「ラブの彼」待ちのオレコさん。
いやね、数日前に、ここでばったり、偶然、ラブの彼に、会ったのですよ。
もちろんオレコは大喜びで、で、意外なことに彼も大喜びだったんです。
両想いなのかなー?と思いましたね。
そのくらい、おふたり、あつかった。
そしたらね、それからずっと、ここ通るたびにね、
ラブの彼を、待ち構えるようになってしまいましてなー。
そのまま10分も20分も、来るか来ないかわからない彼を、
ここでずーっと、待ち続けるわけなんです。
きょろきょろと、探しながらね。
犬って時間の概念ないのかなー?
というくらい、飽きずに待つわけです。
・・・愛、なのですかね?
それはそうと、数日帰ってこないオレコのお父さん。
ストレスたまってきていたので、夜の夜中、散歩に行きました。
危ないものも少ないし、オレコの嫌いなものもない。
「好きに行ってごらん」といったらば、普段はいやいやして、
いけないようなところへ、すいすいと行くんでした。
いやもうびっくりしました。
できるんですね、オレコさん。
嫌いで行きたくないのではなくて、
やっぱりそのといは何か事情があって、
行きたくない、っていう姿勢だったんだなあ、
と改めて勉強させてもらった気分です。
いやいやをしたときは、
それは本人の大事な気持ちの表れなので、
無理強いしてはいけないですね、ほんとに。
どうしてもな時を除いてね。
いつも待たされるコンビニ。
ここでね、お店の中をじーっとみるようにしてね、
少し待っていたんですよ。
もしかしたら、ここで待っていたら、
中から出てくるかも!tって、
思ってるのかもしれません。
そういう心当たりのひとつひとつを、
犬なりに、確かめるように、
歩いていたのかもしれません。
ほらね、
「お父さん、こないかなあ?」
って、お店の入口をこんなふうに、眺めているんです。
・・・愛なんですかねえ?
とにかくこの日のオレコは、
自分の行きたいところに行き、
怖いものもなくてどんどん行けたので、
心から満足しているようでした。
1時間ちかく歩いたのかなあ?
結構な距離を歩いたわけですが、
普段は2回のところを3回も散歩して、
思い通りにあっちこっち行けたので、
すっかり満足しているし、
ぐったり体は疲れているし、
眠いし・・・ていうので、
“お父さんを待つ仕事”はほどほどにして、
帰ったら「すぴー」と寝てました。
帰ってこないと眠るのもおろそかにして、
玄関のほうに耳を向けて、集中して、
待っているんですよねー。
目をつぶっていても、耳がくるくる、
動いていたりするんです。
ああ、待ってるんだなあ、
少しの音も逃さないようにって、
しているんだなあ、と、感心します。
犬ってすごいですよねえ。
お出迎え能力については、
猫のほうが一段上なんですけどねえ。
根気の点では、犬かもしれませんねえ。