【私も言いたい】死刑制度 「必要」が９割超
産経ニュース2009.10.15 19:59
今回のテーマ「死刑制度」について、１３日までに７３２６人（男性６０２９人、女性１２９７人）から回答がありました。「制度が必要」との回答が９割超と高く、「終身刑を導入すべき」が約８割、「速やかに死刑執行を下すべき」が約９割に上りました。
（１）死刑制度は必要か
ＹＥＳ→９４％、ＮＯ→６％
（２）仮釈放のない終身刑を導入すべきか
ＹＥＳ→７９％、ＮＯ→２１％
（３）法相は速やかに死刑執行命令を下すべきか
ＹＥＳ→８８％、ＮＯ→１２％
被害者人権無視するな
神奈川・男性自営業（３０）「日本は重犯罪に対して刑が軽すぎる。また刑の執行が遅く、被害者家族に対しての配慮がない」
アメリカ在住・男子大学生（２３）「法相が死刑制度に疑義を持つのは構わない。しかし、職務遂行という点から速やかに死刑執行命令を下すべきだ」
新潟・男性会社員（２７）「人の命を奪っておきながら自分は生きているのは許されないと思う。加害者の人権うんぬんという人たちがいるが、被害者の人権や遺族の無念を考えてほしい」
宮崎・男性自営業（４８）「死刑の話題が出ると諸外国と比べるが、日本は自国の考えをしっかり持つことが必要。犯罪者の権利ばかり強調され、被害者の権利はほとんど重要視されていない」
島根・男性会社員（４９）「人の命を奪った者は自らの命で償わなくてはならない。執行命令を出さない職務怠慢な法務大臣は罷免すべきだ」
京都・男性会社員（２２）「死刑と同等の抑止力がある刑罰があるならともかく、代案がないのに廃止はおかしい」
東京・男性会社員（３２）「犯罪抑止力として死刑は必要で、終身刑は税金の無駄。刑務所がこの世で最も過酷な場所というイメージが全然ないのも問題だ」
死刑も殺人
埼玉・男性教師（５１）「先進国の趨勢（すうせい）からみても廃止にすべきだ。死刑は人が人を殺す第２の殺人であり、テロに対する報復の連鎖と変わらない」
大阪・女性会社員（４０）「アメリカのように、犯罪ごとの合算で服役年数を計算すべきだ。重犯罪には特に必要。死刑だけですべて終わらせるのはどうかと思う」
埼玉・男性会社員（３６）「免許の点数のような累積方式を望む。犯罪常習者には、悪いことはできないという強迫観念が必要」
東京・男性会社員（３４）「冤罪（えんざい）の可能性がゼロでない限り死刑制度は廃止すべきだ。ただ、明らかに有罪かつ被害が甚大な凶悪事件の処罰の場合は議論をさらに深めるべきでは」
神奈川・主婦（４４）「人は誰でも寿命を全うする権利がある。死んだらどうやって罪を償うのか。人として罪を償う制度にして、現代にそぐわない死刑制度は即刻、廃止すべきだ」
熊本・女性会社員（２５）「裁判が誤る可能性をゼロにすることは不可能であり、一度間違って執行したら取り返しがつかない恐ろしい制度は廃止すべき」
千葉・男性会社員（５１）「死刑は立場を変えた殺人にほかならない」
◇
【用語解説】死刑制度存廃問題
死刑制度存廃では、死刑執行命令を下す法相の立場と役割が議論になる。刑事訴訟法により、法相は死刑判決確定後６カ月以内に執行命令を下さなければならない。しかし、現実には、再審請求や恩赦の可能性などを考慮し、期限内に命令を下せないケースが多い。千葉景子法相は就任後、「これだけ議論があり、人の命を奪う刑罰なので慎重に対処したい」と話し、議論を呼んだ。また、死刑は「国家による殺人」との見方もあり、仮釈放のない終身刑へ移行すべきとの声もある。
産経ニュース2009.10.15 19:59
