(読売新聞 - 12月22日 03:24)
山口県光市の母子殺害事件で殺人罪などに問われた元少年の弁護士2人が昨年3月、最高裁の弁論を欠席し、遺族から懲戒請求されていた問題で、第2東京弁護士会が主任弁護人の安田好弘弁護士(60)について「懲戒しない」とする決定をしていたことが分かった。
決定は20日付。
安田弁護士らは元少年の上告審の弁護人に就任したが、昨年3月14日、裁判員制度の模擬裁判のリハーサルに参加することや、事件記録の検討に時間が必要なことなどを理由に、最高裁の弁論を欠席した。遺族の本村洋さん(31)は、弁論欠席は訴訟遅延行為だとして、所属する弁護士会に懲戒請求していた。
関係者によると、第2東京弁護士会の綱紀委員会は「模擬裁判のリハーサルと重なることを欠席の理由の一つにしたのは妥当ではなかった」としながらも、「被告の権利を守るため、やむを得ず欠席したもので、引き延ばしなどの不当な目的はなかった」と議決。これを受け、同弁護士会は懲戒せずの決定を下した。
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弁護士に対する懲戒請求
(光市母子殺害事件)
橋下弁護士を提訴へ
最高裁判決と弁護人バッシング報道〔弁護士安田好弘〕 | |||
〔1〕なぜ弁論に欠席したか メディアによる殺せの大合唱 嫌がらせ電話にみる民衆意識 | |||
〔2〕検察が「凶悪」事件を作り上げた 裁判から疎外された被告人 鑑定書の示す事実 | |||
〔3〕自白調書から見える検察の意図 この事件は少年法改悪に利用された | |||
〔4〕重罰化に向けて一気に踏み出した最高裁判決 メルトダウンする司法 | |||
〔5〕被告人を守るシステムの崩壊 |