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「おはなは、たべるものなのよ」
・・・違います。
私は季節の中で春が一番好きだが、どうやらおれこもおんなじらしい。
花粉症の夫はとにかく春がキライだが、こんなに素敵な季節がキライなんて、気の毒なことだ。
桜は咲くし、緑は萌える。
鳥たちがきゃっきゃとはしゃいで、桜の花をついばんでいる様は、見ていて幸せな気持ちになる。
神社の森の、灯篭や、庭石、大きな木の足元に、小さなすみれが咲いている。
きれいだねえ、とオレコに話しかけたら、そばから、ぱくっ、と食いついた。
この子は青々した草や、いいにおいのお花があると、かじってみないと気がすまないタチらしい。
・・・ヨーゼフタイプ。
今はまだいいが、これからは除草剤などまかれるのだろうから、困ったものだ。
だって、ここは、アルムのお山じゃないんだからね。
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「・・・」
シジュウカラが恋の季節を迎えたらしい。
警戒心の薄い子すずめや、ドバトほどの距離まで近づいても、平気。
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「・・・」
オスはメスをおいかけ、恋の歌を歌うのに、必死。
ツツピー、ツツピー、といって、目の前で舞い踊る。
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「・・・それ以上近づいてみろ、ただではおかぬゆえ」
神社の入り口で、かなり厳しい視線を感じた。
・・・いつもの位置にいつものふたり。
猫大好きフリスキーのオレコさんは、うれしくて近寄ろうとするが、力を込めて、方向転換。
神社の猫は神通力を持っている。
朝の貴重なうとうとタイムを邪魔したら、バチがあたるんだからね。
すみれをながめ、しじゅうからにがんばれよ~と声をかけて、退散。