、殺人未遂容疑で逮捕されたことを受け、小杉さんの母親(44)の代理人を務める細川治弁護士が5日、京都市内で会見を開き、「驚きとともに憤りを感じた。一番恐れていたことが現実となってしまった。捜査機関には、真相解明に向けて全力をあげてほしい」とする母親のコメントを明らかにした。
母親は細川弁護士と電話で連絡を取った際に「(逮捕の一報を聞いて)鼓動が激しくなった」と心境を語り、「被害者が回復して事件の真相が明らかになってほしい」などと話したという。
また、細川弁護士は「今回の事件が舞鶴の事件と直結するとは思わないが、捜査関係者は改めて舞鶴の事件を見直してもよいのではないか」とも指摘した。」
◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
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◇ 舞鶴 高1女子〈小杉美穂さん〉殺害事件 [衝撃事件の核心 west 2012]「犯人」と言われた母親無念 逆転無罪 2014-07-11
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◇ 中勝美容疑者を逮捕-舞鶴事件で無罪の元被告が殺人未遂事件 中容疑者には多くの前科 2014-11-05
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◇ 舞鶴 高1女子〈小杉美穂さん〉殺害事件 母親「真犯人探して」 / 中勝美被告、大阪拘置所で服役中(窃盗罪) 2014-07-12
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