偽ブランド品所持などで有罪=女児殺害事件の被告—宇都宮地裁
WSJ Japan Real Time 2016 年 2 月 9 日 10:31 JST 更新
栃木県今市市(現日光市)で2005年、小学1年吉田有希ちゃん=当時(7)=が殺害された事件で起訴された無職勝又拓哉被告(33)について、偽ブランド品を所持したとされる商標法違反罪などの区分審理の部分判決が9日、宇都宮地裁であり、松原里美裁判長は有罪を言い渡した。
量刑は29日から始まる殺人罪の裁判員裁判で一括して言い渡される。区分審理は裁判員の負担を減らすため、裁判官のみで実施された。
勝又被告は、区分審理の対象となった同法違反と銃刀法違反の罪については、起訴内容を認めていた。
[時事通信社]
◎上記事は[WSJ Japan Real Time]からの転載・引用です
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今市事件 区分審理で有罪判決
NHK NEWS WEB 宇都宮放送局 2016/02月09日 11時47分
平成17年、旧今市市、いまの日光市で、小学1年生の女の子が連れ去られて殺害された事件で、殺人などの罪に問われている33歳の男について、宇都宮地方裁判所は偽ブランド品を所持していた商標法違反などの2つの罪について区分審理を行い、有罪の判決を言い渡しました。
鹿沼市の無職、勝又拓哉被告(33)は、平成17年、旧今市市、いまの日光市で小学1年生の吉田有希ちゃん(当時7)を連れ去って殺害した罪のほか、おととし、偽ブランド品のバッグを販売目的で所持していた商標法違反と、車の中にナイフを隠し持っていた銃刀法違反の罪に問われています。
宇都宮地方裁判所は殺人事件の審理にあたる裁判員の負担を軽くするため、裁判員裁判の対象とならない商標法違反と銃刀法違反の2つの罪について区分審理を行い、松原里美裁判長は9日の判決で、この2つの罪についていずれも有罪の判決を言い渡しました。
殺人事件の審理は2月29日から始まり、9日の判決も踏まえて裁判員が刑の重さを判断し、判決が言い渡される予定です。
◎上記事は[NHK NEWS WEB]からの転載・引用です *強調(太字・着色)は来栖
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◇ 今市 女児殺害事件〈勝又拓哉被告〉弁護団 無罪主張へ「威圧的な取り調べで嘘の自白に追い込まれた」
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今市事件、容疑者は偽ブランドで生計
ハフィントンポスト 投稿日:2014年06月04日 08時19分|朝日新聞デジタル|執筆者:朝日新聞社提供
容疑者宅からビデオ押収、逮捕の決め手に 栃木・今市
栃木県今市市(現日光市)で2005年、市立大沢小学校1年の吉田有希(ゆき)さん(当時7)が下校途中に連れ去られて刺殺された事件で、勝又拓哉容疑者(32)は事件後も栃木県内に住み続け、骨董(こっとう)市で偽ブランド品を売るなどして生計を立てていた。2005年12月の事件当時は23歳。車で関東近辺の骨董市などを転々としていた時期にあたる。
「母親が客に対応し、息子(勝又容疑者)が店番をしていた」。勝又容疑者と母(55)=商標法違反罪で公判中=が十数年前から出入りしていた茨城県内の骨董市の関係者は振り返る。
露店に並んでいたのは偽ルイ・ヴィトンのバッグや財布など。本物なら10万円を超えるものを、2万~3万円で売っていたという。偽ヴィトンのかばんを販売目的で所持していたとして母とともに今年1月、栃木県警に逮捕された。
捜査関係者らによると、母の手伝いで偽ブランドの販売を始めたのは02年ごろ。母が仕入れや販売を手がけ、勝又容疑者は自宅に隣接する保管倉庫から骨董市まで車で運んでいた。自ら中国まで買い付けに行くこともあったという。
有希さんの遺体が見つかった茨城県常陸大宮市の現場付近も骨董市巡りで訪れ、土地勘があったというのが捜査本部の見立てだ。
知人や捜査関係者らによると、勝又容疑者は父の古里の台湾と日本とを行き来して育った。その後、有希さんと同じ栃木県今市市(現日光市)の市立大沢小に転入し、1995年に卒業。宇都宮市内の中学校に転校するまで、連れ去り現場の近くで暮らしていた。
「転入時はほとんど日本語が話せず、絵本を教材に基礎的な言葉を勉強していた」と勝又容疑者を知る元教員。中学卒業後、日光市内のホテルで働いたがすぐに辞めた。その後もコンビニのアルバイトや派遣労働に就いた。いずれも長続きしなかったという。
栃木県警の勝又容疑者宅の家宅捜索では所持が禁じられている刃物が複数、押収された。幼児性愛に関するものや猟奇的なものが映った画像も見つかったという。
事件前後に容疑者が暮らしていたのは、連れ去り現場から数キロの鹿沼市内。近隣住民は「物腰が柔らかく、とても重大な犯罪を起こすようには見えない」と驚きを隠さなかった。知人の男性は「家でゲームをして過ごすことが多く、社交的ではなかった。事件のことは全く心当たりがない」と話した。
■警察「自信を持って逮捕」
「慎重かつ粘り強い捜査を継続し、自信を持って逮捕するに至った」
栃木、茨城両県警の合同捜査本部が置かれている栃木県警今市署で3日午後5時から開かれた会見で、栃木県警の阿部暢夫(のぶお)刑事部長はそう語った。一方で、「逮捕まで長期間を要し、ご遺族にご心労をおかけし、多くの県民の皆様にもご心配をおかけしたことをおわびする」とも述べた。
事件から8年半が過ぎたが、捜査本部は約200人の態勢を維持して捜査を続けてきた。勝又拓哉容疑者(32)が捜査線上に浮かんだのは、事件発生から数カ月後だった。住民から、連れ去り現場の近くに「不審者がいる」との情報が寄せられた。連れ去り現場と遺棄現場に土地勘がある▽平日の日中に車で移動できる▽刃物や幼女などに興味を持つマニア――事件の特徴から犯人像を描く「プロファイリング」の結果とも一致した。
ただ、捜査関係者によると、勝又容疑者から複数回、任意で事情を聴いたが、当時、本人は関与を否定。遺留物なども少なく、逮捕には至らなかった。
転機は今年1月。内偵捜査を続けるなか、偽ブランド品を販売目的で所持していたとして、勝又容疑者を商標法違反容疑で現行犯逮捕。家宅捜索で、多くの画像などを押収した。分析を進めた結果、その中に、有希さんとみられる女児が映ったビデオ画像があることを確認。「容疑性を高める証拠」になると判断し、殺人容疑で逮捕した。
◎上記事は[ハフィントンポスト]からの転載・引用です
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◇ 勝又拓哉被告、銃刀法違反の罪での裁判2016/1/29 「今市小1女児殺害事件」の初公判は2016年2月29日
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◇ 今市 女児殺害事件 勝又拓哉容疑者「吉田有希ちゃんが夢に出てくるから自供したい」/猟奇的なものを押収
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