『感性創房』kansei-souboh

《修活》は脱TVによる読書を中心に、音楽・映画・SPEECH等動画、ラジオ、囲碁を少々:花雅美秀理 2020.4.7

・九州大学演劇部4回生ユニット:ハートフル・レ・フレール旗揚げ公演

2014年09月27日 00時02分43秒 | ○福岡の演劇案内

 

  旗揚げ公演―九州大学演劇部の「4回生」

 今回ご案内の「公演」は、九州大学演劇部「4回生」による演劇ユニットの「旗揚げ」のようです。「レ・フレール」とは、「兄弟」というところでしょうか。

 2作品の同時公演となっていますが、いずれも “一筋縄では行かない男女関係” が繰り広げられる予感が……。女性特有の “情念” や “執念深さ” が漂って来ます。よく言えば “一途な” ということなのでしょうが、はてさて……。

        ☆

 大園和登氏による作・演出の『 し返し 』は、〈ユウジ〉という男の部屋で “不条理なし返し” が始まるというもの。“女の恨みは死んでもなおも残り続ける” と言うのは、今に始まったことではありません。「怪談物」の基本コンセプトがそうですね。

 この “女の恨み” の “執念深さ” は、男性からみればとうてい理解しがたいものです。女性にしてみれば、何ら疑念も迷いもなく導き出されるものかもしれませんが……。

        ☆

 秀島朱理嬢の作・演出による『ふたりきり』も、『 し返し 』同様、“女性の執念深さ” から来るのかもしれません。『あの人を私のものにするには、……しかないのだわ。』といった感覚は、膨大なエネルギーを必要とするのでしょう。

   【あらすじ】の最後に、《そんな女の愛のお話》……と、どことなく健気なニュアンスがあるようなのですが。“……しかないのだわ” の「……」の部分が気になりますね。

        ☆

   以上、「2つの作品」の題材は、「よくある話」と言えるものです。それを、今回の若い作・演出家二人が、どのような切り口で “独自の想像世界” へと連れ出してくれるのか。今から楽しみにしています。

      ★   ★   ★   ★   ★           

 

 九州大学演劇部4回生ユニット:ハートフル・レ・フレール旗揚げ公演

 

  『 し返し

作・演出/大園和登

あらすじ】  ユウジには心に決めた人がいた。けれど、ある日目を覚ますと隣りに見知らぬ女性が裸で寝ていた。その女性が現れてからユウジの生活が一変する。シオリと名乗るその女性は一体誰なのか。ユウジの部屋で巻き起こる不条理なし返しが今始まる。女の恨みは死んでもなおも残り続ける。

 

  『ふたりきり

作・演出/秀島朱理

【あらすじ】  むかしむかし、それはたいそう美人な女がおりました。その女は、ひとりの男を心から愛しておりました。しかし、男には妻がおり、さらに何人もの愛人がいたのです。それでも男を諦められないその女は、ある日、こう考えました。「あの人を私のものにするには、……しかないのだわ」――。そんな女の愛のお話。

 

公演日時

2014年 1011日(土) ・13:00~  ・17:00~

           12日(日)  ・13:00〜   ・17:00〜

 ※開場は開演30分前

観劇料金/前売:800円  当日:1000円

 ※うち「500円」は「ドリンク代」(1ドリンク制)

会場箱崎水族館喫茶室  

 

 



2 コメント

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ありがとうございます (酒井)
2014-09-27 10:07:46
ケダモノに引き続き情報拡散にご協力いただきましてありがとうございます!!
久しぶりに同期たちが稽古をしている姿がとても心地よく、うれしいです。
頑張ってきます(*´∇`*)
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よかとば、たのんますばい! (shuri)
2014-09-27 21:40:53
 もう4回生でしたか。早いものですね。
 
 小生にあっては、『山脈をのぼるきもち』の際の「酒井絵莉子」嬢の存在は、未だに強いインパクトを放ち続けています。

 それにしても、今年は沢山の “いい役者” に出会えたような気がします。いや、今年もまだまだ先があり、またさらに “いい役者” に巡り会えるはずです。

 とにかく小生、「欲が深いオヤジ」です。“いい役者” に “いい舞台美術” に “いい効果・音響” にエトセトラ……。

 おうっとっ! 忘れちゃいけねえ~ゼ! “よかあ~キャクホン!” と “ものすご~よかあ~エンシュツヤあ!” 

 4回生諸兄諸嬢に、 YOROSHIKU!
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