今回のテーマ「死刑制度」について、１３日までに７３２６人（男性６０２９人、女性１２９７人）から回答がありました。「制度が必要」との回答が９割超と高く、「終身刑を導入すべき」が約８割、「速やかに死刑執行を下すべき」が約９割に上りました。
（１）死刑制度は必要か
ＹＥＳ→９４％、ＮＯ→６％
（２）仮釈放のない終身刑を導入すべきか
ＹＥＳ→７９％、ＮＯ→２１％
（３）法相は速やかに死刑執行命令を下すべきか
ＹＥＳ→８８％、ＮＯ→１２％
被害者人権無視するな
神奈川・男性自営業（３０）「日本は重犯罪に対して刑が軽すぎる。また刑の執行が遅く、被害者家族に対しての配慮がない」
アメリカ在住・男子大学生（２３）「法相が死刑制度に疑義を持つのは構わない。しかし、職務遂行という点から速やかに死刑執行命令を下すべきだ」
新潟・男性会社員（２７）「人の命を奪っておきながら自分は生きているのは許されないと思う。加害者の人権うんぬんという人たちがいるが、被害者の人権や遺族の無念を考えてほしい」
宮崎・男性自営業（４８）「死刑の話題が出ると諸外国と比べるが、日本は自国の考えをしっかり持つことが必要。犯罪者の権利ばかり強調され、被害者の権利はほとんど重要視されていない」
島根・男性会社員（４９）「人の命を奪った者は自らの命で償わなくてはならない。執行命令を出さない職務怠慢な法務大臣は罷免すべきだ」
京都・男性会社員（２２）「死刑と同等の抑止力がある刑罰があるならともかく、代案がないのに廃止はおかしい」
東京・男性会社員（３２）「犯罪抑止力として死刑は必要で、終身刑は税金の無駄。刑務所がこの世で最も過酷な場所というイメージが全然ないのも問題だ」
死刑も殺人
埼玉・男性教師（５１）「先進国の趨勢（すうせい）からみても廃止にすべきだ。死刑は人が人を殺す第２の殺人であり、テロに対する報復の連鎖と変わらない」
大阪・女性会社員（４０）「アメリカのように、犯罪ごとの合算で服役年数を計算すべきだ。重犯罪には特に必要。死刑だけですべて終わらせるのはどうかと思う」
埼玉・男性会社員（３６）「免許の点数のような累積方式を望む。犯罪常習者には、悪いことはできないという強迫観念が必要」
東京・男性会社員（３４）「冤罪（えんざい）の可能性がゼロでない限り死刑制度は廃止すべきだ。ただ、明らかに有罪かつ被害が甚大な凶悪事件の処罰の場合は議論をさらに深めるべきでは」
神奈川・主婦（４４）「人は誰でも寿命を全うする権利がある。死んだらどうやって罪を償うのか。人として罪を償う制度にして、現代にそぐわない死刑制度は即刻、廃止すべきだ」
熊本・女性会社員（２５）「裁判が誤る可能性をゼロにすることは不可能であり、一度間違って執行したら取り返しがつかない恐ろしい制度は廃止すべき」
千葉・男性会社員（５１）「死刑は立場を変えた殺人にほかならない」
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【用語解説】死刑制度存廃問題
死刑制度存廃では、死刑執行命令を下す法相の立場と役割が議論になる。刑事訴訟法により、法相は死刑判決確定後６カ月以内に執行命令を下さなければならない。しかし、現実には、再審請求や恩赦の可能性などを考慮し、期限内に命令を下せないケースが多い。千葉景子法相は就任後、「これだけ議論があり、人の命を奪う刑罰なので慎重に対処したい」と話し、議論を呼んだ。また、死刑は「国家による殺人」との見方もあり、仮釈放のない終身刑へ移行すべきとの声もある。