『国民の生活が第一』佐藤奈保美氏が出馬表明 衆院岩手3区 小沢一郎代表と記者会見

2012-11-09 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア

生活・佐藤氏が出馬表明 衆院岩手3区
 河北新報2012年11月09日金曜日
記者会見で握手する小沢氏(左)と佐藤氏=8日、一関市内のホテル
 岩手県一関市厳美町の温泉旅館経営佐藤奈保美氏(46)は8日、同市内で記者会見し、次期衆院選岩手3区に新党「国民の生活が第一」の公認候補として立候補することを正式に表明した。
 佐藤氏は「民主党政権による震災復興予算の使い方は乱行というほかない。被災者に真に寄り添えるような政治と立法を実現したい」と述べた。
 佐藤氏は、一関市東山町出身。盛岡大短大部を卒業後、父の旧自由党衆院議員、菅原喜重郎氏(86)の公設秘書などを経て、2008年に温泉旅館を開業した。
 岩手3区には、民主党現職の黄川田徹氏(59)、自民党新人の橋本英教氏(45)、共産党新人の菊池幸夫氏(53)の3人が立候補を予定している。
<「王国」死守へ決意>
 新党「国民の生活が第一」の小沢一郎代表が8日、次期衆院選岩手3区の公認候補者発表のため、同党岩手県連が一関市で開いた記者会見に出席し、「小沢王国死守」への強い決意を示した。攻勢に出た生活と、迎え撃つ民主党をはじめ他党とのせめぎ合いが熱を帯びてきた。
 岩手県の衆院小選挙区4議席は小沢氏が離党するまで民主党が独占し、党分裂で民主2、生活2で分け合う形になった。互いに空白区への立候補を模索し、最初に生活が動いた。
 会見で小沢氏は、岩手3区に擁立した佐藤奈保美氏について「政治家としての資質を高く評価した。(所属議員における)女性の比率が他党に比べて高いわが党として、素晴らしい候補だ」と期待を示した。
 県内小選挙区で、公認候補が唯一未定の岩手1区に関しては「県都の選挙区であり、大勝利を果たすべく人選中だ。12月中旬までには発表したい」と語った。
 小沢氏は同日、佐藤氏とともに沿岸の大船渡市と釜石市も行脚。両市の会場で、それぞれ支持者約100人を前に支援を訴えた。
 県連結成大会のあった9月以降、小沢氏の県内入りは3回目。民主党県連の渡辺幸貫代表代行は「『やれることは全てやる』という覚悟の表れだ」と警戒する。
 3区では、陸前高田市出身で東日本大震災で家族らを失った現職黄川田徹氏が小沢氏と決別し、民主党に残った。今回の佐藤氏擁立について、小沢氏に近い一関市議は「黄川田氏が沿岸部で同情票を集めても、(大票田の)一関を固められれば勝てないだろう」と自信を見せる。
 「沿岸」対「内陸」の構図に持ち込む生活の戦略に対し、黄川田氏の大船渡後援会長を務める田村誠県議は「まず沿岸を固め、内陸でこれまでの実績を訴える。地道にやっていくしかない」と強調する。
 自民党新人で大船渡市出身の橋本英教氏は5月に一関市に事務所を開設した。党県連の千葉伝幹事長は「生活の参戦で3区は激戦が予想される。一関の対応をさらに強化する」と気を引き締める。
 新人の菊池幸夫氏を擁立する共産党。若山明夫党県委員会書記長は「菊池氏は衆院選に3回立候補し知名度はある。これまで同様、政策を訴えていく」と話す。
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民主刺客に…生活、旅館経営の佐藤奈保美氏擁立
2012年11月9日07時30分 読売新聞 
 新党「国民の生活が第一」の小沢一郎代表(衆院4区)は8日、岩手県一関市山目のホテルで記者会見し、次期衆院選の3区に、公認候補として同市大東町、旅館経営佐藤奈保美氏(46)を擁立すると発表した。
