「弁護士の限界」石原氏 バッサリ / 「都議選敗北なら共同代表辞任」橋下氏

2013-06-20 | 政治/石原慎太郎

橋下氏「都議選敗北なら共同代表辞任」 石原氏との関係に亀裂!?
産経新聞2013.6.20 00:03
 日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)は19日、東京都議選(23日投開票)の結果次第で共同代表を辞任する考えを表明した。石原慎太郎共同代表が橋下氏の慰安婦問題をめぐる発言を「大迷惑だ」と批判するなど2人の亀裂も表面化。橋下氏が辞任すれば石原氏の責任問題も避けられず、7月予定の参院選を前に党が分裂する可能性が出てきた。参院選後をにらんだ「野党再編」の動きにも拍車がかかりそうだ。(原川貴郎)
 「支持を受けられなかったら共同代表を継続するわけにはいかない」
 橋下氏は19日、大阪市役所で記者団にこう語った。
 都議選の情勢は、橋下氏の発言を軽く聞き流すわけにはいかないほど深刻だ。維新の獲得目標は、単独で議案を提出できる11議席だが、改選前の3議席の維持すら危ういとの見方がある。そのまま参院選にも引きずる可能性が高い。
 石原氏は、足元での苦戦にしびれを切らせた。18日の党国会議員団役員会で、「都議選は厳しい。橋下代表の発言も影響がある。戦っている仲間に釈明の言葉があっていい」と述べた。
 その後、橋下氏に電話すると、返事は「辞めろと言われれば、いつでも辞める」。これまで慰安婦問題で「間違ったことは言っていない」と同氏を擁護したが、さすがに「居直り」と映ったようだ。共同通信のインタビューで怒りをぶちまけた。
 石原氏には、事前に相談しないまま米軍垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ訓練の八尾空港(大阪府八尾市)への一部移転構想をぶち上げたことへの不満もあった。橋下氏の独断専行的手法への不満は国会議員団にもあり、議員団幹部は「参院選が終わったら(橋下氏の)責任問題が出てくるだろう」と指摘した。
 これに対し、橋下氏は19日も、慰安婦問題の発言について記者団に「間違っているとは思っていない」と石原氏に反論した。橋下氏に近い議員からは「党を出ていくなら早く出ていってくれた方がいい」「都議選で負けたときに責任が降りかかるのが嫌なのだ」などと、石原氏への批判が噴出している。
 橋下氏は「敵は外にいる。内部でエネルギーを割くときではない」と党内の結束を呼びかけた。しかし、昨年の結成当時から指摘されてきた旧太陽の党と大阪維新の会の「東西対立」は、これまで互いを尊敬し合ってきた両共同代表の関係にも及んだ。修復は容易ではない。
*橋下氏発言要旨
 東京都議選の結果、支持を受けられなかったとなれば、そのまま継続するわけにはいかない。党のメンバーが「代表辞めろ」ということになれば、(共同)代表にいられない。
 都議選で駄目でも、参院選で審判を受けたいという思いもある。
 (慰安婦問題の発言に)間違っているとは思っていないが、日本社会では選挙が権力者へのチェック機能を果たしている。(石原氏は)信頼関係があるからこそ厳しい意見を言えるのではないか。(大阪市役所で記者団に)
*石原氏発言要旨
 (橋下氏の慰安婦問題発言は)大迷惑だ。言わなくてもいいことを言って、タブーに触れたわけだから、いまさら強弁してもしようがない。弁護士の限界だ。(参院選の)結果を見て、橋下氏がどう理解するかの問題。(八尾空港でのオスプレイ一部訓練受け入れ構想も)無理だ。一言でも相談してくれればよかった。コミュニケーション不足は致命的だ。
 (橋下氏とは)歴史観が基本的に違う。素晴らしい情熱のある人で、それを見込んでいるが、残念だ。
(共同通信インタビュー)
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【橋下氏慰安婦発言】石原慎太郎共同代表が「謝れ」「大迷惑」「終わったね…この人」参院選次第で進退も 2013-06-19 | 石原慎太郎
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