<光母子殺害>元少年「反省仕方分からなかった」 集中審理

2007-09-19 | 光市母子殺害事件

 (毎日新聞 - 09月19日 11:48)
 山口県光市で99年、母子を殺害したとして殺人や強姦(ごうかん)致死罪などに問われた当時18歳の元少年(26)の差し戻し控訴審で、3度目の集中審理2日目が19日、広島高裁(楢崎康英裁判長)で始まった。弁護側の被告人質問で、元少年は「弥生さんと赤ちゃんを殺すつもりはなかった。反省の仕方も分からなかった」「しょいきれない責任の重みを感じていた」などと涙を流しながら述べた。午後は検察側の被告人質問がある。

 1、2審判決によると、元少年は99年4月14日、光市の会社員、本村洋さん(31)方で、妻弥生さん(当時23歳)と長女夕夏ちゃん(同11カ月)を殺害した。

 元少年は、夕夏ちゃんを床にたたきつけて殺害したとされる点について、記憶が断片的としたうえで、「赤ちゃんを落として死なせていたと思っていたが、取り調べの際、検事に『たたきつけない限りできない(頭の)あざがある』と言われ、そうなのかもしれないと思い認めた」と述べた。また、逮捕後に事件の再現が行われた際、「記憶にないことを再現しているので、大変違和感があった」と話した。【安部拓輝】 


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