  3区は選挙の構図がほぼ固まり、民主党現職の黄川田徹復興副大臣(59)、自民党新人の橋本英教氏(45)に、佐藤氏を加えた三つどもえの激しい選挙戦となりそうだ。共産党は新人の菊池幸夫氏(53)が立候補を予定している。
  県内初の「刺客」候補となった佐藤氏は旧東山町(現一関市)出身で、父親は2001年に引退した菅原喜重郎元衆院議員。佐藤氏は1988年から約10年間、菅原氏の秘書を務めていた。
  8日の記者会見に同席した佐藤氏は「現政権に不安と憤りを感じて出馬を決意した。災害時にふさわしい大胆な政策を進めるべきだ。働く女性の子育て環境の充実にも力を入れたい」と語った。小沢氏は「女性の立場で政治に参画することは大変意義がある」とした。
  また、小沢氏は県内唯一の空白区となった1区について、「県都の選挙区なので大勝利しなくてはならない。擁立作業は県連執行部に任せているが、来月の第3次公認で発表できるようお願いしたい」と述べ、候補選定を急ぐよう求めた。
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維新全1区擁立、小沢氏「民・自を利するだけ」
 新党「国民の生活が第一」の小沢代表は8日、岩手県一関市で記者会見し、次期衆院選で全都道府県の1区に公認候補を擁立するとした新党「日本維新の会」の方針について、「各党がそれぞれ勝手に候補者を立てて争っていては、自民党や民主党を利するだけになってしまう。本当の改革を求めるならば、志を持った者たちが協力するべきだ」と述べ、不快感をあらわにした。
 自民、民主両党などに代わる「第3極」が結集する「オリーブの木」構想が、小沢氏の思惑通りに進まないことへのいら立ちが背景にあるとみられる。衆院岩手1区は、小沢氏が党首を務めた政党が一度も負けたことがない選挙区で、危機感を募らせてもいるようだ。
 小沢氏はこの日、衆院岩手3区に擁立する新党「生活」の新人の公認候補予定者を発表した。民主党の黄川田徹復興副大臣への「刺客」候補となる。
(2012年11月9日08時39分 読売新聞)
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維新の「1区擁立」を批判=生活・小沢氏
2012年11月8日23:06 JST
 新党「国民の生活が第一」の小沢一郎代表は8日、岩手県一関市で記者会見し、次期衆院選で各都道府県の小選挙区の1区に公認候補を擁立するとした日本維新の会の方針について「各グループ、各党がそれぞれ勝手に候補者を立てて争っていたのでは自民党、民主党を利するだけだ」と批判した。
 その上で「本当の改革を求める志を持っている者たちが協力してやるべきだ」として「第三極」の結集を目指す政党の連携を訴えた。小沢氏は、複数の政党が統一の首相候補を掲げて選挙を戦う「オリーブの木」構想を模索している。
[時事通信社]
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『国民の生活が第一』岩手3区 佐藤奈保美氏/記者会見に小沢代表同席「政治家としての資質を高く評価した」 2012-11-08 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア 
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維新の会「全国の1区」に候補者擁立へ 3勝44敗の惨敗の運命 2012-11-06 | 政治
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日本維新の会が再浮上を狙うふたつのシナリオ 「小沢さんは劇薬です」 2012-11-08 | 政治 
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6 コメント

