あちこちで、桜が咲き始めた。
桜はあらかた伐採された、神社の森でも、少し、咲いてる。
ちょっとさびしそうだけど、でも、がんばってるなあ。
折れた枝でも、一生懸命、花を咲かせる。
・・・いのちだなあ。
根元からざっくり切られた切り株。
水のように、樹液をしたたらせている。
ああ、季節が季節なら、カブトムシやクワガタが、泣いて喜んだだろうに。
まさに、ごちそうテーブルだものね~。
でもこの樹液、すごくさらさらしていて、ほとんど水なのではないかな、と思う。
今まで、枝という枝に水分を送るはたらきをしていたのに、急にその幹がなくなって、どうしていいかわかんないんだわ、きっと。
無意味な伐採はいやだけど、森を健全にするには、伐採も必要なんだそうだ。
だけど人間に都合のいい形ばかりの伐採は気持ちが悪いし、できれば、長く生きた木は、別の場所に植樹などしてほしいと思う。
特に、桜は。