お仕事の関係の方から、文香(ふみこう)というのを頂いた。
送ってきてくれた資料の中に、そっとしのばせてあったもの。
金の鈴、赤い首輪をした黒猫の、後姿と足跡のイラスト。
内側には、
京の香老舗に依頼し、天然香料を調香したものを文香にいたしました。
手紙やバックに忍ばせて、いにしえより伝わる香りをおたのしみください。
と書いてある。
おお。
なんてしゃれているんだろう。
どこで売ってるんだろう。
さっそく、筆入れに入れてみた。
一日何度も開け閉めするから、そのたびいい香り。
最近、香りでリラックスするのが(自分の中で)はやっていて、
家と会社で使うハンドクリームはそれぞれに香りが違うし、
髪につけるものもまた違う香りのものを選んでいる。
昔はちょっと香水が好きだった時期があって、
(当時さわやかーな香りのものを集めていた)、
どうかすると先に調べてくれていたりして、
友達が海外土産に買ってきてくれたりする。
アロマなんかも好きですよ。
オイルを炊いて、ねっころがったりします。
どうも私の場合、
香りが好きな時期と、
なにも香らないのが好きという時期が、
交互にやってくるような気がするんだけど、
今は香りが好きな時期のようで、
この文香はとってもうれしかった。
それだけでなく、心遣い、ってかんじがしてとてもうれしかったのね。
何かの時に私もやってみよう。
昨日、たまたま室生先生(浜木綿子)のこと書いたら、
次の日にあっちこっちで浜木綿子さんのことがニュースになっていて、
「最近芸能活動あんまりしてないみたいなのになんで?」って思ったら、
45年ぶりだかで、元の夫(恩讐の彼方のありがとう)と再会していたのね~。
それも、息子(香川照之)と孫の歌舞伎界デビューというすごいところで。
母・浜木綿子
「本当に不思議。
この45年間は一体、何だったんだろうと思えるくらいに。
何の抵抗もなく、自然に会って話すことができた。
どうして今までかたくなな気持ちだったのか、分からなくなるくらい。
これも照之がもたらした天の啓示だと思います」
「でも、私のことなんてどうでもいいんですよ。
息子と孫が覚悟を決めて(歌舞伎を)やろうとしていることの方がいまは大事なので」
「会見ではいい顔してましたね。
みんなが幸せになってくれればと思っていましたから、
見ていて私も幸せな気持ちになりました」
「私は苦しくても、
弱音を吐くわけにはいかなかった。
(息子が)父を求め、父を必要とする時、
それはそれは厳しい鬼のような顔をしていたわ。
・・・すべて本人に一任してきました。
・・・ちゃんと育ててきてよかった。
それには間違いはなかった。
劇場で『中車』となった照之も、孫の姿も見てみたい」
・・・かっこいいな~。
ちなみにうちの母。
浜さんの大ファンなのだが、
木綿子(ゆうこ)というお名前を、わざわざ、
「もめんこちゃん」
と読む。わざと。
・・・なんで?
・・・みんなそうなんだろうか?
どうも、母のオリジナルな気がして、やなんだけども・・・。
だって、うちの実家に縁付いた猫も鳥もみーんな、変な名前(母命名)なんだものね。
人間(わたし)は普通(普通のどまんなか)でよかったわ~。