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生き延びるたたかい
ですから、「オウム事件」でも裁判所の横暴な公判進行に対して私たちは抵抗し続けてきました。それは生命を守るたたかいであり、生命を永らえるためのたたかいである、それが死刑廃止運動の真髄であり本質だろうと思います。「人を殺してはならない」というのが死刑廃止の基本的な考え方だという人がいらっしゃる。しかし「殺してはならない」という倫理あるいは規範は死刑判決自らが言っていることであるし、死刑制度そのものを維持し乱発している国家が言っていることです。そういう国家的なものが介在する中ではなく、私たちは個人として国家とどう対峙していくかという哲学をもつならば、「殺してはならない」ということではなく、個として、あるいは個々のつながりとして、「どこまでも生き続ける」「生き延びる」という思想あるいは理念が必要ではないかと思います。http://www.k4.dion.ne.jp/~yuko-k/kiyotaka/tatakai-yasuda.htm