梅の季節が巡ってきた 1年前のことが・・・〈来栖の独白 2018.3.1〉

2018-03-01 | 日録

〈来栖の独白 2018.3.1〉
 今年は、近くの公園も我が家も、梅の開花が遅いようだ。やっと、咲いた。
 梅の季節が巡ってきた。1年前のことが痛切に甦る。1年前の本日、名古屋へ戻った。母の容態が予断を許さない状態で実家へ帰省していたのだった。が、私はピンときていなかった。これまでのように、また持ち直してくれる、そんなふうに思っていた。平成29年2月24日零時半過ぎ、母は旅立った。
 母については、少しブログにも書いた。が、所詮、ブログなどに書けることではないだろう。母に対しては、感謝が尽きない。その一方、凡そ15年に及ぶ、母の後見人としての裁判所へ向けた財産管理等は、私を圧迫した。
 日記を繰れば、1年前の本日(2017.3.1)、夫君と車で、日付の変わって未だ浅い時刻に名古屋に帰着し、午後、裁判所と法務局へ「終了報告」を提出、となっている。母の死去に伴う悲しみの直ぐ傍らで私の脳裡にあったのは、「裁判所へ終了報告しなくては」という、何とも切迫した緊張であった。
 そうして、「後見終了報告から一ヶ月は間を置いて、相続の報告をせい」とのことで、そのようにし、後見業務と相続の件は終わった。
 母存命の最後の15年ほどは毎年8月に財産報告をしていたため、昨年は「報告しなくて、良いんだよな」と自らに問い、「報告っていったって、コピーして送る母の口座だって無いだろ? 終わったんだよ。終わったの」と独り問答を繰り返した。
 1年が、まるで春という季節のよう・・・落ち着かない明け暮れであった。
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世を去る 友をば かえりみたまえ 死こそは 神への 門出なりせば 2017.3.1 

 
世を去る 友をば かえりみたまえ 死こそは 神への 門出なりせば 2017.3.1
〈来栖の独白 2017.3.1 Wed〉 母(=92歳)が誤嚥性肺炎で(肺炎自体は落ち着いたが)全身弱り、重篤な状態ということで、岡山の実家へ暫く帰省していた。末梢からの点滴吸収に......
 

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遅ればせながら大高緑地公園の梅林へ 2017.3.12 

  

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2 コメント

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所感 (あやか)
2018-03-02 07:23:13
お母さまが、帰天されてから、もう一年たったんですね。
複雑なお気持ちだと思います。
 どうか、お幸せでいらしてください。

   ☆それぞれの、人の思いよ、梅薫る☆

   ☆良き人の、思い出遥か、春霞☆
                       彩花
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あやか様 コメント、感謝です。 (ゆうこ)
2018-03-02 21:35:06
 すてきな御句、ありがとうございます。
 梅を見ては時の移ろいを感じ、気持の切り替えのできる今春です。母も、あちらで父に会い、安らいでいるような気がします。
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