公園で殺害に懲役30年求刑
NHK NEWS WEB 2015年03月18日 12時30分
去年7月、名古屋市中村区の公園で、面識のない53歳の男性を、ナイフで刺して殺害した罪に問われている被告の裁判が、18日、名古屋地方裁判所で開かれ、検察は「人を殺して死刑になろうとした、悪質、理不尽な事件だ」として、懲役30年を求刑しました。
住所不定で、無職の太田勝也被告(21)は、去年7月、名古屋市中村区の公園で、近くに住むアルバイト従業員の盛本清さん(53)の腹を果物ナイフで刺して殺害したとして、殺人などの罪に問われています。
18日、名古屋地方裁判所で開かれた裁判で、検察は「被告は、人を殺し死刑になろうとして、面識のない盛本さんを殺害した。悪質、理不尽な事件で、突然、命を奪われた被害者の無念は、筆舌に尽くしがたい」として、懲役30年を求刑しました。
一方、弁護士は、事件のあと、警察に自首し、遺族に被害弁償もしているとして、懲役18年が相当だと主張しました。
最後に太田被告が「自分勝手な思いから尊い命を奪ってしまい、本当に申し訳ありません」と遺族に対し、謝罪しました。
判決は、3月23日に言い渡されます。
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