加音オーケストラ ブログ

加音ホールに付属するオーケストラとして創立。地域に根差した音楽活動を行い地域文化に寄与する、を趣旨に創立27周年目です。

3月2日(金)の練習

2018-03-05 13:19:07 | 練習
冬のオリンピック,ゴールドメダリストそっくりさんのいる加音オーケストラ。

3月2日は鶴田先生のトゥッティ。
大ホールでの練習でした。

ゆっくり丁寧にハイドンから。
第2楽章メヌエットについて,
「メヌエット」は通常24小節のところ
交響曲第25番のメヌエットでは2小節「付録」がついていますね,と鶴田先生。ハイドン流ジョークでしょうか?

その後,意表を突いて(!)モーツァルトのファゴット協奏曲。
そしてベートーヴン交響曲第5番第3楽章,第4楽章へと練習が進みました。

3月9日(金)の練習は
前半が石井先生の分奏,後半が鶴田先生のトウッティです。

ここからは付録です。

先日とある本を開いたら,ハイドンについての記載がありました。

その中でハイドンの書いた手紙が取り上げてあり,
1つはロンドン滞在中にモーツァルトの訃報を受けての知人宛て手紙。

茫然自失の状態であることと共に
残された家族のために自身が出来る事などが書かれてありました。

そして,もう一つはベートーべンの雇い主宛への手紙。

モーツァルトの死の翌年,ロンドンからの帰路にドイツのボンで
ベートーベンに巡り会ったハイドン。そこで二人は師弟関係を結び
その後ベートーベンはウィーンに移りますが生活は楽ではない。

そこで,ハイドンはベートーベンの雇い主に対して
救済誓願の手紙を書いており「ベートーヴェンはいつの日かヨーロッパ第一級の作曲家のひとりたるべく約束されている」と明言しています。

エステルハージ侯に仕えていた時代のハイドンは,朝のお祈りをすると
もうその夜の晩餐用のシンフォニーの着想が出来ていたそうですが
音楽の才能と博愛の精神,両方を持ち合わせた人だったのかなと思いました。

そして,そのハイドン,モーツァルト,ベートーベンの作品に,素人ながら取り組める加音オーケストラの環境に感謝しています!



(ナナコ)

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