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初めまして! (S・LUNA)
2012-11-09 10:28:08
来栖宥子さんブログ参考にさせていただいております。リンクさせていただいてもよろしいでしょうか?よろしくお願いいたします。
返信する
Re;初めまして! (ゆうこ)
2012-11-09 11:06:49
S・LUNAさん
 閲覧とコメント、感謝です。
>リンクさせていただいてもよろしいでしょうか?
 ご丁寧に、ありがとうございます。どうぞ、どうぞ。
返信する
ありがとうございます! (S・LUNA)
2012-11-09 14:20:51
ありがとうございます!
来栖宥子さんのブログを参考にされている方はたくさんいらっしゃっるでしょうね!

ありがとうございました!
返信する
Unknown (ゆうこ)
2012-11-09 17:52:34
 いえいえ、こちらこそ、ありがとう、です。
 来週初め11月12日(月)は、小沢さんの無罪確定判決ですね。
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Unknown (参考)
2012-11-10 00:39:50
選挙:衆院選・岩手3区に「生活」候補 選挙戦モードへ 民主、自民に危機感 /岩手
毎日新聞 2012年11月09日 地方版

 民主党分裂により空白区となっていた岩手3区で、次期衆院選に一関市の温泉旅館経営者、佐藤奈保美氏(46)の擁立を発表した「国民の生活が第一」県連。出馬会見後、小沢一郎代表は、佐藤氏とともに選挙区内の主要地域を回る「異例の行脚」を展開した。民主党現職の黄川田徹副復興相(59)の陣営も対抗馬が明確になったことで危機感を強めており、党分裂の影響が残る後援会の再構築を急ぐ構えだ。

 一関市内のホテルでの出馬会見に同席した小沢氏は佐藤氏が08年の岩手・宮城内陸地震で被災した旅館を再建させた経験などを評価した上で、「全力で勝利を勝ち取るようにしていただきたい」と激励。佐藤氏は「民主党政権で日本を支えられるのかという不安と憤りを感じ、立候補を決意した。復興を早く進めるための政策が必要だ」と訴えた。

 同じホテルの会場に約70人の支持者を集めた小沢氏は佐藤氏への支持を訴えると、そのまま大船渡市、釜石市と3区の主要拠点で集会を開いた。ある民主県議は「小沢氏がここまでテコ入れに動くのは異例」と指摘。また、別の民主県議も「小沢氏とすれば王国を維持しようという思いが強いのだろう」と分析した。一関市出身の小沢系衆院議員は01年に引退した佐藤氏の父菅原喜重郎氏(85)以来おらず、地元の生活関係者は「一関からの国会議員誕生は地元の悲願」と語る。

 一関市は3区有権者の約半数を占めるだけに黄川田氏の陣営も警戒感を隠さない。また、同市は中選挙区時代に小沢氏の地盤だったことから党分裂後、黄川田氏の後援会からは小沢系幹部の離脱も相次いでいる。民主県連の渡辺幸貫代表代行は「副復興相の黄川田氏は政治的に手慣れている点で心強い」としつつも「いずれにせよ、気を引き締めて選挙に向かう」と決意を新たにした。

 一方、分裂前の民主票が割れることで、自民党新人の橋本英教氏(45)にとっては有利に働くとの見方もあるが、ある自民県議は「本来であれば好機だが、積極的に票を取りに行かなければ単に民主と生活に流れるだけ」と危機感を募らせるなど、今後各陣営で本格的な選挙戦モードに突入しそうだ。

 3区には、ほかに共産党の菊池幸夫氏(53)も立候補を表明している。【金寿英、宮崎隆】
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20121109ddlk03010111000c.html

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佐藤氏、生活から出馬表明 次期衆院選岩手3区 (11/09)

 一関市厳美町の祭畤温泉かみくら代表取締役の佐藤奈保美氏(46)=同市大東町摺沢=は8日、同市内のホテルで記者会見し、次期衆院選岩手3区に新党「国民の生活が第一」から出馬する意向を正式表明した。

 県連代表の小沢一郎党代表が同席した会見で、佐藤氏は「今の民主党政権の現状を見て『日本を支えていけるのか』という不安と強い憤りを感じていたところ、生活から声を掛けていただいた。発言できる場を与えていただいたと思い、決意した」と説明。自身も岩手・宮城内陸地震の被災から温泉旅館の経営を立て直し、東日本大震災で復興支援に当たった経緯を語り「現政権で19兆円の復興予算が、全く違うところへ乱用され非常に憤りを感じた。政策も現実に即していない。被災者のため、地元に耳を傾け大胆な政策を進めるべきだ」と持論を述べた。

 さらに「共働き、働く女性が子供を安心して育てられる環境の充実に力を入れたい。子供が日本を誇りに思い、国土を自分たちで守る気概を持てるような教科書づくりも必要」と、重点政策を示した。

 小沢代表は「地元からも素晴らしい人物を見いだすことができた。本人の話を聞き、政治家としての資質を高く評価した。災害を乗り越えてきたことも評価されるべきで、女性の立場での政治参画も意義あること」と強調。「県連力を合わせ全力で勝利を得たい」と力を込めた。

 本県で唯一、候補擁立に至っていない1区については「県都盛岡の選挙区だけに大勝利しなくてはならず、その意味で慎重になっている。来月中旬には第3次公認を発表したいので、1区も一緒にできるようにしたい」との意向を語った。


