花咲あさひ の 心神とともに。古神道と和の仕組の復活への道

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観世音菩薩は裸足で山を飛び出して行きました。

古神道と日本民族の遺伝子 2

2016年10月30日 19時52分08秒 | 感謝の心柱

こんにちは。先日の「古神道と日本民族の遺伝子1」の続きを今日は,書かせて頂きたいと思います。大自然や自然,万物分魂を元を元とする古神道は他にも特徴的な考え方を持っています。それは,悪観念の様な「恨み」「憎しみ」「呪い」などを持たないことでした。このような負の考えを持つと人間である人は,あの世に帰ることが出来ず,この世に留まり続けてしまうと云う考え方があります。これを古神道では「停留思想」と申します。

この世に停留する霊は,あの世で生きている子孫を守ることが出来ないことだけではなく,神様への反逆に当たるとさえ考えられていたかも知れません。この考え方は,今の日本人が持つ根底にある考えで,日本人は紛争や争いを好みません。ひとつの村社会的な構造が長い歴史の中で形成され,何世代も経て来た結果,私たちの遺伝子にもしっかりと組み込まれています。

日本の一部のマスコミや一部の政治家,多数の法律家が社会的地位を保持する為や報酬を増額する目的で,日本社会を訴訟社会や争いの社会に以て行こうと奮闘していますが,日本人には紛争は先ず馴染みませんし無理です。勢い余って紛争をしても途中で精神的負担が重く,気力が持たなくなります。

実際に,民事裁判のほとんどが話し合いと云う調停で和解しています。訴訟を提起しても調停を入れて話し合いを以て終結させると云うのは日本人らしいと思います。本来は,訴訟などの提起などもすべきではないと思いますが,日本の法律家にリスクマネジメントを使いこなせる人物が存在しませんので,金銭的には大損しますが,それ以上の紛争になることはないですから精神的には良い勉強代かも知れません。もし,現在そして将来,裁判などの民事訴訟を提起される場合,是非とも一度,考えて頂きたいと思うことが2つ御座います。1つ目は,その事柄に対し,訴訟することによって得られる利益と訴訟することによって失われる利益です。

法律家が司法試験の試験科目である憲法を勉強する時に学習する論理なのですが,近年は民事でも多く使われています。比較衡量論と言われているものです。ついこの間の国会でも民進党のある議員さんが,安倍総理に対して,経済的自由と精神的自由の優越的地位について質問していたことの応用編と考えて頂ければ結構です。特に,女性の場合は「離婚問題」です。そして,会社や事業経営者の方の場合は「破産」です。また機会があれば,結構,実生活上でも使える便利なものですから書きたいと思っています。

一般的に前者は「経済的利益」を指します。そして,後者は「精神的利益」を指します。2つ目は,帰属主体性と云う原則です。両方ともに難しい理屈や理論立ても特別な知識も必要ありません。ただ純粋に,1つ目と2つ目を考えた上で判断しても損もしなければ遅くないということであります。法律家へ相談すると調停のような話し合いで解決できる問題でも民事裁判の提起を依頼者へ提案する場合がほとんどであります。何も専門的な知識がない依頼者になる予定の相談者は法律家の言われるがままに訴訟を提起することになります。しかし,近年は,法律家と依頼者との間で,その後のトラブルがとても多いのです。あとでトラブルになった場合,法律家が必ずする言い訳が上で書いた1つ目「依頼者が訴訟を望んだと云う本人の意思」と2つ目「法律家は依頼者の代理人に過ぎない」と言われてしまえば余程のことがない限り取り消しや無効にはできません。裁判上の判決などは取り消したり無効にすることなどは無理な事です。ちょっとすみません・・・リスクマネジメントは私の専門分野だったので少し,力み過ぎてしまいました。

話を古神道に戻します。私の持論ですが,縄文時代まで続いた古神道を生きた縄文人は,7代先の子孫の事までを考えながら生活していて,たとえば,食料なども根こそぎ採取したりしないのです。現在で云うエコな生活の原点も縄文時代から引き継いできている文化の一つでもあります。その根底には大自然である神様への畏怖と感謝,そして,あの世で自分たちを見守ってくれている存在の祖霊に感謝し,実に丁寧な追善供養をするのみでした。今で言うところの先祖供養です。私たちは,先祖供養と聞くとお寺やお墓を思い起こすと想いますが,元々,仏教には先祖供養と云う考え方はありません。仏教はお釈迦様が示した教えを広めることにあり,つまり,人が人として生きて行くための道徳を説いたのです。しかし,いつの間にか先祖供養は仏教の役割として定着してしまい現代でもその様に考えられ登場したのが葬儀仏教と云うものです。つまり,人がより良く人として生きて行く為の道徳を説くことを目的とした原始仏教ではなく,葬儀を司る葬儀仏教と変貌してしまったところに現在の様々な問題があるのだと考えています。拝


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