ボビー痛烈巨人批判「金で集めたチーム」.  憲伸=FA権取得。明言を避けてきたものの・・・

2008-11-10 | 相撲・野球・・・など

憲伸メジャー濃厚 きょうにもFA宣言
中スポ【ドラニュース】2008年11月10日
 中日のエース・川上憲伸投手(33)が10日にもフリーエージェント(FA)宣言することが9日、わかった。川上は今季FA権を取得。本人は明言を避けてきたものの、権利を行使して他球団と交渉するのは必至の情勢。目指す先は、米国・大リーグ。ドラゴンズを支えてきたエースのメジャー流出が濃厚だ。
 日本シリーズが終了し、いよいよFA宣言が可能となる。確実に動きだすのが川上だ。宣言解禁日の10日にも名古屋市内の球団事務所を訪れ、FA宣言の手続きを行う。
 19日の公示を待って堂々と他球団と交渉できるようになる。
 川上の向かう先は海の向こう、メジャーリーグだ。大リーグへのあこがれは強く、思いは8年以上も胸に秘めてきた。今や川上の宝刀となったカットボールも原点は大リーグだ。小さな変化が主流の大リーグの映像を見るうちに影響を受け、02年春のキャンプでカットボールを習得。7年間かけて磨いてきた。
 FA権について、川上は自らの意思を語っていない。チームの全日程終了となった10月25日、「まだシーズンが終わったばかり。しゃべることはないです」と、話しただけ。その後は公の場に姿を現していない。
 海の向こうからの大きな動きは、確実に押し寄せている。今年、川上の登板試合ではメジャー数球団のスカウトたちがチェックを重ね、争奪戦への準備を進めてきた。
 川上の評価について、ある大リーグ球団のスカウトは「去年の黒田ほどの契約(3年総額約38億円)は望めないだろう。中4日で投げることへの不安が大きい。ただ、先発4、5番手なら中4日とは限らず、中5日、中6日で投げることもある。お金があり、先発の4、5番手を探してるチームならある程度の年俸を払うのではないか」と、推測する。超ビッグまではいかなくても、大型契約を用意する球団は出てきそうだ。
 日本の球団は劣勢必至。特に中日には球団方針がある。「FAは選手の権利だからほかを選ぶとしてもやむを得ない」(西川社長)。慰留のためのマネーゲームには応じない。
 エースからのリアクションも今のところない。球団幹部は9月25日に名古屋市内で川上と会談。西川球団社長は「残ってほしいというこちらの思いを伝えた」と、慰留した。だが、反応はないままだ。
 流出危機に直面するエース。白井オーナーは「一流の投手だから、残ってほしいですよ」と、話している。西川社長も、「戦力として必要。必要な選手であることに変わりはない」と、語る。球団側は慰留を続ける方針だが、情勢は厳しい。
 昨年は福留がカブスへ流出し、今年はすでに4番・ウッズの退団が決定。中日の屋台骨を支えてきた主軸に加え、今度はエースが去る可能性は極めて高い。
 川上がFA宣言をすれば、複数のメジャー球団が獲得に名乗りを上げるのは確実だ。その中でも有力視されるのがマリナーズとレッドソックス。この2球団に共通しているのは先発不足だ。2けた勝利をあげた投手が出ず、101敗を記録したマリナーズは無論、ベケットがわき腹を痛めたレッドソックスも、松坂とレスターを除けば来季先発陣は不足している。
 日本駐在スカウトを置いているブレーブス、メッツもシーズンを通して川上に熱い視線を送ってきた。かつて投手王国を誇ったブレーブスはここ3年は地区優勝を逃している。先発陣は故障者続出で、計算できるのは今季13勝のジャージェンズ、8勝のカンピーヨくらい。メッツは4人いる2けた勝利投手のうち、10勝のペレスがFAを申請。4点台のチーム防御率も改善したい。実績のある先発はのどから手が出るほどほしい。
 川上にとって追い風となりそうなのが、メジャーのFA市場の動向だ。今年は現役最強左腕のサバシア(前ブルワーズ)ら年俸10億円を超えるようなエース級投手が次々にFAを申請している。川上の今季年俸は3億4000万円。仮に5億円前後の複数年契約で折り合えるのなら、川上を獲得した方が“割安感”があるというわけだ。
 後は、同じくFA宣言をするとみられる巨人・上原とどちらを各球団が評価するかになる。ヤンキース、パドレス、小林雅が活躍し、日本人獲得に成功したインディアンスも参戦してきておかしくない。米国経済の急落で“バブル”がはじけたとはいえ、川上クラスともなれば大争奪戦が展開される要素は十分にある。

 ■川上憲伸(かわかみ・けんしん)…1975(昭和50)年6月22日、徳島県生まれの33歳。179センチ、90キロ、右投げ右打ち。徳島商-明大を経てドラフト1位で98年に中日入団。1年目の98年に14勝を挙げ、リーグ2位の防御率2.57の好成績で新人王を獲得。02年8月1日の巨人戦(東京ドーム)で史上70人目のノーヒットノーランを達成。04年は17勝を挙げ最多勝、最優秀選手、沢村賞。06年も17勝で最多勝、最高勝率、最多奪三振。ベストナイン2度(04、06年)、ゴールデングラブ賞3度(04、06、07年)。今年8月に日本代表として初めて五輪に出場した。

 【フリーエージェント(FA)制度】 出場選手登録が1シーズンで145日を満たし、これが9シーズンに達した時にFA資格を取得する。145日に満たない場合は、足りないシーズンの出場選手登録日数を合算し、145日に達したものを1シーズンとして計算する。FAの流れと今後の日程は別表(FAタイムスケジュール)を参照。また、今年6月にNPBと日本プロ野球選手会との労使交渉で合意した新FA制度により、海外移籍は従来通り9年のままで、国内移籍は8年に短縮。2度目以降に取得した場合は国内、海外とも4年。07年ドラフト以降に入団した大学生・社会人の国内移籍に限り、7年に短縮となった。移籍に伴う旧球団への金銭補償も変わり、各球団で日本人選手を年俸順にA(上位1-3位)、B(4-10位)、C(11位以下)にランク付けし、ランクに応じて金銭補償の金額を設定。Cランクは人的、金銭補償ともに不要で、1球団2人が上限となるFA選手獲得の制限も適用されない。

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ボビー痛烈巨人批判「金で集めたチーム」
 ロッテのバレンタイン監督が、日本シリーズを戦う巨人を痛烈に批判するとともに、相手の西武へエールを送った。客員教授を務める千葉商科大での講義内で「大きなお金を稼ぎながら球界に分配せず、多額なお金で選手を集めたチームはどうしても応援する気にならない」とバッサリ。講義後も「批判するつもりではなく、事実を述べただけ」と鼻息は荒かった。
 [2008年11月3日10時1分 日刊スポーツ紙面から]


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