 佐藤 奈保美氏(さとう・なおみ)東山中、一関高専高等課程修了、生活学園短大(現盛岡大短期大学部)卒業。中学校非常勤講師を経て1988年から10年間、父である菅原喜重郎衆院議員(当時)秘書。2008年祭畤温泉かみくらを創設し代表取締役、おかみを兼務。一関市東山町出身。

【写真】記者会見で決意を語る佐藤奈保美氏
http://www.iwanichi.co.jp/ichinoseki/item_31963.html

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佐藤氏の公認 生活正式発表 衆院3区
2012年11月09日

 生活の小沢一郎代表は8日、一関市で記者会見し、市内で旅館を経営する佐藤奈保美氏(46)を次の衆院選の3区の公認候補にすると発表した。佐藤氏は、特例措置を積極的にとり入れた震災復興や、女性が安心して子育てができる環境づくりなどに取り組む考えを表明した。
 会見で小沢代表は、佐藤氏について「岩手・宮城内陸地震で被災し、(東日本大震災では、被災した)沿岸の人たちにも手助けをした。これは評価されてしかるべきだ。女性の立場で政治に参加することも意義深い」と話した。

佐藤奈保美氏と握手をする小沢一郎氏=一関市山目
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000811211090002

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生活、佐藤奈保美氏の擁立発表 次期衆院選岩手3区

 新党「国民の生活が第一」県連は8日、次期衆院選岩手3区に一関市の旅館経営佐藤奈保美氏(46)を同党の公認候補として擁立すると正式に発表した。

 小沢一郎代表が一関市内で記者会見。佐藤氏は「民主党政権に不安と憤りを感じ立候補を決意した。現行法が被災地の復興を妨げないような政策が必要。働く女性が安心して子育てができる環境の充実にも力を入れたい」と意欲を語った。

 小沢氏は、佐藤氏が岩手・宮城内陸地震の被災を踏まえ昨年の震災で被災者を支援したことを挙げ「政治家としての資質を高く評価している。女性の立場で政治に参画することも大変意味がある」と期待を込めた。
(2012.11.9)
http://www.iwate-np.co.jp/senkyo/y2012/m11/1211092.html

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1区候補擁立は12月中旬 来県の小沢氏会見

 新党「国民の生活が第一」の小沢一郎代表は8日、一関市内のホテルで記者会見し、次期衆院選の衆院岩手1区の候補者について「来月中旬には(党の)第3次公認を発表したい。岩手1区も一緒に発表できるようにしたい」と述べ、12月中旬までに候補者を擁立する方針を明らかにした。

 小沢氏は同党が岩手3区に擁立した旅館経営佐藤奈保美氏(46)=一関市=とともに会見した。

 本県4小選挙区で唯一、候補予定者が決まっていない岩手1区について小沢氏は「基本的に在県の県連執行部に擁立を任せている」とした上で、「岩手1区は県都盛岡の選挙区。大勝利しなければいけないとの思いを皆が持っている。その意味で慎重になり、少し遅れ気味になっているのかもしれない」と説明。3次公認の発表までに擁立する考えを示した。

(2012.11.9)
http://www.iwate-np.co.jp/senkyo/y2012/m11/1211091.html
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Unknown (ゆうこ)
2012-11-10 11:27:50
参考さん
 情報、心より感謝です。エントリを補完してくださって心強いかぎりです。URLだけでなく、内容を転写してくださいますので、しっかりしたファイルになり、助かります。URLだけですと、行ってみると記事が消去されている、なんてことがありますもの。
 岩手3区の佐藤さん擁立については、「女性」「被災」といった要素が先行しているかもしれませんが、この候補者の強みは、経営者ということだろうと思います。
 現民主党政権幹部は、閣僚になるには、何の経験もなく教育も受けていない人ばかりです。(---そういう意味では小沢氏も、政治しかやってこなかった人ですが---)
 そのため、「国益」ということがさっぱりわかっておらない。経営者とは、その立場での一言が如何に重いか分かっているものですが、民主党幹部にはそこのところが欠落しているので、言ったことを守らないし、嘘も平気で言う。外交上も信用を失い、大いに不利益を被りました。経営者佐藤さんに期待します。
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