丸山和也議員のどこが悪いのか。民主党の蓮舫代表代行こそ議員辞職せよ。
花田紀凱『WiLL』編集長、元『週刊文春』編集長 2016年2月22日 1時29分配信
新聞が大騒ぎし、野党は辞職勧告決議まで出した。民主党の蓮舫代表代行は「常識を疑う。全く理解できない」という。
人種差別発言というが、一体どこが人種差別なのか。
丸山議員の発言をちゃんと読めば(聞けば)、わかることだ。
「アメリカは黒人が大統領になってるんですよ。黒人の血を引くね。これは奴隷ですよ。はっきり言って。リンカーンが奴隷解放をやったと。でも公民権も何もない。マーティン・ルーサー・キングが出て、公民権運動の中で公民権が与えられた。でもですね、まさか、アメリカの建国当初の時代に、黒人、奴隷がアメリカの大統領になるとは考えもしない。これだけのですね、ダイナミックな変革をしていく国なんです」
アメリカを評価しているのである。
この発言のどこが問題なのか。どこが人種差別なのか。枝葉末節を問題にし、全体を見ない新聞記者。「全く理解できない」という蓮舫代表代行こそ議員辞職したほうがいいのではないか。「常識を疑われる」のはあんただよ。
会見で丸山議員はこう言っていた。
「批判は筋違い。尊敬の念がほとばしった言葉が、なぜ、人種差別の言葉と受け止められるのか」
さすが丸山議員。憲法審査会幹事・委員を辞職する必要なんて、さらさら無かったのだ。
朝日の「天声人語」もオバマが大統領候補になった時にこう書いているではないか。
「最初の黒人奴隷が北米に運ばれて4世紀、同じアフリカ系の血を引く政治家がとうとう米国の頂に手をかけた」「米国史をかけた挑戦なのだと実感する」(2008・8・30)
丸山議員と同じことを言っているではないか。
<筆者プロフィール>
花田紀凱 『WiLL』編集長、元『週刊文春』編集長
1942年東京生まれ。66年東京外国語大学英米科卒、文藝春秋入社。88年『週刊文春』編集長に就任。6年間の在任中、数々のスクープをものし、部数を51万部から76万部に伸ばして総合週刊誌のトップに。94年『マルコポーロ』編集長に就任。低迷していた同誌部数を5倍に伸ばしたが、95年「ナチガス室はなかった」の記事が問題となり辞任、1年後に退社。以後『uno!』『メンズウォーカー』『編集会議』などの編集長を歴任。2004年11月より『WiLL』編集長。テレビやラジオのコメンテーターとしても活躍。産経新聞コラム「週刊誌ウォッチング」、夕刊フジコラム「天下の暴論」はファンも多い。好きなものは猫とコスモス。
◎上記事は[Yahoo!JAPAN ニュース]からの転載・引用です *強調(太字・着色)は来栖
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http://blog.goo.ne.jp/kanayame_47/e/60edbc0ce2da3ef7d7eb0b64988c0f18
http://blog.goo.ne.jp/kanayame_47/e/a929b7082a9dedf6ed0b2f4d2be90a4d/ →中段〈来栖の独白〉
私は差別問題にはうるさいほうなのですが、丸山さんのあの発言については、「差別対象だった有色人種の人がトップにまで登り詰めたのはすごい!」って、そういう称えているほめている意味で丸山さんは言っただけなんじゃないの~?くらいにしか思わなかったんですよね^^;
オバマさんの親はケニア出身の留学生で渡米したのであり、大昔奴隷として連れて来られた黒人の子孫ではない、というのはわかったんですが…『欧米社会では有色人種は立場が弱い、差別されている』ということは変わりないので。
これでは「政権交代したとしても、他の政党も同じ目に遭うのかな~」と思うと、頭が痛いです。
ちなみに、『私が尊敬しているブロガーさん』まで、丸山議員バッシングを記事に書いているので、私もこの件については胸中、複雑です^^;