同性婚訴訟「生きる希望となる判断を」二審初弁論 2021.12.23

2021-12-24 | 社会

「生きる希望となる判断を」 同性婚訴訟、二審初弁論
 中日新聞 2021年12月24日(Fri) 
 同性婚を認めていないのは憲法違反として、北海道の同性カップル三組が国に計六百万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審第一回口頭弁論が二十三日、札幌高裁(大竹優子裁判長)であった。原告の一人、帯広市の公立学校教諭国見享佑さん=四十代、仮名=は違憲と判断した一審判決を踏まえ「生きる希望となる判断をしてほしい」と述べ、法制化への早急な行動を促す判決を求めた。

 この日は原告二人が意見陳述。国見さんは法制化について「立法や行政の動きがなく、大きく失望したが、制度ができれば将来に希望を持って生きていける」と主張。別のカップルで札幌市の男性会社員は「家族としての権利を公然と享受できるようになることを望む」と訴えた。国側は控訴棄却を求めた。
 原告側は控訴理由書で、同性カップルが結婚による遺産の相続権など法的メリットを一切受けられないのは、法の下の平等を定めた憲法14条に反すると判断した1審判決は正当だと主張。民法などの改正を強く促し、立法措置を正しい方向に導く指針となる司法判断を望むとした。

 一審札幌地裁は3月、同性婚を認めないのは違憲と判断したが国会が違憲性を直ちに認識するのは困難だったとして立法を怠ったとは認めなかった。原告側が不服として控訴した。

 原告は男性カップル2組と女性カップル1組。いずれも2019年1月に婚姻届を提出したが、受理されなかった。同種訴訟は全国5地裁で起こされ、札幌以外の4地裁はいずれも係争中。

 ◎上記事は[中日新聞]からの転載・引用、および書き写しです

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〈来栖の独白 2021.12.24 Fri〉
 この問題(同性・・・)は、私には難しく、わからない。聖書にも、明確には書かれていないようだ。


    
 最近、『私のイエス  日本人のための聖書入門』 を何十年ぶりかで再読しているが、例えばこういった問題に遠藤周作さんは触れていない。

 ただ、この重いテーマを「カネ」の問題に置き換えるのは、違うのではないか。
>同性カップルが結婚による遺産の相続権など法的メリットを一切受けられない
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創世記第1章
26 神はまた言われた、「われわれのかたちに、われわれにかたどって人を造り、これに海の魚と、空の鳥と、家畜と、地のすべての獣と、地のすべての這うものとを治めさせよう」。
27 神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女とに創造された。
28 神は彼らを祝福して言われた、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。また海の魚と、空の鳥と、地に動くすべての生き物とを治めよ」。


同性婚めぐり初の集団訴訟 4都市で13組が国を一斉提訴 2019/2/14 
* 『LGBTと聖書の福音 それは罪か、選択の自由か』 2020/6/24


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