大島洋平外野手2000安打 大学社会人出身で最速 2023/08/26

2023-08-27 | 相撲・野球・・・など
 2023/08/27Sun. 中日新聞
通算2000安打を達成し、花束を手に笑顔の大島=26日、バンテリンドームナゴヤで(榎戸直紀撮影)

通算2000安打を達成し、花束を手に笑顔の大島=26日、バンテリンドームナゴヤで(榎戸直紀撮影)

大島2000安打 大学社会人出身で最速 2023/08/26

 プロ野球中日の大島洋平外野手(37)が26日、名古屋市東区のバンテリンドームナゴヤで行われたDeNA19回戦で、史上55人目の通算2000安打を達成し、名球会に入会する資格を得た。中日で達成した選手は高木守道、矢沢健一、立浪和義、谷重元信、和田一浩、荒木雅博に続き7人目。

37歳 不屈の精神力
 節目の1本を放った大島洋平選手は、一塁ベース付近で記念のボードを頭上に掲げてから、周囲に頭を下げた。「『やったー』という感じ。届いてほっとしたのが正直なところ。思い返すとあっという間だった」。表情を大きく崩すことはなかったが、喜びをかみしめていた。
 社会人の日本生命からドラフト5位で2010年に中日に入団。母・靖子さん(63)は「日本生命なら引退後も働ける。本当にプロでいいの」と心配した。09年春に真世さんと結婚し、長男・慶士君が生まれて間もない。迷いは生じたが、挑戦したい憧れが勝った。「だめならしょうがない」。子連れで入団会見に臨み、地元球団のユニホームに袖を通した。
 1年目から試合に出場した中で、先輩の練習量に度肝を抜かれた。その一人が、主に2塁で主力だった荒木雅博内野守備走塁コーチ(45)。シーズン終了後から連日のようにナゴヤ球場へ通い、マシン打撃などに4時間。年明けからともにした熊本県内での自主トレでは練習後に、3333段を誇る日本一の石段を上る。
 「荒木さんでもここまでやるのか」。膨大な練習量に心を動かされ、試合のない日も体を動かしてきた。今も、365日で「何もしない日」はシーズンオフの10日間ほどだ。
 2019年には肋骨を骨折しながら試合に出続けた。昨年は右膝に死球を受け、神経が切れかけた。全治2、3か月と診断されながら1か月弱で戻ってきた。黄金期のチームでもまれ、「年齢を重ねるたびに覚えた不安と怖さとの戦いだった」というプロ14年間。不屈の精神力で戦い続けた。
 37歳。気づけば、チームの野手最年長。責任感も芽生えた。先輩から練習の重要性を感じ取れたから、大記録にたどり着けた。若手にも願う。「僕以上にポテンシャルを持っている選手はいる。うまくなるために、常にアンテナを張っておいてくれたらいい」
  (永井響太)
 
 ○上記事は[中日新聞]からの書き写し
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〈来栖の独白〉
 大島洋平選手、同じ「M区」というのは嬉しいけれど、もしそうでなくても応援しています!

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